お葬式(お通夜や告別式)の時に、遺族に対して渡すお香典。誰しもいつかは大切な人の死に直面するものです。それは自分の身内もそうですが、友人や親戚はもちろん、会社や取引先の関係者など様々なケースがあるはずです。故人を偲ぶためにもお通夜やお葬式に参列することでしょう。

こうした時に、遺族に渡すお金が「香典(こうでん)」です。これはゆかりのある人が葬儀費用を負担するための相互扶助的なお金とされています。こうしたお香典を渡すときのルールやマナー、ご自身の年齢別の金額相場などを2026年の最新事情に合わせてまとめていきたいと思います。

お通夜や葬儀・告別式の違いと参列の基本マナー

一般的に故人を送る儀式(お葬式)は通夜と告別式で構成されています。

通夜は故人と親しかった人々が集まって別れを惜しむ儀式で、告別式の前夜に行われます。夜の間灯りを絶やさずに故人の冥福を祈ります。告別式は故人に縁のある人が最後の別れを告げる儀式となります。

ちなみに通夜は仏教の用語であり、神道の場合は通夜祭、キリスト教の場合は通夜の祈りや前夜式と呼ばれていますが、今回の記事では通夜で統一したいと思います。

本来のしきたり的に考えると、ちょっとした関係であれば告別式だけに出るというのが基本ですが、葬儀・告別式よりも通夜の方が儀式としての時間が短いことや夜に行われるため、参列者も時間の都合をつけやすいなどの理由から、葬儀・告別式よりも通夜だけに参加するという方も多いようです。

これは別にマナー違反というわけではありません。

お香典の基本マナー

お香典は最初に書いたように、お葬式にかかる費用をサポートするために遺族に渡すお金となっています。実際に家族が亡くなると家族はお金的な問題に直面することも多いです。

場合によっては「家族が死亡した時の銀行口座の凍結と出金、解除の方法」などでも説明しているように、銀行口座を凍結されてしまうというようなケースもある一方で、お葬式にはそれなりのお金もかかりますので、通夜や葬儀・告別式のお香典は遺族にとっても助けとなります。

香典はもともとは仏教に由来する言葉で、お香をお供えするためのお金です。
一方で神道では「御玉串料(たまぐしりょう)」、キリスト教では「御花料」などの名目で同じようにお金をお供えするようになっています。

香典の渡し方のマナーと香典袋の選び方

香典はそのまま現金で渡してはダメです。専用の封筒(香典袋)に入れる必要があります。文房具屋はもちろん、コンビニエンスストアなどでも販売されているので手に入らないということはまずないでしょう。

その時にまず気をつけたいのが封筒の種類です。不祝儀袋と呼ばれる黒白の袋です。結婚式のような祝い事用の封筒は絶対にダメです。

金額に合わせた香典袋の選び方

香典袋は包む金額によって格式を合わせるのが一般的なマナーです。

  • 3千円〜5千円:水引が印刷された簡易な袋
  • 1万円前後:実際の黒白の水引がかかった袋
  • 3万円以上:双銀など格上の水引袋

コンビニでも複数の格式の袋が入手できますので、包む金額にふさわしいものを選びましょう。

表書きと名前のマナー

表書き(おもてがき)というのは、封筒の真ん中の水引きの上に書く文字です。不祝儀袋(香典袋)によっては事前に文字がプリントされているもの、台紙を張り付けることができるようになっているものもあります。自分で書く場合は不祝儀用の薄墨の筆ペンで書きます。
これは悲しみで涙を流しているので墨が薄くなるという意味があります。

表書きには「御霊前」「御仏前」「御香典」「御花料」「弔慰料」「御玉串料」などがあります。

浄土真宗での表書きの例外事項

お葬式(お通夜・告別式)への出席でもっとも無難なものは「御霊前」です。基本的には仏教、キリスト教、神道のいずれでもご利用でき、相手のお葬式の宗教がわからないときはこちらを利用します。

しかし、浄土真宗だけは例外となります。浄土真宗では故人は亡くなった瞬間に成仏して仏になるという教義があるため、四十九日前の通夜・告別式の時点でも「御霊前」ではなく「御仏前」(または「御供」)を使います。日本の仏教徒には浄土真宗が多いため、相手の宗派が浄土真宗とわかっている場合は「御霊前」を避けましょう。

なお、キリスト教の場合は「御花料」、神道の場合は「御玉串料」が用いられます。

自分の名前は表書きの下に書きます。連名もOKです。

香典の金額相場と避けるべき金額

避けるべき金額のルール

香典に入れる金額を決める際、マナーとして避けるべき数字があります。

  • 「4」と「9」:「4」は死を、「9」は苦を連想させるためタブーとされています。
  • 偶数:2・4・6のように2で割り切れる「偶数」は「縁が切れる」として避けるのが一般的な慣習です。

そのため、3千円、5千円、1万円、3万円、5万円といった奇数ベースの金額を包むのが基本となります。

香典に入れる金額の相場は故人との関係や、ご自身の年齢・立場によっても変わってきます。以下はおおむねの目安です。

会社関係で参加する場合などは、事前に参列者で取り決めをしておいてもよいと思います。一人だけ突出して多い、少ないというのも気まずいかと思います。
なお、実父や実母のケースでも喪主以外は香典を出すのがマナーです。

家族・親族の香典金額相場

故人との関係 20代 30代 40代 50代以上
両親(実父母・義父母) 3〜5万円 5〜10万円 5〜10万円 10万円〜
兄弟姉妹 3万円 3〜5万円 5万円 5万円〜
祖父母 1万円 1〜3万円 3万円 3〜5万円
おじ・おば 5千〜1万円 1〜2万円 1〜3万円 1〜3万円

会社関係・取引先・友人・その他の香典金額相場

  • 会社関係
    • 上司:5千円~1万円
    • 上司家族:3千円~1万円
    • 同僚・部下:5千円~1万円
    • 同僚・部下の家族:3千円~1万円
  • 取引先・お仕事関係
    • 社長名代:1万円~3万円(※会社を代表して社長名で香典を出すとき)
    • 取引先関係者:3千円~5千円
  • 友人関係
    • 友人:5千円~1万円
    • 友人家族:3千円~1万円
  • その他
    • 近所の人:3千円~1万円

法要(四十九日・一周忌など)での香典相場

お葬式・告別式だけでなく、その後の法要に参列する際にも香典を持参します。法要における香典の相場は以下の通りです。

法要の種類 金額相場
初七日 5千円〜2万円
四十九日 1万円〜2万円
一周忌 1万円〜2万円
三回忌 5千円〜1万円
七回忌以降 3千円〜1万円

香典袋へのお金の入れ方・香典の持って行き方

準備したお香典を持参する際の手順とマナーは以下の通りです。

  1. お金の向きはそろえる
  2. 新札(ピン札)はNG:不幸を予期して用意していたと思われるためです。どうしても新札しかない場合は自分で折り目を入れてから包みます。
  3. お金を中袋に入れる
  4. 中袋にはあなたの氏名住所と金額を書く
  5. 外包に中袋を入れる
  6. 袱紗(ふくさ)に入れる:香典袋をそのままカバンやポケットから出すのはマナー違反です。

なお、マナーやお金も大切ですが何よりも大切なのは故人を偲ぶ気持ちだと思います。
以上、お通夜や告別式、法要に参列するときの香典のルールやマナー、包む金額の相場をまとめてみました。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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