注文住宅を購入する時に多いトラブルの一つに予算オーバーが挙げられます。
家を建てる時には「予算」を決めて考える方が多いかと思いますが、その時に「坪単価」を目安に決めることが多いようです。坪単価×坪数=物件価格となるわけです。
ただ、実際には本体工事以外にも付帯工事や諸費用なども考える必要があります。今回は注文住宅購入時に考えたい予算の決め方やハウスメーカー(工務店)との交渉について紹介していきたいと思います。
注文住宅は予算の目安はあっても金額は人それぞれ
注文住宅というのは、自分自身の希望やプランに応じて自宅を建設していきます。そのため、着想時点では予算を確定させることはできません。
ただ、そうはいっても目安となる基準は欲しいものです。そこでよく利用されるのが「坪単価」というものです。
坪というのは3.3平方メートル(畳2枚分)のことで、坪単価は家を建てるときの1坪当たりに換算した建築費用を指します。
ハウスメーカーごとにおおよそ、標準のグレードで建築した場合の坪単価というものはある程度の目安がありますので、延床面積に坪単価を掛けることで、注文住宅のおおよその予算(目安)を知ることができるわけです。
その一方で坪単価だけを考えて、予算組みをしてしまうと最終的な金額がかなり高額となり、お持ったようなマイホームを建てられなかったというお話もよく聞きます。
なぜそのような問題が起こるのでしょうか?
注文住宅の購入費用
注文住宅の購入にかかる費用は大きく「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つにわけることができます。
一般的に総購入費用は本体工事費7割、付帯工事費2割、諸費用1割くらいになると言われています。
本体工事費:7割
基礎、骨組、屋根、外壁、床、内装、水回りといった建物本体にかかる費用となります。一般に注文住宅購入時の「坪単価」は「本体工事費÷総床面積(坪数)」で割るのが一般的です。
付帯工事費:2割
土地の形状や地盤の固さなどによって必要となる地盤改良工事、外構費用、造園費用、電気・ガス・水道などの引き込み等にかかる費用などは付帯工事費とされます。この付帯工事費はあらかじめ想定できる部分も多いですが、地盤改良工事などの費用は状況によって大きく変わることもあります。
諸費用:1割
不動産登記費用の他、火災保険料、その他費用も必要となります。
坪単価だけで家の予算を考えるのは危険
上記からご理解いただけると思いますが、本体工事費に過ぎない「坪単価」で注文住宅購入費用を考えると予算オーバーになってしまいがちです。おおよそ7割が本体工事費だと仮定すると、3割分が予算に入っておらず予算オーバーとなる可能性が高くなります。7割の費用を総予算として考えてしまうと、ざっくり42%も予算を超えることになります。
建物として2000万円の予算をもっている時のシミュレーションをしてみましょう。床面積が25坪のプランなら予算から逆算すると坪単価としては80万円くらいが出せるということになります。ところが、実際には付帯工事・諸費用が別途かかることになりますので、最終的には2800万円(本体工事2000万円+付帯工事600万円+諸費用200万円)になってしまいます。
以上から、おおよその目安としての建物予算があるなら、その7割程度を本体工事費用にかけることができる金額として算出しておくと安心です。
坪単価は無意味?
また「坪単価」という言葉は明確な定義がないため坪単価でハウスメーカーを比較するような方法に意味はありません。ハウスメーカーによっては、一般的には本体工事にあたる工事を付帯工事扱いにして見かけの坪単価を安く見せるようなケースもあるようです。そのため、坪単価を比較材料とする意味は小さくなります。
注文住宅を建てる時は、単純に坪単価で考えるのではなく、ハウスメーカーや工務店から実際に見積もりをとってその上での総費用で考えるべきです。マイホームというのは多くの方にとって人生でも最上級に高額な商品のはずですから、しっかりとした調査や比較をした上で検討するようにしましょう。
今、一番おすすめのモバイル回線は「楽天モバイル」です。
今は『楽天モバイル』が最強。楽天リンクを使えば通話かけ放題だし、パケットも使い放題で月々3,168円。データ通信をあんまり使わない人は1,078円で回線を維持できます。
さらに、家族と一緒なら110円OFF。
今なら三木谷社長からの特別リンクから回線を作ると、他社からMNPで14,000ポイント。新規契約なら7,000ポイントもらえるぶっ壊れキャンペーン中。
>>三木谷キャンペーン申し込みはこちら
※一人当たり最大5回線まで利用可能。
5回線までMNPすれば14000P×5=7万円相当の楽天ポイントがもらえます。