世界一周という言葉を聞いて、頭に浮かぶのはやはりクルーズ船を使った世界一周ではないでしょうか。リタイア・セミリタイアしたらゆっくりと時間をかけて世界一周クルーズを楽しみたいという方もいらっしゃることかと思います。
今回はそんなクルーズ船、豪華客船での世界一周旅行にかかる費用(料金)や必要時な時間、日本発の世界一周クルーズ旅行のプランなどを紹介していきたいと思います。
世界一周クルーズとはどんな旅行?
世界一周クルーズは、船で世界を一周ぐるっと回る旅行です。多くのケースでは100日程度の旅程で世界を一周します。
100日間も旅行するわけですから、それだけの時間が自由になる人でなければいけない旅行ですね。国内を代表するクルーズ船である飛鳥Ⅱによるデータでは世界一周クルーズを利用する人の平均年齢は70歳ほどということで、若い人というよりも、やはり時間に自由が利く、リタイアメント層の利用が多い旅行です。
時間がそこまでない人は同じ世界一周でも、飛行機を使った世界一周を選択する人が多いと思います。
飛行機で5大陸を横断するような航空券(世界一周航空券)というものもあり、クルーズ船ほどは時間をかけずに世界一周が可能です。
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世界一周クルーズ旅行にかかる費用
世界一周クルーズ旅行をしようと思ったときにかかる費用については以下のようなものが挙げられます。
- クルーズ船の基本料金
- 船内での有償サービスの利用
- 寄港地でのオプショナルツアーや個人的な支出
- 港湾使用税
- 船旅の準備にかかる諸費用
まず、基本料金についてはざっくりとした金額として、クルーズのみにかかる費用は100万円程度~2000万円程度/人とかなり幅があります。
船のグレードだけでなく、同じ船でもスタンダードルームとスイートルームとでは大きく差が出てきます。
クルーズ旅行の場合、船内での基本的な食事などは基本料金に含まれていますが、オプションとなっているものもあります。
- アルコール
- 有料レストランの利用
- マッサージやエステ、美容室などの利用
- ショッピングやカジノ
また、寄港地でのオプショナルツアーの利用や観光などでお金を使うこともあるでしょう。基本料金に含まれていない港湾使用税などの税金も世界一周クルーズ旅行のような長期のクルーズ旅行の場合は馬鹿にならず数万~10万円近くになる場合もあります。
この辺りを考えると、世界一周クルーズ旅行には「船の基本料金+30万円~60万円」くらいはみておきたいところになります。
世界一周クルーズ旅行ができる代表的なクルーズ船
ピンからキリまである世界一周クルーズ旅行。その代表的なクルーズ船を紹介していきましょう。日本船籍の船は日本語が話せる乗務員が登場するため、言葉の壁がネックになっている方にとっても安心できます。一方で、最近では日本船籍の船のい世界一周クルーズは中止となることが増えています。
海外の世界一周クルーズについてはグレードにもよりますがかなりの低価格で利用できるプランもあります。一方で言葉の壁があるほか、出発する港まで、飛行機等で自分で移動する必要があります。
飛鳥Ⅱ(飛鳥2)の世界一周クルーズ
日本を代表する豪華客船です。日本郵船(郵船クルーズ)の船で日本船籍としては最大のクルーズ船となります。世界一周クルーズを毎年行っており、100日程度で世界一周を行います。
料金は基本料金が412万円~2625万円程度となっています。早期割引などを利用すれば最も安いプランで330万円~利用することができます。
・Aコース・横浜発(2018年3月25日~7月4日)
・Bコース・神戸発(2018年3月26日~7月5日)
>>飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ(2018年)
一番リーズナブルなプランで行けば1泊当たり3万円ちょっとくらいの費用ということになります。
JTBクルーズ サンプリンセス世界一周チャータークルーズ
2019年4月~7月の98日間実施される世界一周クルーズです。JTBがサンプリンセスをチャーターする形で実施される世界一周旅行となります。
料金は188万円~848万円となっており、飛鳥Ⅱの世界一周クルーズと比較してもリーズナブルな価格設定となっています。プレミアムクラスの客船をフルチャーターする世界一周クルーズはJTBの2019年クルーズが初です。
“ぱしふぃっくびいなす”や“にっぽん丸”などの日本船籍の豪華客船が世界一周クルーズを中止する中で、世界一周クルーズ旅行ファンにはうれしいプランといえそうです。
・横浜発着 2019年4月10日~7月16日
・名古屋発着 2019年4月11日~7月17日
・神戸発着 2019年4月12日~7月18日
>>JTBクルーズ サンプリンセス世界一周チャータークルーズ
クイーンエリザベス 世界一周クルーズ
世界で最も有名な豪華客船がこの“クイーン・エリザベス”でしょう。2018年のワールドクルーズはイギリスのサウサンプトンを出発する127日間のクルーズです。日本も那覇、大阪、広島、高知、鹿児島に寄港します。に恩人のスタッフも乗船予定ということなので、言語の壁についても多少は安心できるところもアあるでしょう。
料金は448万円~1388万円(空港移動をふくむ)です。豪華客船ではありますが、料金は日本の飛鳥Ⅱと比較してそこまで高いわけではないですね。
ピースボート 格安で世界一周クルーズ
格安な料金で世界一周クルーズを体験したいのであればピースボートという選択肢もあります。4人相部屋なら100万円ちょっとの料金で100日ほどの世界一周クルーズを楽しめます。1泊あたり1万円程度というところですね。
一方で、豪華で優雅なクルーズ旅行という認識からは多少ずれることになります。どちらかというと若い人向けの世界一周クルーズといえそうです。
世界一周クルーズは割高な旅行なのか?
総額を見てみると、世界一周クルーズは高額です。
ピースボートを除けば、世界一周をするには新車を買うお値段~不動産を買う金額ほどの料金がかかることになります。
一方で、世界一周クルーズはおおよそ100日ほど旅行するというプランになります。それだけの期間を旅行するのであれば、クルーズ船の料金も決して割高とはいえないと思います。
クルーズ旅行はホテルごと移動するようなものなので、荷物を送ったり持ち運んだりする必要はないというのはかなり合理的です。1泊あたり2万円~3万円の料金とはいえ、これには朝食、昼食、夕食の料金はコミコミです。
また、クルーズ旅行中の船内イベントも無料(基本料金込み)のものも多いため、これらを考えると一泊あたり2~3万円というのは必ずしも割高とはいえないようにも思います。
以上、夢の世界一周クルーズにかかる費用や時間などについてまとめてみました。
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