別荘、セカンドハウスなどで利用日数が少ない場合、重荷となるのは「基本料金」という存在です。例えば電気代(電気料金)は通常「基本料金+従量料金」の組み合わせで月間の使用料金が決まります。利用日数が少ない場合、重荷となるのは「基本料金」という存在です。電気もガスも水道も、それぞれ利用に応じた従量料金だけでなく、毎月一定額の基本料金というものがかかってしまうわけです。
今回はそんな、別荘やセカンドハウスのような、毎日利用するわけではないけど電気をときどき使うという方にオススメな新電力である「Looopでんき(ループでんき)」の仕組みやメリット、デメリットを紹介していきます。
電気料金は基本料金ゼロのLooopでんきがオススメ
たとえば、電力契約は自由化されており、様々な新電力がいろいろな電力プランを提供しています。
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例えば新電力の中でも「Looopでんき」がその代表です。Looopでんきの特徴は基本料金が無料であること、その分だけ電気代単価(1kWhあたりの単価)は高めになっていますが、使用量が多くならない、別荘やセカンドハウスの場合、基本料金ゼロの恩恵が大きいです。
- 北海道:29円/kWh
- 東北電力:26円/kWh
- 東京電力:26円/kWh
- 中部電力:26円/kWh
- 北陸電力:21円/kWh
- 関西電力:22円/kWh
- 中国電力:24円/kWh
- 四国電力:24円/kWh
- 九州電力:23円/kWh
という単価設定になっています(いずれも税込)。なお、沖縄および離島を除く全国でサービスを提供しています。
基本料金無料はやっぱり大きい?
Looopでんきの単価は電気代単価としてはやや高めです。
東京電力 | Looopでんき | |
---|---|---|
120kWh未満 | 19.52円/kWh | 26円/kWh |
~300kWhまで | 26.00円/kWh | |
300kWh超過 | 30.02円/kWh |
あまり電気を使わないご家庭の場合は電気代単価が高いです。あまり電気を使わないであろう別荘やセカンドハウスの場合は不利です。
ただし、Looopでんきの大きな特徴は、基本料金が無料という点が大きいです。
たとえば、東京電力の場合、基本料金はアンペア数に応じて、電気を使おうが使うまいがかかるようになっています。従量電灯Bプランの場合は以下のようになっています。
- 10A:280.8円 (年間3,370円)
- 15A:421.2円 (年間5,054円)
- 20A:561.6円 (年間6,739円)
- 30A:842.4円 (年間10,108円)
- 40A:1123.2円 (年間13,478円)
- 50A:1404.0円 (年間16,848円)
- 60A:1684.8円 (年間20,218円)
低いアンペア数で契約すれば基本料金も抑えることができますが、同時に使える電力に制限がかかります。別荘のように、使うときはエアコンや調理家電などを使うというのであれば、アンペア不足となって使い物になりません。
仮に30Aの契約だとすれば、基本料金だけで年間に10,108円(30A契約)の電気代がかかります。アンペア数が大きいほど、年間の基本料が大きくなります。
どのくらいの利用ならLooopでんきがお得になる?
この年間の基本料と年間の電力使用量を考えるとループでんきがお得になる範囲は逆算してあげられますね。
仮に東京電力エリアだとして、東京電力とLooopでんきの電気代単価の差約6.5円/kWhになります。
仮に30A相当の契約だとすると、年間の基本料金は10,108円なので、これを電気代単価の差で割ってあげると、料金が逆転するのは年間で1555kwhを超えた時点となります。
東京電力による統計では4人家族のご家庭における平均的な一日の使用電気量はおよそ18.5kWhなのだそうです。この使用料で逆転する日数を計算してみましょう。
1555÷18.5≒84日
となります。この結果から、平均的な電力消費量で年間85日以上をセカンドハウスや別荘で過ごす場合は別として、それ以下の滞在しかしないのであればLooopでんき(ループでんき)の方がお得という事になります。
月に数日をすごす別荘ということであれば、Looopでんきと契約するほうがお得感があります。
契約に縛り無し!辞めたいときはいつでも辞められる
Looopでんきは、契約に縛りがありません。なので、契約したけどやっぱり、自分には合わなかったという場合はいつでも解約できます。違約金などもないので、手軽に試せます。
アンペア数の制限がないのでまとめてたくさんの電気も使える
東京電力などの一般的な電力会社は、契約ごとにアンペア数に制限があります。アンペア数を落とすことで基本料を安くできますが、同時利用できる家電製品に制約が出てきます。
一方でLooopでんきにはアンペア数の縛りがないので、別荘やセカンドハウスを利用する場合には、家電をまとめて使うことも可能です。
ループ電気のデメリットは無いの?
一方で別荘やセカンドハウスでLooopでんきを導入するデメリットはないのか?というお話になりますね。
デメリットというか、損をする可能性として、低アンペア契約で十分な、山小屋のような別荘の場合は、必ずしもお得にならない可能性があるという点です。
10Aの契約なら基本料金(東電・従量電灯B)の基本料金は年間3,370円で済むわけですから、使うのは電灯(照明)やちょっとした家電程度という場合でエアコンもないような場合だと消費電力次第ではありますが、必ずしもLooopでんきがお得にならない可能性もあります。
ただし、低アンペアで十分=ほとんど電気を使わないということになりますので、電気代単価が多少高くても、ほとんど電気を使わないなら基本料金を下回る可能性があります。
実際に電気の消費量から見比べてみよう
すでに別荘やセカンドハウスをお持ちの方であれば、電力会社の明細表があるはずです。Looopでんきでは、そうした別荘・セカンドハウスの検針票があれば、どのくらい安くなるかのシミュレーションをすることが可能となっています。
別荘やセカンドハウスのように月間の利用日数が少ないところであれば、多くのケースでLooopでんきの方が電気代が安くなることが多いと思いますが、まずはチェックしてみましょう。
以上、別荘やセカンドハウスとの相性が良いLooopでんき(ループでんき)の仕組みとメリット、デメリットについて紹介しました。
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