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夫婦の銀行口座の名義はどうする?共有と個別管理のメリット、デメリット

2017/06/06最終更新   家計管理 節約術

夫婦において収入や生活費の管理をするとき、銀行口座をどのように管理、使用するかはひとつの問題です。夫(妻)の口座を夫婦で共有的に使うケースもあれば、それぞれの名義の銀行口座を使って家計を管理しているというケースもあるのではないでしょうか。

今回はそんな夫婦における銀行口座の名義を共有して使うのか?それとも個別に管理すべきなのか?それぞれの長所と短所、注意点などをまとめていきます。

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日本では夫婦名義の口座は作れない

日本では銀行口座の名義は個人のものしか作ることはできず、共有・共同名義の口座は作ることができません。そのため、銀行口座を共有して使いたいという場合は、夫婦どちらかの名義の口座を共有的に利用するという方法しかありません。

山田太郎さんと山田花子さんの夫婦がいるとして口座名義は太郎さんだけど、太郎さんの口座を花子さんもキャッシュカードなどを持って使うという形になるわけです。

 

夫婦とはいえ別人が勝手にお金を入出金していいの?

夫婦とはいえ、山田太郎さんの銀行口座から山田花子さんがキャッシュカードや通帳を使ってお金を入金したり出金したりすることに問題はないのでしょうか?

実務上においてはまとまったお金の出金や定期預金の解約などを除けば問題となることは少ないです。
たとえば、夫名義の銀行口座で夫が通帳、妻がキャッシュカードを持つという形で共有しているというご家庭は少なくないようです。

ただ、こちらはあまり褒められたものではなく、不正出金などがあったときに問題となるケースがあります。このように銀行口座を共有したい場合は「代理人カード」を作るとよいでしょう。

 

代理人カードとは?

代理人カード(キャッシュカード)は口座本人と生計を共にする親族のためのキャッシュカードです。銀行の窓口で申し込みをすれば作ることができます。

口座をお持ちのご本人と「生計を共にするご親族」の方は代理人用キャッシュカードの申し込みができます。 口座をお持ちのご本人が、取引店またはお近くのみずほ銀行へ来店ください。 後日キャッシュカードをご本人あてに郵送させていただきます。
引用:みずほ銀行 キャッシュカード(代理人用)を作成したい

以下は代理人カードについて主要な都市銀行、ゆうちょ銀行、地方銀行、ネット銀行などを調べたものです。

銀行 代理人カードの発行
三菱東京UFJ銀行
みずほ銀行
三井住友銀行
りそな銀行
ゆうちょ銀行
横浜銀行
静岡銀行
福岡銀行
住信SBIネット銀行 ×
楽天銀行 ×
ソニー銀行 〇(ファミリーカード)
イオン銀行
じぶん銀行 ×

都銀や地銀のように支店がある銀行は対応していますが、ネット銀行だとソニー銀行やイオン銀行くらいしか対応していないですね。

 

夫婦で銀行口座を共同で利用するメリット

夫婦で銀行口座を共同管理・利用するときのメリットをまずは考えます。

 

収支の管理や支払いの管理が楽になる

たとえば生活費用のための銀行口座を共同で管理するという場合、お給料などから生活費相当を口座に入れておき、生活費の出金やクレジットカードや公共料金などの支払い・引落をその口座にしておけば家族の支出を一つで管理することができます。

それぞれのお小遣いは別の銀行口座で管理してれば〇月×日に電気代の引落がある、クレジットカードの支払いがあるといったように管理がしやすくなります。

 

家族のお金、個人のお金を分けて考えやすい

生活費や各種支払いのための口座をまとめておけば、家族のお金と個人のお金を分けて考えやすくなります。共働きの場合はそれぞれのお給料があり、そこから一定の金額を家族の口座として作っている銀行に入金しておき、その銀行口座を生活費用の口座としておくということが挙げられます。

こうしておけば自分のお金と家族のお金とを明確に分けて考えることができますね。

住信SBIネット銀行を給与振込口座にしたマネー管理術
2013-04-15 18:41
私がおすすめしているのが「住信SBIネット銀行」というネットバンクを給与振込口座と指定することで行うマネー管理術です。具体的には住信SBIネット銀行の振込手数料無料サービスと自動定
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上記でも紹介したように住信SBIネット銀行の自動振り込みなどを利用しておけば、給料が入金されたらその銀行口座から夫婦共同の口座の生活費分を自動振り込みするといったこともできます。

 

夫婦の銀行口座の共同利用のデメリット、注意点

続いては共同利用をするデメリットを紹介します。

 

夫婦とはいえ、別名義だと引落ができないこともある

夫婦で生活費を一つの口座で管理しているという場合でも、名義が違うと支払いができないというケースを考えておく必要があります。

たとえば、クレジットカードの場合、その利用分の支払いは本人名義の銀行口座でないとダメという場合があります。こうした場合は共同で利用している口座で支払いができず、別の銀行口座を使わざるを得ないというケースもあるわけです。

 

離婚時のトラブルとなる可能性がある

夫婦で共同の口座として管理して利用した場合、離婚時に問題となる可能性があります。

共同の口座とはいえ、夫または妻のどちらかの名義になっているため、名義人側がこの預金は自分自身のお金であると主張する可能性があります。

 

名義人が死亡したときにトラブルとなる可能性がある

また、口座名義人が死亡したときに問題になることもあります。夫婦のすべてのお金をたとえば夫名義で管理していたとしましょう。この時に夫が死亡したときには様々な問題が起こります。

 

1)生活費が出金できない……

銀行口座は名義人が死亡した場合、不正出金や相続トラブルを回避するために一時的に凍結されることになっています。
生活費を含めてすべてが夫名義という場合、妻はお金を引き出すことができなくなる可能性があります。

家族が死亡した時の銀行口座の凍結と出金、解除の方法
2016-05-10 15:28
銀行口座は名義人が死亡したことが金融機関に知られると口座が凍結されてしまい、入出金ができなくなります。引き落としや口座振替なども不可能になってしまいます。ただ、そうはいってもその後
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2)相続時に義理両親や義理兄弟、前妻(夫)ともめることも……

たとえば夫が死亡した場合、夫の残した財産(遺産)の相続権は通常は妻(配偶者)とその子にあります。
この場合、さほど問題となりませんが、夫に前妻とその子がいる場合や、夫婦に子どもがいない場合は別です。

パターン 相続内容
前妻との間に子がいる 配偶者は1/2で残りは前妻の子を含むすべての子で均等割。遺留分あり
子どもがいない、義理両親健在 配偶者は2/3で義理両親が1/3を相続。遺留分あり
子どもがいない、義理両親いない。義理兄弟がいる 配偶者は3/4で、義理兄弟が1/4を相続。義理兄弟が死亡していてもその子(姪や甥)がいる場合は代襲相続。遺留分なし

上記のような形で自分以外に相続権があるケースがあるわけです。

子供がいない夫婦・DINKSの相続問題。財産は少なくても遺言書は用意しよう
2014-10-15 18:17
相続を行う時の事務作業というのは、とても面倒です。相続人の同意が必要であるため、様々なやり取りや折衝が必要となります。 子どもがいる夫婦の場合と子供がいない夫婦とを比較すると
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夫婦共同で銀行口座を管理していたら「名義人」の預金が故人の遺産とみなされる可能性があります。

 

税制上の問題が出てくることがある

税金の問題が出てくることまります。税制も夫婦とはいえそれぞれが別々です。そのため、夫婦それぞれの資産(財産)を一緒にまとめて管理している状態というは結構マズいといえます。

 

1)マイホーム購入時の問題

たとえば、マイホームを建てるために夫婦が住宅購入資金を夫婦の口座で貯金していっていたとしましょう。
共働きで2000万円の頭金を貯めたとしましょう。

このときの頭金をもとにマイホームを購入した場合、このマイホームの名義は夫名義とすると問題が出てきます。この頭金には妻の財産が含まれており、それを夫名義とするのは妻から夫への贈与となり贈与税がかかるケースが出てきます。

このような場合はマイホームの名義を拠出した金額に応じて共有名義とする必要があります。

マイホームを夫婦共有名義にするメリット、デメリット
2015-05-29 14:26
共働きのご家庭で夫婦それぞれがお金を出し合ってマイホームを購入するというケースが増えています。その場合、住宅は「夫婦共有名義」となります。夫婦共有は購入時にそれぞれが出すお金の割合
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2)相続税の問題

同じ様に前述の相続の問題で起こった問題とは別に相続税の問題が生じることがあります。

たとえば、夫婦共有名義で財産が夫名義の場合で妻が死亡したとします。この時、夫名義の預金には妻の財産も含まれていることになります。そのため、名義は夫とはいえ、その預金の一部は妻のものであり、その分は相続財産に含まれるという指摘がされる可能性があります。

夫婦間で注意したい名義預金。相続時やペイオフ発生時のトラブルとなる可能性
2014-01-10 17:57
夫婦間の相続において問題になりやすいものの一つに「名義預金」というものがあります。これは妻名義だけど実質的には夫のものといったように名義だけが違う預金という意味です。 夫婦の
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生活費程度の小額なら問題ないが、資産はそれぞれで管理すべき

まとめましょう。

まず、銀行口座を夫の名義、または妻の名義の銀行口座を共有することについて、生活費程度の金額であればさほど大きなトラブルになることはないと思います。支払いなどをわかりやすく管理できるというメリットは大きいです。

一方で、それぞれが働いて貯めたお金などは夫婦といえどもそれぞれの名義の口座で管理するべきです。別々にしておくと夫婦間のトラブル時や相続時などに問題が生じることがあります。

 

以上、夫婦における銀行口座の共有と個別管理のメリット、デメリットについてまとめました。

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