あるく保険は2年間の歩数が一日平均8000歩以上で最大1か月分の保険料がキャッシュバック

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2018/03/02 更新   医療保険

東京日動海上あんしん生命が提供する医療保険に“あるく保険”という保険が登場しました。正式名称は「新医療総合保険 健康増進特約付加」と呼ばれています。

病気やケガの際に保険金が給付される医療保険に“健康増進特約”が付加された保険で、この特約部分が“あるく保険”の歩くにあたる部分となります。

今回はそんな医療保険 あるく保険の特徴や加入するメリット、デメリットなどを紹介していきます。

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特約部分以外は普通の医療保険

まず、この“あるく保険”の特約部分をのぞけばごく一般的な医療保険となっています。

実際の保険料水準も補償内容から考えるとごく平均的です。

 

1日平均8000歩以上で2年後に保険料がキックバック

あるく保険の大きな特徴としては、一日平均8000歩以上を達成できた場合、6か月ごとに判定を行い、2年後(24か月後)に達成回数に応じて保険料をキックバックしてもらえるという特約になっています。

前述のように保険料としてはごく平均的ではあるものの、一日平均8000歩以上を達成できれば約1か月弱分程度の保険料が戻るので保険料は割安になるはずです。

 

健康に気を遣っている人にこそにお勧めしたい保険

保険というのは様々なリスクを多くの人で負担しあうという相互扶助的な仕組みです。

医療保険だけをみても、「健康に気を遣って行動している人」と「健康に対して無頓着な人」とでは、将来にわたって病気になるリスクは大きく違ってきます。

一方で従来の医療保険では、この二つの集団を分けることができません。つまり、医療保険に加入するとき、健康に気を遣って行動している人は、そうでない人と比べて病気になるリスクが低いのに、保険料は同じという不利益を被っているわけです。

従来も“健康体割引”や“非喫煙者割引”などの形で血圧や喫煙の有無などを保険料の計算には加える保険もありますが、今回紹介する“あるく保険”というのは、それをもう一歩進めた形になっています。

 

健康になるだけでなく、保険料も節約でき三方良し

理念的には、契約者(被保険者)、保険会社、それに国の三方にとってメリットのある三方良しの保険です。

  • 契約者(被保険者):健康が維持でき、保険料も割安になる
  • 保険会社:被保険者が健康なら保険金給付が減る
  • 国:医療費(公的な健康保険金)の給付が減る

 

歩くことが習慣な人にはメリットあり、他のアプリと併用も

歩くことがすでに習慣になっている人にとって、このあるく保険はメリットがありそうです。

ちなみに、こうした“歩くこと”によってメリットがあるサービスは実はこの「あるく保険」以外にもいろいろあります。

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上記の記事でも紹介していますが、

  • 歩くことでポイントがもらえるサービス
  • 歩くことで電気代が節約になる新電力

などがあります。こうしたサービスも併用すれば、保険料以外にもいろいろと節約できるかもしれませんね。

 

 

あるく保険のデメリット、問題点

続いてはデメリットや問題点といえそうな部分です。

  • 保険料のキックバックはそこまで大きくない
  • 利用には活動量計などを購入し利用する必要がある

 

保険料のキックバックはそこまで大きくない

キックバックの金額自体はさほど大きくありません。2年間で約1か月分足らずの保険料キックバックなので割引率にしたら4%以下となります。

情報が「歩数のみ」なので、その程度なのかもしれませんが、その程度なのか……と思うところもあります。

 

利用するには活動量計などを購入し利用する必要がある

あるく保険を利用するにはスマートフォンなどに専用にアプリをインストールしたうえで、活動量計など歩数を管理するデバイスを購入し利用する必要があります。

すでに“やっている人”にとってはいいかもしれませんが、活動量計(ウェアラブル端末)などを持っていない人にとってはそうした機器を購入する必要があります。
(追記)希望すればMISFIT FLAREという活動量計を貸与してくれるそうです。

また、実際に活動量計を装着する必要があります。時計のようなものですが、毎日つけて歩く必要があります。面倒くさいと思う人には向いていませんね。

 

こうした保険はもっと進化する可能性がある

あるく保険とは、違ってきますが、将来的にはもっとこうしたリスク細分型の保険は進化する可能性があると思います。活動量計やスマートウォッチなどを利用すれば“歩数”以外にも様々なデータが手に入ります。

  • 血糖値
  • 血圧
  • 心拍数
  • 運動の有無
  • 睡眠時間

こうしたデータを使えば、さらにリスクの細分化やグループ化ができていきそうです。

一方で、こうした情報はプライバシー問題をはらんでいます。健康に関する情報を保険会社に送信すること、知られてしまうことについて気持ち悪さを感じる方も少なくないでしょう。

このあたりは、データの取り扱いなどに関して、かなり突っ込んだ議論とプライバシー保護の仕組みが必要になってくると思います。

 

補足)医療保険ってそもそも加入する必要ある?

ちなみに、ここまで書いておきながら、医療保険ってそもそも必要なの?って話をするとある程度貯金がある方にとってはあまり加入する必要性が高くない保険です。

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上記の記事でも紹介していますが、「高額療養費制度」があるため、ある一定までしか医療費はかかりませんし、サラリーマンの方などであれば「傷病手当金」のように健康保険から給付される就業補償もあります。

100万円、200万円程度の余剰資金(貯金)があれば、普通の医療保険に加入するメリットはそこまで大きくありません。

 

執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。

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