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定期保険のメリット、デメリット。掛け捨ては本当に損?

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risk結婚や出産をするなどして家族が増えた時、自分が主な稼ぎ手であれば自分自身に万が一のことがあれば家族・子供には大きな負担をかけてしまうことになります。そんな時に考えるもの(勧められるもの)の一つが「生命保険」ではないでしょうか?

様々なオプションがプラスされた山盛りの保険も多いですが、単純の自分自身の死亡リスクに備えるなら保険料の安い定期保険という選択肢もあります。

いわゆる掛け捨て型の保険となるわけで、掛け捨てという部分に抵抗感を感じる方も多いようですが、実はピンポイントな保障目的であれば大変有効です。

今回はそんな定期保険のメリット、デメリットを含めてまとめていきます。

生命保険のそもそもの意義を考える

まず知っておきたいことは、生命保険は相互扶助(助け合い)の精神で運営されています。

つまり、加入者同士が保険料を出し合い、加入者の中で不幸なこと(死亡など)があった場合、その人に皆から集めた保険料で保険金を支払うというものです。

そのような高尚な意義の一方で、生命保険は基本的に損をする金融商品です。保険会社の手数料率はかなり大きいです。

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保険によっては保険料の5割以上が保険会社の経費として使われているものもあります。

その為、合理的に考えるのであれば生命保険(医療保険も含む)は「どうしても対応できないリスクを必要最小限カバーする」という目的で加入するべきです。

 

生命保険の保険金(保障)は大きいほど良いのか?

保険に対する誤解として、保障は大きければ大きいほど良いというものがあります。

旦那には2億円の死亡保険がついているから安心

といった声をときどき聞くこともありますが、高額な保険金に対してはそれに見合った保険料が求められます。

先ほども書いたとおり、保険料の大半は保険会社の運営維持の為に用いられてしまうわけです。

還元率を考えると全く合理的ではありません。

高額な保険をかけている分、保険料という費用が発生しているわけです。

その保険金額が本当に必要な金額でないのであれば、それを削減し浮いた保険料を貯蓄や運用に回していく方がよっぽど効率的です。

 

効率的に考えれば最低限必要な保険金を設定するべき

必要以上の保険金を掛けるのは保険料の無駄につながります。

効率的に保険に加入するというのであれば、死亡保険に加入する人が死亡したときに最低限必要となる保険金(残された配偶者や子供の必要生活補償額)で死亡保険を組むのが最適です。

 

純粋な「死亡」にのみ対応する定期保険

今回紹介する「定期保険」というのは契約から10年以内に死亡した場合には2000万円を給付するといった期間が定められた(定期)の保険です。

幼い子供がいて自分が死亡したら経済的に困る可能性があるという場合に、死亡リスクのみに備えることができる死亡保険です。

同じ死亡保険でも終身保険や養老保険などにある貯蓄性はほとんどなく、保険料はほぼ掛け捨てですが、保険は必要な時期に必要な分だけという、必要最小限を考える場合には有効です。

 

単純な保障なので保険料も安く保険の比較もしやすい

定期保険はシンプルに「死亡したら○○万円」という単純な保障なので保険料が安く保険の比較がしやすいというのがメリットです。その為、複数の生命保険会社から見積もりをとり保険料が安いものをチョイスすることができます。

最近の生命保険ではリスク細分型も増えています。

たとえば「非喫煙者」や「血圧が一定の範囲内」「BMIが一定の範囲内」といった健康リスクが低いグループに属することができれば保険料をより割安にすることができます。単純保障が故に、こうした比較をしやすいのは定期保険の大きなメリットと言えるでしょう。

 

逓減定期のような合理的な定期保険も

低減定期保険というのは一定の期間の死亡に対して保険金を支払う保険ですが、支払われる保険金が徐々に減少(逓減)していく保険です。

稼ぎ手(世帯主)が死亡することによる金銭的な必要額は基本的に子供が大きくなるほど少なくなります。

仮に子供が成人するまでに一人当たり年100万円が必要という場合、子供が3歳なら17年分の1700万円のお金が必要ですが、子供が15歳になっていれば残り5年の500万円しか必要額はありません。

その為、年々保険金を減らしていくという低減定期は合理的です。保険金が減る分保険料も安くなります。

ちなみに、先ほどの例は簡略化していますが、子供に対する教育費は大学・高校の時に沢山必要になるので単純に期間で割るのではなく、必要な金額などを逆算して考える必要があります。

やり方については「生活設計法で必要な保険金を見直す」も参考にしてみてください。

 

一生涯の保障を希望するなら定期保険+終身保険の組み合わせも有効

たとえば、子どもが独立するまでの時期は生活費や教育費も必要になるわけなので、手厚い保障を定期保険でセットしておき、独立後の保障部分については終身保険で幅広くカバーするといった保険の組み合わせも有効です。

必要な時期だけピンポイントで定期保険を上乗せするようなイメージです。

 

定期保険のデメリットは更新時の保険料アップ

定期保険のデメリットとして挙げられるのは、定期であるがゆえにその期間が終了すると保険がゼロになるということです。

多くの定期保険は自動更新となっているので、同じ保障・同年数の定期保険に更新されますが、年齢が上がるほど死亡リスクが統計的に高くなっているため、生命保険料もそれに応じて高くなります。

できるだけ保険料を平準化したいというのであれば、保険期間の長い定期保険を選択すると自動更新による保険料の上昇を抑えることができます。