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借り換えよりも得?今の銀行の住宅ローン金利引き下げ交渉のやり方

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nego住宅ローン金利は歴史的といえる低金利水準となっています。

それぞれの銀行は金利の引き下げを行い顧客獲得を図っています。中でも既に住宅ローンを組んでいる人に別の住宅ローンへと「借り換え」についても攻勢を強めています。

確かに、今のローンよりも金利が下がればその分、経済効果が生まれます。ただし、金利の引き下げは「借り換え」しかないわけではありません。

一つお勧めしたいのが「今の銀行に金利の引き下げ交渉」をすることです。金利を下げることができれば、借り換えにかかる手数料や税金などのコストも抑えられます。今回は今の銀行の住宅ローン金利を引き下げする交渉のやり方を紹介していきます。

住宅ローンの金利引き下げは「借り換え」だけじゃない。

住宅ローンの金利を下げる方法としては今契約しているA銀行の住宅ローンから、別のB銀行の住宅ローンへとローン契約を切り替える「借り換え」というものが一般的に知られています。

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もちろん、借り換えによってローン金利を下げることができれば、月々のローン返済額や総返済額を下げることができます。でも本当にその借り換えがベストな方法なのでしょうか?

 

借り換えにはコストがかかる

まず、借り換えをするにはコストがかかります。「既存の銀行に対する全部繰上返済手数料」「借り換え先の銀行に対する事務手数料」「抵当権の切り替えに関する諸費用・税金」など様々です。

借り換えは残高や残りの返済期間などによっても異なりますが、借り換えにかかる諸費用を考慮すると0.5%~1%以上の差が欲しいと言われます。つまり、借り換えにはそれだけのコストがかかるわけです。

もっとも2016年現在、日銀によるマイナス金利政策によって住宅ローン金利は空前の低金利となっています。数年前でもずいぶん金利は低かったですが、現在はさらに低金利化が進んでいるので借り換えをしても経済性があるケースが多いと思います。

本当にそれだけが選択肢なのでしょうか?

 

今の銀行でローン金利の引き下げ交渉をする

たとえば、現在契約している住宅ローンの金利が、募集されているローン金利よりも高い場合、状況によっては今の銀行の「金利を下げるように交渉する」ということも可能です。

仮に、ローン契約を維持した状態で金利だけを下げることができれば、借り換えと比べて各種手数料や税金が不要になる分、より経済的なメリットを享受できる可能性があります。

このように考えると、多少金利は高くても同じ銀行内で金利交渉ができれば、そちらの方がトータルではお得になる可能性があります。

 

上手に金利交渉を進めるためのポイント

金利交渉をするといっても、現在ローンを契約している銀行に「金利を下げてほしい」と唐突に言っても大抵の場合は「無理です」と断わられることでしょう。交渉には順序があります。

 

(1)まずは借り換えを利用すればいくらで借りられるかを調べる

まずは、現在の銀行ではなく他の銀行でローンを借り換えた場合にどの程度の条件で借りることができるのかを実際に仮審査を申し込んでみて確認してみましょう。

多くの場合は、借り換えシミュレーションなども出してくれるはずで、現行のローンを借り換えた場合にどの程度のメリットがあるのかを計算することができるはずです。

なぜ、現在の銀行と交渉する前に借り換え先を探すのか?というとすでに検討を始めている姿勢を見せることによって、交渉が本気であることを相手に伝えることができます。また、万が一交渉が失敗に終わった場合でも、そのまま借り換えローンへの切り替えを進めることができます。

材料として利用するなら1社(銀行)でもかまいませんが、もし、金利交渉が失敗した場合には、借り換えを進めるという場合には、3社程度に話をしておくことをお勧めします。

なお、そのためのお勧めのサービスとしては「借り換え一括審査サービス」があります。ネットバンクなどの金利の安い住宅ローンの借り換えを一度で仮審査できる便利なツールです。
複数の銀行の借り換えによる経済効果が一目でわかるので、現在の銀行への金利引き下げ交渉はもちろん、それが決裂したときの借り換え用にももちろん利用できます。

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(2)借り換えローンを引き合いに出して交渉に臨む

現在借りている銀行に○○銀行さんにでは「△%」での借り換えができるようだ。でも、あなたの銀行にもお世話になっているからそちらで金利○%に下げてくれるのであれば、借り換えはしないつもりだが、そうした交渉は可能だろうか?

といった具合にすすめてみましょう。

もちろん、前述の通り、借り換えよりも金利引き下げ(条件変更)の方が手数料や登記費用などがかからない分、お得になります。完全に合わせるのではなく、多少譲歩する姿勢も見せておくと効果的かもしれません。

 

(3)金利引き下げ交渉のやり方

この先は、支店担当者との個別の交渉になるはずです。交渉の可否についてはその銀行の置かれている状況やあなたの属性、これまでの返済状況、返済期間など様々な要素が考慮されるはずです。銀行にとってあなたが「良いお客」と思われているかどうかという点も大切です。

  • 公共料金の引き落としやクレジットカードの支払いをその銀行で口座振替している
  • お給料などをその銀行に振込している
  • 当初よりも年収がアップするなど信用力が上がっている

このような状況だと印象はUPするはずです。

“これまで○○銀行さんにお世話になってきているので、一方的な借り換えはしたくないと思っている。ただ、現在の金利条件だと、借り換えをするとかなりの経済効果が生まれることは明らかなんです。そこで、相談なんですけど、御行の金利を少し下げていただくような条件変更の余地はありますか?条件面でのすり合わせが可能なら引き続き御行と取引していきたいと考えています”

というった具合の交渉スタートが良いでしょう。

これらは、交渉ですのでうまくいかない可能性だってあります。それぞれの銀行で条件変更OKとするところもあれば、認めたらキリがないので対応はしないという銀行もあるでしょう。

そういう場合は、(1)で進めていた借り換え先の住宅ローンへの借り換えを粛々と進めていけばいいだけです。

参考記事:借り換えローン比較ランキング ~人気の借り換えローンを探す~

 

まとめ。住宅ローンの金利引き下げ交渉は可能

現在、今よりも高い金利の住宅ローンを組んでいて借り換えを検討しているというのであれば、ダメもとでも今の銀行に金利交渉をしてみる価値はあります。

ダメならダメで先に進む(粛々と借り換えの手続きをする)だけですので損はありません。

 

以上、借り換えよりも得?今の銀行の住宅ローン金利引き下げ交渉のやり方をまとめてみました。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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