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資産形成と資産運用の意味の違いとその順番や投資のやり方

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お金を増やす、資産を増やすというときに「資産形成」と「資産運用」という二つの言葉が使われることがあります。この二つは同じ様な意味を持つ部分もありますが、まったく違う部分もあります。

この二つの意味の違いを考えることは私たちが資産を増やすことを考える場合に有効です。今回は資産形成と資産運用という二つの言葉について考えていきたいと思います。

資産形成=収入の積み重ね、資産運用=積み重ねの管理

概ね、資産形成と資産運用は上記のように考えることができます。資産運用というと株や投資信託などの運用で儲けるというイメージの方が強いです。ただ、それも大事ですが自分の資産を把握して減らさないように管理するという事の方が重要です。

資産形成は0を1000にすること。そして資産運用は1000の資産を着実に殖やしていく、あるいは守っていくための方法といえそうです。

一部の資産家の方を除けば、多くの人は資産形成ステージでお金を貯めていき、資産運用ステージに到達するといったイメージになるはずです。

もちろん、資産形成期には株式投資をするべきではないという事ではありません。ただし、その時期ごとで重要度が大きく変わるわけです。

 

資産形成のタイミングは収入と支出の管理が重要

人生においては多くの方が資産形成期を持つことになります。社会人になりたての頃は貯金(金融資産)はほぼゼロという方も多いでしょう。

資産形成というのは売上から諸経費を差し引いた利益の毎年の積み重ねとなります。

サラリーマンであれば収入(給料)から生活費等の支出を差し引いた残りの金額が資産形成の原資となります。これを毎年続けていくことで資産を形成できます。

 

まずは収入を増やすことが重要

資産を形成するためには何といってもまずは収入を増やすことが重要です。会社でいえば売上になります。

より高収入(好待遇)の会社への転職や現在の会社での昇進等を通じてサラリーを増やすという方法もありますし、副業などを通じて収入源を多様化するというのも手ですね。

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あるいはリスクはありますが、起業するというのも手かもしれません。

いずれにしてもすでに資産家であるというケースを除いて、普通に人が資産形成をするためには収入を増やすという事が絶対に必要です。

毎月1万円しか貯金できないのと毎月10万円貯金できるのとでは当然ですが、資産形成のスピードは大きく変わります。資産運用においても元金がなければいくら高い利回りで運用できてもその果実は小さくなります。

 

支出を減らす

こちらも当然ですが、支出を減らす、あるいは増えた収入に合わせて支出を増やしていかないというのは重要です。収入が増えると増えただけ支出を増やしてしまえば意味がありません。

実際に下記の記事でも書いていますが、「収入が増える=資産形成ができる」というのは間違いです。
もちろん、そうできる人もいますが、できない人もいます。それは支出の管理ができないからです。

たとえば年収1000万円以上の人は日本人をみても上位3%といわれていますが、そんな年収が1000万円を超える人が銀行のカードローンを日常的に使う人が3割いるというのはそれを物語っているといえるでしょう。

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資産形成ステージにおける投資

資産形成期における投資は時間をかけることよりも、将来の資産運用ステージのための勉強と割り切るほうがいいかもしれません。100万円の資金でリスクをとって時間をかけて投資先を吟味して10%の利回りで運用できたとしても収入は10万円です。

そのために毎月10時間の時間を費やしたとすると年間120時間で、時間給にすると840円くらいになります。決して割がいいとは言えないですよね。

そうするくらいならその時間を自分の収入を高める他の投資(学習やスキルアップ等)につなげたほうが効率的かもしれません。いわゆる自己投資です。

特に資産形成期の人の多くは20代、30代前半の若い人が多いでしょうから、人的資本への投資は億単位になる生涯賃金のリターン向上につながります。

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そう考えると、資産形成ステージにおける投資は「ある程度ほったらかしにできる」ということが重要になりそうです。手軽な投資としては積立投資などの形でコツコツ積み上げていく投資が代表的でしょう。
また、近年ではロボットアドバイザー(ロボアド)を活用した投資サービスなども増えています。

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資産運用は攻めと守りの両輪が必要

資産運用については、ある程度は資産形成をしてから考え始めることです。資産形成によって積み重ねてきた財産を殖やす、あるいは守るためのフェーズとなります。

資産運用ステージに入る為の目安の金融資産があるわけではありませんが、運用可能な資金が1000万円を超えたあたりからといえるのではないかと思います。

この時に重要になるのが「攻めと守りの両輪が必要」ということです。資産家を除き、多くの方は資産運用ステージになるころはある程度の年齢になっていることが多いはずです。そうなってくるとあまり極端な攻めの運用をしてしまい、資産を失うとそれが自分の大切な老後資産をも失うことになるからです。

 

資産運用ステージでの攻めの運用とは?

攻めの運用というのは資産を増やすための運用となります。資産形成から資産の拡大に向かうということですね。この時のポイントはある程度まとまった資金をどのように分散して投資をするか?という事になります。

資産を特定の金融商品やアセットクラス(国内株や米国株といった投資先区分)にぶっこんでしまうと、万が一それがコケたときに大きく資産が傷ついてしまいます。そうならないためにも攻めの運用とはいっても分散をして投資をすることが重要になってきます。

株や投資信託で投資をするときは複数の銘柄に分散投資をするというのも手ですね。

 

あるいは株式以外の資産を持つという方法もあります。代表的なところで言えば不動産や金などの実物資産です。こうした運用商品もそのもの自体を買うのは金額も高いですが、近年なら不動産ならREIT(不動産投資信託)、金(GOLD)についても金に投資をするETF(上場投資信託)なども登場しており投資のハードルは下がっています。

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守りの資産運用とは?

守りの資産運用は「減らしてはいけないお金」について考えることです。
攻めの投資はどうしてもリスクがあります。リーマンショックのように突然の出来事で資産が大幅に目減りするというリスクがあるわけです。

若い人であればそうして失った資金も「働いて稼いで取り戻す」という方法をとることができます。その一方で年齢が上がれば上がるほどそうやって労働によって収入を得られる期間は短くなります。

そんなリスクも考慮して、守りとなる資産運用も行う必要があります。これは減らさないことが最重要視されることになります。そのうえで、インフレ(現金価値の値下がり)にも考慮する必要があります。

代表的な運用商品としては定期預金や個人向け国債などが挙げられるかと思います。

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以上、資産形成と資産運用の違いとそれぞれの時期ごとの投資についてまとめてみました。