相場が大きく下げたとき、暴落したときはある意味で買いのチャンスです。暴落時こそ優良株を買おうと思っている人は少なくないと思います。その一方でまだまだ下がるんじゃないか?もっと下がるんじゃないか?という恐怖心があり、結局変えずに反発して、あとからやっぱりあそこで買っておくべきだった……なんて後悔することもあるでしょう。
そんな相場の暴落時に株を買うときの買い方や心構えについてまとめます。あくまでも私の個人的な投資観ですので、ご了承ください。
暴落時の株価はバーゲンセールなのか?
株式市場だけでなく、価格が変動するマーケットでは時に“暴落”と呼ばれる大きな下落が発生するときがあります。
暴落時は、損失に耐え切れなくなった投資家が株などを売り、その売りで株価が下がり、さらなる売りを誘発するという、“売りが売りを呼ぶ展開”になりやすいです。
そのため、そういう状況は実は株価などが適正価格よりも大幅に売り込まれてしまうこともあります。バリエーションだけを見て買うと思わぬやけどをしてしまうこともあります。安い!と思って飛びついたけど、その後もずるずる(あるいはドカーン)と下落して、泣く泣くロスカット……なんてことも。
一方で、配当や収益水準などからみて大きく売り込まれた株というのは、ある意味、株のバーゲンセールです。そうした暴落時に株を仕込むことができれば、相場が落ち着いたときには大きなリターンを得られている可能性があります。
暴落時に株を買うときの心構え
まずは、基本です。
波に乗るろうとするのはハイリスクということを認識しておく
暴落時というのは大きな下落や上昇を繰り返しながら大きく変動することがあります。まさにジェットコースターです。こうした波に超短期で乗ろうとするのは危険です。
底値で買うのはあきらめる
できるだけ安い値で買いたいというのは誰しもが思うことですが、特に暴落時は底を読むのは極めて困難です。バリエーション(企業価値)などを無視して大幅に低下することもあります。
SNSや掲示板などの情報に惑わされない
SNSや掲示板などで株に関する情報はいくらでも入ってきます。人は確証バイアスといって、自分にとって都合のいい情報を探して評価してしまいます。根拠のない自信は持たないようにしましょう。
大抵、掲示板やSNSの皆さんの発言は自分のポジションに合わせた「ポジショントーク」をされています。そして、自分のポジションと同じ人の発言を見て自分を納得させるのです。
資金の全額をぶっこまない
暴落は非日常です。なにか大きな事件が起こっているから暴落しているわけで、先を完全に読める人はいません。一発退場とならないためにも、投資資金の全額をぶっこむ、借金をしてでも買う(レバレッジ投資)というスタンスはとらないようにしましょう。
そこからさらに、20%、30%下がったとしても耐えられるという水準で運用することを忘れないようにしましょう。常に余裕資金は準備しておきましょう。
暴落時の株の買い方
相場が大きく下がる、いわゆる暴落時に株を買おうかなと思ったとき、基本的には1回で買うのではなく、2~3回くらいに分けて買うようにします。
最初は打診買い
相場が暴落しているからといってまとまった資金で株を買うのは怖いです。
大底だと思ってもさらに底抜けするリスクがあるからです。目安が特にあるわけではありませんが、そこからさらに同じくらい下がっても許容できる金額です。
二度目、三度目は買い下がりか反発を確認してからの買い増し
さらに大きく抜けるようなら、買い下がりをしてもよいでしょう。超長期保有を前提に買うなら別ですが、短期ならロスカットする水準も考えたうえでの配分で購入するようにします。
逆に暴落した株価の反発が確認できたのであれば買い増しをしてもよいでしょう。
暴落時は優良株と新興株のどちらが買い?
暴落時の銘柄選びですが、優良株と新興株という二つの狙い方があると思います。個人的には暴落時は優良株を安く買うチャンスだと思っていますので、投資スタンスは優良株よりです。
国際優良株の暴落時の買い方と方針
まず、暴落時はバリエーション以上に売り込まれ可能性があります。一方で、優良株は売上や利益という裏付けがあるため、市場が落ち着けば株価が戻しやすいといえるでしょう。
ただし、その暴落の理由がこれまでの枠組みを壊すような理由である場合、その結果によって売上や利益の前提が崩れることもあります。この辺りは十分に考える必要があるでしょう。
相場全体が行き過ぎ(売られすぎ)と考える場合は225銘柄のETFなどを投資対象にするという方法もあります。
新興株の暴落時の買い方と方針
新興株は2つの視点があります。一つは「追証売り」です。
新興銘柄は信用取引で売買されることも多く、相場がクラッシュすると投資家の追証(追加証拠金)による売りが発生するケースがあります。こうした場合は相場はさらに一段安となる可能性があり、そうしたところを狙うといいかもしれません。
もう一つは「暴落と無関係な企業を狙う」というものです。たとえば、暴落の原因が海外にあるとして、完全国内の内需型の新興企業の場合、影響は軽微なはずです。ただ、マーケット全体の暴落に引っ張られているケースがあるため、そうした株は買い時といえるかもしれません。
暴落時は異常事態。心と資金に余裕が持てる範囲での投資
暴落時というのは異常事態です。
そういうタイミングで絶対にやってはいけないのは「借金をしてでも株を買う」というようなことです。信用取引は事実上、借金をして株を買う取引です。最高で資金の3倍程度まで株を購入することができます。
そうした暴落時には大きく株価が動くのでうまくやったら儲かるかもしれません。
ただ、たとえば信用取引で3倍のレバレッジを効かせた投資をしたとき、4割ほど株価が反対方向に動くと、預けている全財産がパーになるだけでなく、借金を背負うことになってしまいます。
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暴落はある意味チャンスではありますが、だからといって大勝負を仕掛ける場ではありません。それはただのギャンブルです。あくまでも心にゆとりを持てる範囲内で参加するのが定石となります。
少なくとも、夜に相場が気になって眠れない、仕事中も相場が気になってついついスマホチェックしてしまうといったような状況はリスクポジションの取りすぎです。
現物株中心、信用取引や先物取引などを利用する場合でもあまりにも大きなポジションは持たないようにしましょう。
以上、私が考える株価が暴落したときの株の買い方でした。
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