マイナス金利の影響もあって、都市銀行やゆうちょ銀行などは普通預金の金利を0.001%という100万円預けても10円しか金利が付かないような超低金利になっています。そんな中でもリスクのある株式投資や投資信託はやりたくないという方に注目されているのが「個人向け国債」です。
今回はそんな個人向け国債をより有利に運用する最新のキャッシュバックキャンペーンの活用術を紹介していきます。
個人向け国債は投資(購入)による利子収入よりもキャッシュバックキャンペーンの還元の方が大きいという逆転現象が起こっています。うまくキャンペーンを活用していきましょう。
そもそも個人向け国債とは何か?
個人向け国債は国が個人を対象に発行している国債です。
3年(固定金利)、5年(固定金利)、10年(変動金利)の3種類があります。
国債の利回りがマイナスという報道もされていますが、個人向け国債に関しては「0.05%」という最低金利が設定されているのでこれを下回ることはありません。
元本は国が保証しているため、円で運用するのであればもっとも安全な金融資産といえます。よく国債は暴落する……なんて話もありますが、「国債の暴落=円の価値の暴落」でもありますので、日本円という資産を持つのであればその時は定期預金や現金の価値も暴落します。
なので、あくまでも「円」という資産として保有するのであれば個人向け国債は優良な投資先といえます。
個人向け国債の魅力や考えておくべきリスクについては「個人向け国債の魅力とリスク」の記事で詳しく解説しているので個人向け国債についてもっと詳しく知りたい方はぜひご一読ください。
個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンを活用しよう
安全な個人向け国債も、マイナス金利の影響を受けて、3年、5年、10年のすべてのタイプが2019年5月募集時の利回りが0.05%の最低金利による発行となっています。
- 10年満期:0.05%
- 5年満期:0.05%
- 3年満期:0.05%
そのため、運用の魅力を感じないという方も多いかもしれません。
ところが、個人向け国債への新規の投資に関しては各証券会社が様々な「キャッシュバックキャンペーン」を実施しています。これを活用すれば実際の利回りを大きく改善することもできます。
むしろ、今の様な低金利になってしまうと国債の利回りよりもキャッシュバックキャンペーンの方が主役と言ってもいいような状況になっています。
SBI証券 最高0.1%のキャッシュバックキャンペーン
大手ネット証券のSBI証券では毎月、個人向け国債の投資に対するキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
以下のキャッシュバックキャンペーンの還元金額・条件を見ていただくと、賢い方はすぐにわかるかと思いますが、金額の幅があります。
50万円でも90万円でもキャッシュバック金額は変わらないので、キャッシュバックのが受けられる最低金額で投資をするのがコツです。50万円、100万円、200万円、300万円といった具合ですね。
個人向け国債への投資額とキャッシュバック金額
- 50万円以上~100万円未満:500円
- 100万円以上~200万円未満:1000円
- 200万円以上~300万円未満:2000円
- 300万円以上~400万円未満:3000円
- 以降100万円ごとに+1000円
キャッシュバック率は最大で0.1%となります。
ちなみに、個人向け国債の利回りは2019年5月現在で0.05%(全期間共通)ということなので、国債から受け取る利子よりもキャッシュバックでもらえるお金の方が大きいという逆転現象が起きています。
3年満期タイプなんて全期間の総利子よりもキャッシュバックの方が大きくなりますね…
SMBC日興証券の個人向け国債キャンペーン
ネット証券ではSBI証券の個人向け国債のキャンペーンが最大効率ですが、大手証券(総合証券)も力を入れています。
個人向け国債(10年)への投資で投資金額に応じて、以下の通り、現金プレゼントの企画があります。
特筆すべきは、金額が大きくなると還元率がUPする点ですね。ただ、投資金額帯で還元率が微妙に変わります。300万円以上の投資が前提ならSBI証券よりも有利です。
- 100万円以上~200万円未満:1000円(0.1%)
- 200万円以上~300万円未満:2000円(0.1%)
- 300万円以上~400万円未満:4000円(0.133%)
- 400万円以上~500万円未満:5000円(0.125%)
- 500万円以上~600万円未満:7000円(0.14%)
- 600万円以上~700万円未満:8000円(0.133%)
- 700万円以上~800万円未満:9000円(0.128%)
- 800万円以上~900万円未満:11000円(0.1375%)
- 900万円以上~1000万円未満:12000円(0.133%)
個人向け国債は途中で解約・換金ができる
キャッシュバックと合わせて知っておきたいのが、個人向け国債の解約・換金です。債券は基本的に解約・換金はできないのですが、個人向け国債は認められています。
いずれのタイプも発行から1年を経過すれば解約・換金が可能です。ただし、受け取った利息(税引き後)の1年分が差し引かれます。
今のように「個人向け国債のキャッシュバック額>個人向け国債のクーポン収入(利息)」となっている状況だと個人向け国債をキャンペーンで購入後1年で解約して新しい、個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンに乗るという戦略のほうが圧倒的にお得な状況になっているのは皮肉的です。
仮に1000万円の資金があれば、SMBC日興証券で個人向け国債を購入して1年後に換金して、再度投資するという方法を利用すれば年率0.4%で運用可能という事になります。
銀行の定期預金よりも安全な国債で確実に0.4%で運用できるというのは大きいと思います。ぜひ活用していきましょう。
個人向け国債のキャッシュバックは終了する可能性も
今回紹介している個人向け国債のキャッシュバックですが、今後は終了、ないしは縮小される可能性もあると思います。
上記で紹介した、SBI証券も当初は最大0.2%のキャッシュバックでしたが0.1%に縮小(改悪)されました。
このような国債の利回り状況ですと、キャッシュバックを目的とした購入&解約が増える可能性があるからです。
ただ、こうした個人向け国債のキャッシュバックのキャンペーンはここ10年近く継続されているわけなので、上手に活用していきましょう。
国債の金利(利回り)が上昇してくるようならそのまま保有し続ければいいわけですしね。
以上、個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンの上手な活用術でした。キャンペーンなどは知っている人だけが活用できるものですので上手に利用してくださいね。
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