死蔵カード(クレジットカード)というのは文字通り作ったクレジットカードを使わずに“死蔵(決済せずに、しまい込んでおくこと)”させることです。
一般的には結果的に使わなくなった、というのではなくクレジットカードの特典等を目的として最初から使わない前提で作るカードを指します。
今回はそんな死蔵に向いたおすすめのクレジットカードを紹介するとともに、死蔵させる注意点も併せて紹介していきます。
死蔵させても価値があるクレジットカードとは?
要するにお買い物などには使わなくてもお得なカードという意味になります。
つまり、カード会員になっているだけで何らかの特典があるクレジットカードというわけですね。
こうしたカードはたくさんあります。例として挙げると以下のようなものでしょうか。
- ポイント(マイル)が提供され、その価値が年会費を上回る
- 保有していることで付帯保険が受けられる
- カード会員になればお買い物などで優待が受けられる
- カード会員になることで、他の優待会員になれる
ポイント(マイル)が提供され、その価値が年会費を上回る
これはマイル系のクレジットカードでよく言われる話ですね。
1マイル当たりの価値というのはどう利用するかによって変わってきますが、特典航空券(無料航空券)と交換すれば少なくとも1マイル=2円くらいの価値になるはずです。
たとえばANA VISAカードはカードの年会費はマイペイすリボ登録+年1回以上の利用があれば年会費を751円+税にできます。
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これで毎年1000マイルもらえるわけです。年会費との差を考えると圧倒的にお得ですね。
保有していることで付帯保険が受けられる
付帯保険というのはクレジットカードに自動的にセットされている保険です。
年会費が無料のクレジットカードの中でもこの付帯保険の自動付帯で優れたカードはエポスカードですね。マルイ系のクレジットカードです。海外旅行傷害保険が自動付帯します。
死亡についての保険金額が小さいものの、海外旅行傷害保険で十用意なるのはケガや病気の治療補償であって、それぞれ200万円、270万円分の保険がつくのはうれしいです。お守り代わりになります。
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カード会員になればお買い物などで優待が受けられる
クレジットカードの会員となることで、会員向けの優待サービスが受けられるクレジットカードもいくつかあります。
会員になることで、映画館や飲食店での割引・優待などを受けられるサービスを提供しているカードもあります。
ベネッセイオンカード “クラブオフ”
クラブオフとは、会員制の福利厚生サービスです。ホテル宿泊の優待やギフト券の割引購入、レストランの割引、映画の割引などがあります。
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その中でも年会費無料のクレジットカードとしてベネッセイオンカードは、クラブオフ通常会員の資格をカード会員に対して提供しています。年会費はかからないのでカード会員であればクラブオフ特典を受けることができます。
ファミレスなどチェーン店の優待だけでなく、少し値の張るレストランなどで50%オフ優待などのかなりお得なプランもあります。
エポスカード “エポトクプラザ”
先の付帯保険でも紹介したエポスカードには“エポトクプラザ”という会員専用の優待プログラムがあります。
飲食店での割引優待や映画館の割引サービスなどがあります。こちらは会員であれば無料で利用できます。
カード会員であれば利用可能になる特典です。マルイ外のサービスも豊富でエポスカードの人気コンテンツとなっています。
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カード会員になることで、他の優待会員になれる
以下は少し、人を選ぶと思います。
SPGアメックスでシティホテル上級会員になる
シティホテルチェーンである“スターウッド”と“マリオット”のホテルの上級会員になれます。通常は年に数十泊しないとなれません。
年会費は31,000円と高額ですが、ホテル優待や無料宿泊を受けることができます。
決して死蔵させるコスパの高いカードではないですが、シティホテルによく泊まるという方にはメリットがあるかもしれません。
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死蔵クレジットカードを全く使わないのは問題?
死蔵カードとして、全く利用せずに放置し続けるというのは、正直言ってあまり好ましいものではありません。
クレジットカード会社も様々な特典は自社のカード会員になってもらって決済してもらうことによる加盟店手数料(カード決済時にお店からもらえる決済手数料)を得るために行っているわけです。
特に、年会費が無料のカードの場合、全く使われないというのであれば、カード会社にとっては赤字でしかありません。
こうした死蔵カードを複数抱えることは以下のようなリスクがあることを理解する必要があります。
- クレジットカードが更新されないリスク
- CICなどに記録されクレヒスが悪化するリスク
- サービスが改悪されるリスク
クレジットカードが更新されないリスク
特に、年会費無料のクレジットカードの場合、全く使用されないカードは、完全な赤字会員です。なので、クレジットカード更新のタイミングなどで、カード会社が更新をしないという判断をする場合があります。
CICなどに記録されクレヒスが悪化するリスク
クレジットカード利用等の個人の信用情報についてはCICなどの個人信用情報機関に一定の情報が蓄積されます。その中にはクレジットカード会社とその利用状況についての記録もあります。
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多数のクレジットカードを死蔵させていると、カード会社の項目は多いのに利用を示す「$マーク」が全くない状況になります。
こうなると、新しくクレジットカードに申し込みをした時も、審査をするカード会社は、この人に発行してもカードが死蔵される恐れが高いと判断して審査を見送る可能性も出てきます。クレジットカードの利用実績(クレヒス)はカードを使ってこそ磨かれるわけです。
サービスが改悪されるリスク
上二つは、個人に関する部分ですが、サービスにタダ乗りするユーザーが増えると、カード会社自身も過剰なサービスで出費を増やすだけだとしてサービス内容を改悪する可能性が高くなります。
お得な死蔵可能なクレジットカードも時々は利用しよう
持っているだけでお得な死蔵向けのカードであっても、時々は使うようにするというのが、カード会社との関係を保つ秘訣です。できれば毎月1000円程度でもいいので月1回は利用するようにすると、決して悪い目で見られることはないでしょう。
私は、保険料の自動引落や、Amazonプライムの会費、新聞代のような毎月発生するような料金を一部、こうした、メインカードとして積極的には使わないけど、特典がお得なカードに回しています。
お得な特典を享受するユーザーとサービスを提供する事業者がWin-Winになれるような使い方をするのが好ましいですね。
以上、死蔵カード(クレジットカード)とは何か?持っているだけでお得なクレジットカードと注意点についてまとめてみました。
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