振込手数料、ATM手数料、預金金利などが秀逸!給与口座におすすめの銀行。
クレジットカードや電子マネーは大災害に弱い。現金を手元に確保しておく重要性
クレジットカードや電子マネーでの決済には電話回線(通信回線)や電気が必要になります。大災害などの場面ではこのような決済をすることができません。普段であればキャッシュレスに生活できる場面でも、いざ大災害が発生してインフラがズタズタになってしまうと意外ともろいものです。
被災したからといってなんでも無料でもらえるわけではありません。当然お店で商品を買うならお金が必要です。万が一に備えての現金はやっぱり重要です。
数万円程度の現金を千円札や小銭で自宅内の非常用持ち出し袋などに用意しておくことをお勧めします。
目次
災害時に力を発揮するのはやっぱり現金(キャッシュ)
クレジットカードや電子マネーはもちろんですが、災害時にはATMだって止まってしまうことが多いです。
そうなってしまうと銀行に預けている普通預金だからといって簡単に引き出しができなくなります。
※大規模な災害が起こった時には、金融機関も通帳や印鑑が無くても出金に応じるといった対応を取ることがあります。
ただ、災害時に一番強いのは現金(キャッシュ)でしょう。私も東日本大震災の時に関東北部にいたので被害に遭いました。
その時、財布に入っていた1万円とちょっとの現金のおかげでお弁当と温かいコーヒーを買うことができました。このとき現金が無かったらと思うとゾッとします。
とはいえ、自宅に多額のお金をおいておくのは危険
マイナス金利等の影響もあって、銀行にお金を預けるのではなくタンス預金として金庫などに現金を保管している人も増えているそうですが、これは推奨しません。
こうしたお金は災害時に「減失」するリスクがあるからです。東日本大震災でも津波被害によって多くの「持ち主不明」の金庫や紙袋に入った現金などが見つかっています。こうしたお金は本人確認が不可能なものも多く、そうしたお金が本来の所有者の手に戻ってくること可能性は低いでしょう。
津波以外にも火災や家屋倒壊などで無くなったり、悲しい話ですが火事場泥棒などによる被害も少なくないようです。
非常時に備えて現金はいくらくらい必要か?
銀行預金については、東日本大震災や熊本地震において、冒頭でも紹介したように通帳やキャッシュカードが無くても、免許証などによる本人確認で10万円~20万円までの預金の引き出しに応じました。
将来的な大災害でも同じような措置は取られると思います。
なので、銀行が営業できるくらいの体制になれば、ある意味で現金はなんとかなる可能性が高いです。
一方で大規模災害の場合には、そうした銀行が営業できるような体制になるまでにも時間がかかる場合があります。
一番困るのはそうした復旧が始まるまでの期間です。その間は自分自身が備えた現金で何とかする必要があるわけです。
コンビニやスーパーで最低限のモノが買える数万円は現金として手元に
災害当日から本格的な復旧が始まるまでの数日は現金が頼りになる可能性があるわけです。
水や食べ物、生理用品などを購入しようにも電子マネーやクレジットカードが使えずに何も買えない……。という事態にならないためにも、家族構成にもよりますが、3万円程度は用意しておいたほうがいいと思われます。
最低でも千円札数枚だけでも入れておけば、万が一に備えることにはなると思います。
非常用持ち出し袋などを準備されている方はその中に、現金も入れておくとよいでしょう。
また、多くの方が非常時も持ち出すであろうスマホに備えておくというのもいいですね。スマホケースの中に紙幣を入れておくというのは一つの手です。これなら日常でも役立つことがあるかもしれません。
お釣りを気にせずに済む千円札、小銭がおすすめ
3万円必要なのか。なら1万円札を3枚……、というのはやめておいたほうがいいです。
高額紙幣の場合はやはり、お釣りが大変です。お店側も両替などをする余地がない状況である可能性があります。お釣りが必要になる高額紙幣は迷惑だし、場合によっては買い物できない可能性があるからです。
なので、お札は千円札を中心にしておくべきですし、重量的な問題もありますが小銭もあると便利です。特に10円玉、100円玉は災害時に公衆電話を使って電話をかける際にも使えます。
以上、クレジットカードや電子マネーは大災害に弱いので、一定の現金を自宅(非常用持ち出し袋)に確保しておく重要性についてのお話でした。
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