2019年4月8日の深夜に報道各社から一斉に情報が出てきましたが、1000円札、5000円札、1万円札の各紙幣の肖像が変更されるということです。500円硬貨も同時にリニューアルされる予定です。
紙幣の肖像変更は1000円札(夏目漱石→野口英世)、5000円札(新渡戸稲造→樋口一葉)が2007年4月2日に変更されて以来です。ちなみに2007年に1万円札もリニューアルされているのですが、肖像画(福沢諭吉)は変わらずでした。予定では2024年上半期を目途とのこと。
ちなみに、2000円札は変更なしです(刷っていないみたいですけど)。
1万円札の肖像画変更は1986年以来
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上の記事で古いお札についての情報をまとめていますが、1万円札の肖像画が変更されたのは聖徳太子(1986年1月4日廃止)以来ということになりますね。
1万円札については「1諭吉(1万円)」という表現で使われることがあるように、福沢諭吉というイメージが出来上がっているので、肖像画変更は個人的にはちょっとショックです(笑)
新1万円札:渋沢栄一
渋沢栄一(しぶさわえいいち)。お金に絡んだ人ですね。明治大正期の実業家です。徳川慶喜(一橋慶喜)に使え、第一銀行や東京証券取引所、一橋大学、東京経済大学などに関わった人物で、日本資本主義の父とも呼ばれた人です。
新5000円札:津田梅子
樋口一葉に代わる5000円札の肖像画候補は津田梅子(つだうめこ)です。津田塾大学の創立者であり、女性教育に尽力した方です。
新1000円札:北里柴三郎
北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)は野口英世に続いて医学者です。日本の細菌学の父と呼ばれており、ペスト菌の発見、破傷風の治療方法の開発など貢献しています。
新紙幣が発行されると旧紙幣はどうなるの?
新紙幣の発行は基本的には偽造防止が目的となります。最新の技術を使ったホログラムを導入するなどして刷新するということです。概ね20年ごとに刷新しているとされ、2007年の変更から考えると、タイミング的にはおかしくないという事になります。
古い紙幣はどうなるの?使えるの?
偽造防止とは言っても、古い紙幣は利用可能です。
ちなみに、2007年で発行が停止された1000円札(夏目漱石)はまだまだ現役で使えますし、実はその前の1986年停止の1000円札(伊藤博文)も使えますし、さらに前の1965年停止の1000円札(聖徳太子)だって通貨として通用します。
というわけで、新紙幣が登場したしても旧紙幣は通常だったらそのまま使うことができます。
なお、一度発行された銀行券は、法令に基づく特別な措置がとられない限り、通用力を失うことはありません。そうした特別な措置は、以下のとおり、過去に3回発動されたことがあり、その結果、これまでに発行された銀行券(53種類)のうち31種類については通用力が失われ、現在は銀行券として使えません。
①関東大震災後の焼失兌換券の整理(1927年)
②終戦直後のインフレ進行を阻止するためのいわゆる新円切り替え(1946年)
③1円未満の小額通貨の整理(1953年)
引用元:日本銀行
言い換えれば、政府が旧紙幣を使えなくすることはできる
特段の措置が取られない限りは旧紙幣も有効ですが、なんらかの法的措置が取られた場合、その限りではないという事になります。
たとえば、「タンス預金」は年々増加しており以下の記事でも書いていますが、2018年末には50兆円を上回っており、1万円札の流通量の半分を占めるに至っています。
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期限を切って新紙幣と交換する形にすればタンス預金が洗い出されます。タンス預金の中には脱税、マネーロンダリングなど非合法な手段で隠匿されているお金もあるわけで、そうした洗い出しにもつながります。
100万円以上の旧券(旧紙幣)の交換は照合、マイナンバー提出が必要とかにすれば、そうしうた汚いお金が洗い出されるわけです。
預金封鎖……なんて話も
旧紙幣の無効化に加えて、預金封鎖を実施みたいな話もありますね。預金封鎖というのは、銀行の預金の引き出しに制限をかけることで、日本では第2次世界大戦後の1946年2月16日に膨大化した政府債務を減らすために実施されました。
結果として当時10万円以上の資産を持つ世帯に25%~90%の課税が行われたという経緯があります。
現在の膨張する政府債務に対応するため、新紙幣発行でタンス預金の洗い出し+預金封鎖(あるいは財産税)のコンボなどもささやかれているわけです。
新紙幣への切り替えは2024年上半期を予定
紙幣の切り替えというと、やっぱり色々な思惑や陰謀論(?)もうずめきますね。
ちなみに投資家的な視点でいくと、新紙幣の発行によって、自販機やATMなどには切り替えによる特需が発生する見込みとなりますので、これらの関連銘柄の株価にはプラスのインパクトとなりそうです。
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