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タカシマヤプラチナデビットカードのメリット、デメリット。年会費3万円の価値はある?

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ネットバンクのソニー銀行が百貨店の「高島屋(タカシマヤ)と連携して発行するデビットカードが「タカシマヤプラチナデビットカード」です。クレジットカードではなく、ソニー銀行の預金残高から直接決済される「ブランドデビットカード」となります。

なので、審査なしのプラチナカードと書きましたが、プラチナカード(クレジットカード)ではなく、あくまでもデビットカードです。デビットカードなので審査がないわけです。

特筆すべき特徴は「VISAプラチナ」として扱われるということでしょう。またソニー銀行の会員プログラムでも上級会員として扱われます。年会費は3万円(税別)です。今回はカード業界では特色のあるタカシマヤプラチナデビットカードについてのメリット、デメリットやサービスの特長などを紹介していきます。

あくまでもソニー銀行のブランドデビットカード

まず、タカシマヤプラチナデビットカードはあくまでもデビットカードです。ブランドデビットカードとはクレジットカードの決済システム(VISA)を利用して、VISA加盟店で利用可能なデビットカードとなっています。

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  • 利用代金は即時、ソニー銀行の口座から引き落とされる
  • 先払い扱いなのでクレジットカードとしての審査はない

こうなっているわけです。ソニー銀行はキャッシュカードとして「ソニーバンクWallet」を発行していますが、そのキャッシュカードの「高島屋との提携カード」ということになりますね。

 

ブランドデビット+プラチナカード

この、タカシマヤプラチナデビットカードの特徴としては、デビットカードなのにプラチナカードだということです。

通常、プラチナカードというのはクレジットカードの中でもゴールドカード以上のハイグレード・ハイステータスのクレジットカードとなっています。

一般的にプラチナカードというのは、高い年会費やクレヒス(クレジットヒストリー)や属性(年収や勤続年数など)が求められるもので、その代わりにコンシェルジュサービスや様々な付帯サービスが提供されるカードです。

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タカシマヤプラチナデビットカードの基本スペック

まずは、デビットカードとしての基本スペックを見ていきましょう。

年会費 3万円(税別)
カードブランド Visa
発行元 ソニー銀行
ポイント還元
(タカシマヤ)
基本還元率は8%、またデビットカード(ソニーバンクWALLET)を利用したポイントとして2%が追加されるため、実質10%還元となります。
なお、通常の高島屋カード同様にセール品や食料品の場合、基本還元率は1%となります(デビットカード分と合計で3%)
ポイント還元
(その他)
またデビットカード(ソニーバンクWALLET)を利用したポイントとして2%が付与されます。
付与ポイント タカシマヤポイント
旅行傷害保険 最高1億円の国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険
ショッピング保険 最高500万円

年会費3万円(税別)は普通のプラチナカードクラスの年会費がかかっていますね。発行はソニー銀行で、デビットカードとしての基本還元率は2%とかなり高いです。また、高島屋での利用の場合は高島屋カード(ポイントカード)としてのポイントが8%付与されます。

この、タカシマヤプラチナデビットカードを評価する際に注目したいのはプラチナカードとして「高島屋」「ソニー銀行」「VISA」の3つの優待があることです。

 

高島屋からの優待

まず、百貨店・デパートとしての高島屋からの優待を見ていきましょう。タカシマヤプラチナデビットカードを発行することで以下の優待を受けることができます。

  1. 高島屋でのお買い物なら最高のポイント還元率
  2. 高島屋の駐車場が最大5時間無料&宅配無料
  3. 高島屋のメンバーズサロンが無料で利用できる

 

高島屋でのお買い物なら最高のポイント還元率

そもそも、高島屋では年会費2000円(税別)のクレジットカードとして「高島屋カード」というクレジットカードを発行しています。こちらは高島屋でのお買い物で8%ポイント還元となるクレジットカードですね(食品は1%)。

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今回のタカシマヤプラチナデビットカードと基本的には同じですね。ただし、このカードの場合はソニー銀行(VISAデビットカード)としてのポイント(2%)がプラスアルファで付与されることになりますので、ポイント還元率もタカシマヤプラチナデビットカードの方が2%高いことになります。

その一方で、タカシマヤカード・ゴールド(年会費1万円+税)は年間の利用金額に応じて最高10%還元となりますので、還元率はタカシマヤプラチナデビットカードと同じになります。

 

高島屋の駐車場が最大5時間無料&宅配無料

高島屋を車で利用する方にとってはかなり魅力的な特典といえそうです(一部店舗除く)。
5時間も無料ならその日のお買い物は駐車料金を気にせずにすみます。

また、一部の生鮮品を除き、高島屋で購入した商品は一つから自宅まで無料で宅配してもらえます。大きなお買い物やたくさんお買い物をするときは便利です。こちらは移動が公共交通機関という方に大変うれしいサービスですね。

 

高島屋のメンバーズサロンが無料で利用できる

高島屋の店内にあるメンバーズサロンが無料で使えます。なお、外商サロンはつかえません。
こちらのサービスはタカシマヤプラチナデビットカードだけでなく、通常のタカシマヤカード(ゴールドカード)の会員も無料で利用できます。

 

ソニー銀行からの優待 Club Sのプラチナステージ優待

タカシマヤプラチナデビットカードを発行すると、その発行元銀行であるソニー銀行の会員プログラムであるClub Sにおいて最上級のプラチナステージとしての優待を受けることができます。

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ステージなし シルバー ゴールド プラチナ
Sony Bank WALLET
キャッシュバック
0.5% 1.0%
(0.5%上乗せ)
1.5%
(1.0%上乗せ)
2.0%
(1.5%上乗せ)
Sony Bank WALLET
海外ATM利用料無料回数
0回(216円/回) 月1回 月3回 月5回
振込手数料
(216円(税込)/回)
無料回数
Sony Bank WALLET
あり
月2回 月4回 月6回 月11回
Sony Bank WALLET
なし
月1回 月3回 月5回 月10回
為替コスト 米ドル15銭 米ドル12銭 米ドル10銭 米ドル8銭
外貨定期預金金利 優遇なし 米ドル+0.01%
豪ドル+0.03%など
米ドル+0.02%
豪ドル+0.06%など
米ドル+0.03%
豪ドル+0.09%など

最上級会員扱いということがあり、ソニー銀行の利便性がかなり向上しますね。冒頭のタカシマヤプラチナデビットカードのスペックでポイント還元率は2%というのは、Club Sのプラチナステージというところが影響しているわけですね。

ただ、通常だと「キャッシュバック」という扱いになりますが、タカシマヤプラチナデビットカードの場合、2%分はタカシマヤポイントによる還元となります。

他行への振込手数料が月11回無料になるというのもかなり大きいですね。銀行取引が多い方にはこうした意味でのメリットもあります。

 

VISAのプラチナカード会員サービスとしての優待

タカシマヤプラチナデビットカードはVISAの決済網を利用したブランドデビットカードです。
VISAはクレジットカードの国際ブランドとして、プラチナカード会員に対してはいくつかの「Visaプラチナカード特典」を用意しています。

この優待はタカシマヤプラチナデビットカードの会員に対しても提供されます。

  • Visaプラチナコンシェルジュセンター(VPCC)
  • Visaプラチナダイニング
  • Visaプラチナトラベル
  • Visaプラチナゴルフ
  • Visaプラチナ空港宅配
  • エアポートショッピング

プラチナカード会員として提供される様々な付帯サービスが提供されます。

 

タカシマヤプラチナデビットカードのデメリット・短所

タカシマヤプラチナデビットカードのデメリットについては以下のような点があげられます。

  1. 年会費3万円は高額
  2. ソニー銀行の口座がないとそもそも使えない

 

年会費3万円は高すぎる?

年会費が3万円+税というのはプラチナカードだから……と言われればその通りですが、やっぱり高いです。

プラチナカードとしての特典(優待)はVISAプラチナによる部分のみとなっています。他のVISAプラチナカードはVISAのプラチナサービス以外にもクレジットカード会社が独自にプラチナ会員向けの特典や優待を設けていることが多いので、それらと比較すると弱いです。

高島屋に限ればいろいろな優待がありますが、通常のタカシマヤカードゴールド(年会費1万円)にプラスアルファ程度の特典が多いので、すでにゴールドカードをお持ちの方が乗り換えるほどのメリットがあるかどうかは現時点では微妙なところです。

 

ソニー銀行の口座がないとそもそも使えない

タカシマヤプラチナデビットカードはソニー銀行のデビットカードになりますので、ソニー銀行の口座が必要です。また、お買い物に使うお金はソニー銀行の普通預金口座に前もって入れておく必要があります。

残高が不足する場合にはそもそもお買い物自体ができません。

 

まとめ。ソニー銀行+高島屋の利用が多い方向け

タカシマヤプラチナデビットカードはポイント還元率が高島屋で10%、その他のお店でも2%というのはかなり魅力的な一方で、3万円という高めの年会費がネックです。高島屋の利用が多い、ソニー銀行ユーザー向けといえそうなデビットカードです。

あとは、プラチナカードの優待(コンシェルジュサービス)などを利用したいと思っているけど、クレジットカードが何らかの事情で持てない人にとっても有効かもしれません。

なお、お申し込みは2017年10月9日より、高島屋の店頭(日本橋店、新宿店、横浜店、玉川店、京都店、大阪店)でお申し込みという形になります。

ちなみに、タカシマヤプラチナデビットカードほどではありませんが、ネットバンクの住信SBIネット銀行が「ミライノ デビット PLATINUM(年会費1万円+税)」も発行しています。こちらはmastercard優待が中心ですが、旅行者向けの特典が豊富です。

 

以上、審査なしのプラチナカード「タカシマヤプラチナデビットカード」のメリット、デメリットや特徴についてまとめました。