日歩という言葉があります。読み方は「ひぶ」です。この日歩というのは利息・利率を表す言葉で使われている言葉で、100円に対して発生する1日当たりの利息という意味になります。英語では“daily interest”です。
昔は、利息を示す言葉として当たり前に使われていましたが、今では年利建て(%)で表現されることが増えたため、使われる機会は少なくなりました。ただし、いまだに契約書や違約金、短期間のお金のやり取りなどでは利用されることがあります。今回はそんな日歩の計算方法や使われ方などについてわかりやすくまとめていきます。
日歩計算のやり方
日歩というのは基本的には「100円に対して発生する1日当たりの利息」という意味で使われます。なので、日歩4銭という場合、100円に対して1日あたり4銭(0.04円)の利息が発生するという意味になります。
<日歩4銭の利息計算方法>
100円・・・1日当たり0.04円
1,000円・・・1日当たり0.4円
10,000円・・・1日当たり4円
といったように計算されます。たとえば20万円を日歩4銭で20日間借りた場合の利息計算は以下のようになります。
20万円÷100円×0.04円×20日=1,600円
日歩は短期の金利の計算に便利
日歩計算は短期の金利や手数料などの計算に便利なので、現在でもいくつかの場面で利用されることがあります。たとえば遅延損害金などの計算では今でも日歩4銭、日歩5銭といったように表示していることがあります。
日歩を年率に換算する方法
日歩4銭とか日歩5銭と書かれても今の感覚だと計算するのが少しわかりにくいので年率に換算する方法も紹介しましょう。
日歩×365÷100=年率
日歩3銭×365÷100=8.21%
日歩4銭×365÷100=14.6%
日歩5銭×365÷100=18.25%
日歩6銭×365÷100=21.9%
日歩7銭×365÷100=25.55%
日歩は1日あたりなので年率に換算して、1銭は0.01円なので100倍して100円に対しての数字に合わせているわけですね。
日歩○○%という表示について
また、日歩〇%といったように利率を表示するようなケースもあります。
これは1日あたり残高に対して〇%の利息という意味で日利〇%というのとまったく同じ意味になります。ただ、言葉の使われ方の意味として日利〇%は、受け取る側も支払う側も使う言葉であるのに対して、日歩〇%は受け取る側だけが使う言葉になります。
なお、日歩0.04%は金額的には小さく見えるかもしれませんが、年率に換算すると365倍の14.6%になります。あえて小さく見せるために“日歩〇%”という表現を使っている可能性もありますのでご注意ください。
株で使われる“逆日歩”とは?
株の世界では“逆日歩(ぎゃくひぶ)”という言葉があります。これは、信用取引で空売り(株を借りた取引)をするときに、証券金融会社で株不足(空売り>信用買い)となった時に、証券金融会社が外部から株を調達するときにかかるコストのことを指します。
このコストは逆日歩として株を売っている売り手(空売りしている人)が支払います。株数×逆日歩×日数で計算されます。
あまり使われない“日歩計算”をまとめてみました
日歩という表現は、今となってはあまり使われるものではありませんが、たまにビジネス関連で使われることがあるので一般常識の一つとして、その計算方法やしくみ、読み方くらいは覚えておきましょう。
ちなみに、私の知り合いは日歩(ひぶ)を「にっぽ」と呼んでいました……。「ひぶ」ですからね(笑)。
以上、日歩についてまとめてみました。
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