メルカリアッテとは、フリマアプリの“メルカリ”のサービスの一つで、地域のご近所さんと直接会って、フリマ、友達作りや困りごとの相談などができるという無料の地域コミュニティアプリです。通常のメルカリのようにモノのやり取りを直接会ってできるほか、コミュニティアプリとしての機能もあります。
“直接会って”と言うところがミソで、フリマアプリとしての送料がかからないなどのメリットがある一方で、直接会うということによるリスクもあります。今回はそんなメルカリ アッテの利用に関するメリットやデメリットと、トラブルを回避するためのコツを紹介していきます。
(重要な追記)メルカリアッテは2018年5月31日にサービス終了とのことです。
メルカリ アッテとはどんなサービスなのか?
フリマアプリのメルカリに地域性を持たせたもので、モノの販売だけでなく、譲る(無料)での提供や、サービスの提供も可能です。通常のメルカリは手数料が10%必要になりますが、メルカリアッテの場合は手数料も無料となっています。
- 手渡しなので送料はかからない
- 手数料無料
- アプリの使い勝手は通常のメルカリとほとんど同じで使いやすい
このような特徴的なアプリとなっています。
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フリマアプリとうよりは地域別のコミュニケーションアプリというほうが実情に近いかもしれません。どちらかといえば、地域掲示板のジモティーなどと近いサービスです。
ジモティーとメルカリアッテの比較
メルカリアッテのサービスは2016年3月に提供開始となっていますが、ほぼ同じような地域コミュニティーサイト(アプリ)としてはジモティーというサービスが2011年より提供されています。サービス内容的にはほとんど同じです。
一方でアプリのダウンロード数を比較すると、メルカリアッテに軍配が上がります。アクティブユーザー数は公開されていませんが、利用者が多いほうが取引は成立しやすいということを考えると、初めての地域コミュニティアプリであるならメルカリアッテがジモティーと比較すると良いかもしれません。
ちなみに、ジモティーは18歳以上の年齢制限を求めていますので、高校生以下の人とは取引したくないという方はジモティーも選択肢に入るかもしれません。
不用品の売買や引き取りとしても使える
通常のメルカリだと、基本的には売りたいものと買いたいもののやり取りになります。
一方でメルカリアッテは地域性のあるコミュニティツールでもあります。たとえば、引っ越しなどで不要になった家具家電を無償で引き取ってもらうといった使い方もできます。もちろん、売ることもできるわけですが、大型の家具などは処分にもお金がかかることが少なくないので、タダでもいいからもらってほしいという人も少なくないようです。
“あげます・売ります”のカテゴリを除いてみると大型家具や家電などの投稿も多いです。エリア別に探せるうえ、手数料も無料なのでこうしたマッチングサイトとしても活用できます。
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モノの売買だけでなく、サービスの募集やコミュニティツールとしても
メルカリアッテでは、“モノ”のやり取り以外も利用することができます。たとえば、自宅の掃除を手伝うとか、草刈りやごみ捨てを手伝うなんてこともできます。
サークルの仲間の募集や飲み会の募集なども行われています。
メルカリアッテを使う前にデメリットやリスクを知っておく
メルカリアッテというのは、取引相手と会うということが前提のサービスとなります。その為、様々な形で悪用されたり、問題行動が行われるケースがあります。
ネット上だけの取引であるフリマアプリとは違って“実際に合う”という物理的な接触が生じるところに大きなポイントになります。それがメリットでもあるわけですが、デメリット・リスクがあるということも知っておく必要があります。
- 出会い目的
- 詐欺や悪徳商法の勧誘
- 現地で値切られる、不当な要求をされる
- ドタキャンなどモラルが低い人もいる
このようなリスクが考えられます。片方側にはそういったつもりはない場合でも、取引相手がそのようなことをしないという保証はないわけです。ネットだけのやり取りでは起こらないような、危険な目に遭うリスクが大きいといえます。
出会い目的のようなケースはよく聞きます。取引のつもりだったのに、LINEなどの連絡先をしつこく聞かれるという話。
また、高額なバイト募集ということで行ったら、詐欺商法の勧誘だったり、違法行為をさせるような内容だったという話もネットで話題になりましたね。あと、リスクというかわかりませんが、ドタキャンなどモラルが低い人も少なくないというのも問題です。
こういったリスクを回避するには以下のような点を心がけましょう。
相手のプロフィール上の評価を確認する
メルカリアッテでも通常のメルカリと同じように評価や取引評価コメントを確認することができます(メルカリと共有)。これで取引件数などは少なくとも確認できるわけで、低評価が多い人とは取引しないというのは最低限の自衛となるでしょう。
事前のコミュニケーションをとる
メルカリアッテの場合は、通常のメルカリのように即売買成立とはならないことが多いです。依頼内容等もあいまいなケースも少なくないので、メルカリアッテ上でやりとりを行います。その時の対応や言葉遣いなどで、信頼できそうかどうかを確認しましょう。
一方で、こうしたコミュニケーションだけで信用してはいけません。相手をだまそうというように悪意を持っている人は、逆にこうしたコミュニケーションに長けているケースもあるからです。
自宅には呼ばない、複数人で対応する
たとえば、モノを引き取ってもらうというような場合などで、相手に自宅住所を知られるのはリスクです。できれば、取引相手とは一目の付きやすい場所を指定するようにするとよいでしょう。
大型家具などの引き取りで自宅まで来てもらう必要がある場合は複数人で対応するといった自衛策をとりましょう。
おいしい話はないと理解する
高額バイトの募集などをメルカリアッテでするケースは、まっとうな話ではありません。何かしらの裏があります。
たとえば、マルチやネットワークービジネスなどに勧誘されるというケースもあるでしょう。これは違法ではないものの、多くの人にとって稼げる話じゃないですし、場合によっては友達無くします。
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また、あからさまな違法行為や詐欺行為もあるようです。詐欺られて大損するだけでなく、違法行為に加担した形になるようなケースもあり、場合によってはあなた自身が罪に問われてしまう可能性もあります。
メルカリアッテのような場でも“おいしい話”には裏があるものとして考えておくべきでしょう。
まとめ。ネットで知り合った人と会うということ
メルカリアッテにしてもジモティーにしても、あるいはそれ以外の掲示板やSNSなどでも共通して言えることですが、ネットで知り合った人と会うというのは、リスクがあることです。
SNSをはじめとしてコミュニティーツールが増えて、知らない個人と個人がやり取りするハードルは低くなったかもしれませんが、実際に合うという場合には、自己防衛が重要になります。
メルカリアッテ自体は面白いツールだと思いますが、使い人次第な面も大きいため利用する場合は細心の注意を払いましょう。
以上、メルカリアッテのメリットとリスク、トラブル回避のためのコツについてまとめてみました。
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