暗号資産の還元率と年会費を比較するクレジットカードとスマートフォンのイメージ

SBI VISAクリプトカードは、カード利用で貯まるポイントをBTC、ETH、XRPのいずれかへ毎月自動交換できるクレジットカードです。

暗号資産を少額ずつ買う手間を省けるのが特徴ですが、通常還元率はスタンダード0.5%、ゴールド1.0%です。「最大0.8%・1.3%」はリボ払いの加算を含むため、表示された最大値だけで選ぶべきではありません。

SBI証券のクレカ積立でも暗号資産を貯められます。年会費と還元差を計算すると、使う金額によって選ぶ券種が変わります。

この記事の結論

  • スタンダードの通常還元率は0.5%、年間10万円利用で次年度年会費1,650円が無料です。
  • ゴールドの通常還元率は1.0%、次年度年会費は6,600円です。
  • ゴールドは年間200万円以上のショッピングで年会費相当6,600円分の暗号資産がもらえる特典があります。
  • SBI証券のクレカ積立還元はスタンダード0.5%、ゴールド1.0%です。
  • 還元率を0.3%上げるためだけにリボ払いを選ぶのは、手数料が還元を上回りやすいためおすすめしません。

SBI VISAクリプトカードの基本スペック

カードはスタンダードとゴールドの2種類です。貯めたい暗号資産は申込時にBTC、ETH、XRPから1種類を選びます。

カード利用で貯まったポイントは月1回、交換手数料無料で選択した暗号資産へ自動交換されます。受け取りにはSBI VCトレードの口座が必要です。

項目スタンダードゴールド
通常還元率0.5%1.0%
リボ加算後の最大0.8%1.3%
初年度年会費無料無料
次年度年会費1,650円6,600円
年会費対策年間10万円利用で無料年間200万円ショッピングで6,600円分の暗号資産特典
クレカ積立還元0.5%1.0%
交換先BTC・ETH・XRPから申込時に1種類を選択

2026年5月の発行記念キャンペーンでは、スタンダード最大2.5%、ゴールド最大10%と案内されました。しかし、これは2026年5月1日から5月31日までの申込者を対象とした期間限定企画です。

現在のカード選びでは、キャンペーン数字ではなく通常0.5%・1.0%を基準にします。

終了済みキャンペーンの「最大10%」は通常還元率ではありません。

カード比較サイトや過去のニュースを読むときは、申込期間と通常還元率を分けて確認してください。

暗号資産が自動で貯まる仕組み

一般的なクレジットカードは、ポイントを現金相当、商品券、マイルなどへ自分で交換します。SBI VISAクリプトカードはポイントを月1回自動で暗号資産へ交換するため、交換忘れが起きにくいのが利点です。

一方で、3銘柄を自由に配分する仕組みではありません。1枚につき選べるのは1種類で、毎月の相場によって受け取る暗号資産数量は変わります。

受け取りまでの流れ
  1. SBI VCトレードのVCTRADEサービス口座を用意します。
  2. カード申込時にBTC、ETH、XRPから1銘柄を選びます。
  3. カードショッピングまたは対象のクレカ積立を利用します。
  4. 利用額に応じてポイントが計算されます。
  5. 月1回、ポイントが選択した暗号資産へ自動交換されます。
  6. 受け取った数量と取得時の円換算額を取引履歴で確認します。

暗号資産は受け取った後に価格が上がることも下がることもあります。1%還元で1,000円相当を受け取っても、その後の価値が800円や1,200円になる可能性があります。

「カード還元だから元本割れしない」のではなく、還元を受け取った時点から値動きのある資産を保有すると考えましょう。

スタンダードとゴールドの損益分岐点

年会費を無視できる初年度は、同じ100万円利用ならスタンダード5,000円相当、ゴールド1万円相当です。差は5,000円相当なので、無料期間だけならゴールドが有利です。

2年目以降は年会費を差し引いて比べます。

年間利用額スタンダードゴールド差の見方
10万円500円相当、年会費無料1,000円相当-6,600円スタンダード有利
100万円5,000円相当、年会費無料1万円相当-6,600円=3,400円相当スタンダードが1,600円相当上
132万円6,600円相当13,200円相当-6,600円=6,600円相当還元差だけならほぼ分岐
200万円1万円相当2万円相当+6,600円特典-6,600円ゴールドが約1万円相当上

ゴールドとスタンダードの通常還元率差は0.5%です。年会費差6,600円を還元差だけで埋めるには、年間約132万円の利用が目安です。

ただし、年間200万円に到達すればゴールドは年会費相当の暗号資産特典があるため、空港ラウンジや保険を使わなくても比較しやすくなります。

年間10万~100万円程度:年会費無料条件を達成しやすいスタンダードが分かりやすい選択です。

年間132万円超:通常還元差だけでもゴールドの年会費を回収しやすくなります。

年間200万円以上:6,600円分の特典を受けられるならゴールドが有力です。

年間200万円特典の集計期間は毎年4月1日から翌年3月31日です。税金、電子マネーチャージ、年会費など、特典集計の対象外となる利用がないかは、実際の利用前にカード規約で確認してください。

SBI証券のクレカ積立で暗号資産が貯まる

SBI新生銀行の金融商品仲介で利用するSBI証券のクレカ積立に本カードを設定すると、投資信託の積立額に応じて暗号資産を受け取れます。

還元率はスタンダード0.5%、ゴールド1.0%です。月10万円を12か月積み立てるなら、年間積立額120万円に対し、スタンダード6,000円相当、ゴールド1万2,000円相当が目安です。

月間積立額年間積立額0.5%1.0%
3万円36万円1,800円相当3,600円相当
5万円60万円3,000円相当6,000円相当
10万円120万円6,000円相当1万2,000円相当

月10万円積立だけでゴールドとスタンダードの還元差は年6,000円相当です。ゴールド年会費6,600円にはわずかに届きません。

ショッピングも合わせて年間200万円特典を達成できるか、付帯保険やラウンジに価値を感じるかまで含めて選びます。

クレカ積立のカード・証券会社全体の比較はこちらです。

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リボ払いで0.3%上げるべきではない

ショッピングリボ払いを利用すると0.3%が加算され、スタンダード最大0.8%、ゴールド最大1.3%になります。

しかし、リボ手数料は残高に対して年率でかかります。支払期間が長くなれば、0.3%の追加還元を簡単に上回ります。

年100万円利用時の追加還元は0.3%で3,000円相当です。

リボ残高と手数料が生じれば、この3,000円を超える負担になる可能性があります。還元を目的に残高を繰り越さないでください。

もともと一括払いする資金があり、毎月の支払額を利用額以上に設定して手数料が発生しない運用が規約上可能かを確認する余地はあります。ただし、設定ミス、締め日のずれ、臨時利用で残高が発生するリスクがあります。

通常還元率0.5%・1.0%で得かどうかを判断し、リボ加算は当てにしないのが安全です。

普通の1%カードと比べる

暗号資産を貯めたいだけなら、通常1%還元の年会費無料カードで現金相当ポイントを受け取り、その分を自分でSBI VCトレードなどで購入する方法もあります。

方法メリット注意点
SBI VISAクリプトカード毎月自動交換、交換忘れが少ない銘柄は1種類、スタンダードは0.5%
1%カード+自分で購入銘柄・時期・金額を選べる購入操作と記録管理が必要
ゴールドで年200万円1%還元と年会費相当特典集計対象外取引と年間管理が必要

自動化に価値を感じる人には専用カードが便利です。自由度と年会費無料を重視するなら、別カードのポイントで暗号資産を買う方が合うこともあります。

暗号資産の受取額を記録する

暗号資産は売却や他の暗号資産への交換、商品購入への使用などで税務上の損益計算が必要になる場合があります。

カード還元分も、受け取った日、数量、その時点の円換算額を取引履歴で確認できるようにしておきましょう。値上がり後に売却した場合は、受取時の価額と売却価額の差を追えることが重要です。

暗号資産の税金と確定申告の考え方はこちらで詳しく解説しています。

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よくある質問

最大10%還元のカードですか

違います。最大10%は2026年5月のゴールド発行記念キャンペーンです。通常還元率はゴールド1.0%、スタンダード0.5%です。

3種類の暗号資産を同時に貯められますか

1枚のカードで選べるのはBTC、ETH、XRPのうち1種類です。3銘柄へ自動分散する仕組みではありません。

SBI証券のクレカ積立も最大1.3%ですか

公式FAQで案内されている積立還元率はゴールド1.0%、スタンダード0.5%です。リボ加算を積立還元の比較へ加えないでください。

どちらのカードが向いていますか

年間利用が小さく年会費を避けたい人はスタンダード、年間132万円超を使い、特に200万円特典を達成できる人はゴールドを検討しやすいです。

自動化の便利さに年会費を払うカード

SBI VISAクリプトカードの価値は、カード利用とクレカ積立の還元を暗号資産へ自動交換できることです。

通常還元率、年会費、年間利用額を先に計算し、リボ払いによる最大還元は除外して選びましょう。スタンダードは年間10万円、ゴールドは年間132万円と200万円が判断の節目です。

記載内容は2026年7月15日時点です。暗号資産価格、カード特典、集計対象取引は申込前に最新条件を確認してください。

参照:SBI新生銀行・アプラス「SBI VISAクリプトカード」

参照:Visa「SBIグループとVisaが連携、暗号資産が貯まるクレジットカード誕生」

ABOUT ME
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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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