株初心者のための株の買い方と注文方法

株の買い方は、証券口座を作り、入金し、銘柄を選び、注文を出すという流れです。

現在はスマホだけでも日本株を買えますし、1株単位や100円単位で始められるサービスもあります。

ただし、注文画面には「現物」「信用」「指値」「成行」「NISA」「特定」などの言葉が並びます。

意味を知らないまま注文すると、想定と違う価格で買ったり、NISAで買うつもりが課税口座で買ったりすることがあります。

この記事では、株初心者が最初の1株または100株を買うまでの手順を、注文画面で迷いやすい点まで含めて整理します。

この記事の要点

  • 株を買うには、証券会社の口座を開設して入金します。
  • 初心者は、まず自己資金で買う「現物買い」から始めます。
  • 注文時に決めるのは、銘柄、株数、価格、口座区分、注文期限です。
  • 東京証券取引所の通常の立会時間は、午前9時から11時30分、午後12時30分から15時30分です。
  • NISA口座を使うと、対象商品の売却益や配当が非課税になります。
  • 投資額を抑えて練習したい人は、単元未満株や日興フロッギーのような少額投資サービスも候補になります。

株を買うまでの流れ

株を買う手順は、先に全体像を押さえると簡単です。

最初に悩みやすいのは銘柄選びですが、注文の流れ自体は次の5段階です。

手順 やること 初心者が見るポイント
1 証券口座を開設する ネット証券、NISA口座、手数料、1株投資の有無
2 証券口座へ入金する 即時入金、振込手数料、買付余力
3 買いたい銘柄を探す 会社名、4桁の銘柄コード、株価、必要資金
4 注文を出す 現物買い、株数、指値または成行、口座区分
5 約定と保有状況を確認する 約定単価、手数料、NISAで買えているか

証券会社をまだ決めていない場合は、先に手数料、NISA対応、スマホアプリ、単元未満株の扱いを比較します。

証券会社選びは次の記事で詳しく整理しています。

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証券口座とNISA口座を用意する

株は、銀行口座ではなく証券会社の口座で買います。

まず証券総合口座を開設し、必要に応じてNISA口座も申し込みます。

NISAは、株や投資信託などの運用益が非課税になる制度です。

金融庁の制度説明では、2024年からのNISAはつみたて投資枠と成長投資枠を併用でき、年間投資枠は最大360万円、非課税保有限度額は最大1,800万円です。

個別株は主に成長投資枠で買うことになり、成長投資枠の上限は非課税保有限度額のうち1,200万円です。

NISAで買う時の注意点

  • 注文画面で「NISA」や「成長投資枠」を選ぶ必要があります。
  • 課税口座で買った株を、あとからNISA口座へ移すことはできません。
  • NISA口座の損失は、課税口座の利益と損益通算できません。
  • すべての株がNISAの対象とは限らないため、証券会社の注文画面で対象可否を確認します。

SMBC日興証券は、通常の株式取引、NISA、キンカブ、日興フロッギーまで同じ証券口座を軸に使える点が特徴です。

1株投資やポイント投資へ広げたい人は、口座開設時に候補へ入れておくと後で選択肢が増えます。

株を買える時間

日本株の売買は、取引所が開いている時間に成立します。

東京証券取引所の通常の立会時間は、午前立会が9時から11時30分、午後立会が12時30分から15時30分です。

注文受付は午前立会が8時から、午後立会が12時5分から始まります。

夜や休日でも証券会社の注文画面から予約注文を出せることがありますが、実際に売買が成立するのは取引所の立会時間です。

区分 立会時間 注文受付の目安
午前立会 9:00から11:30 8:00から11:30
午後立会 12:30から15:30 12:05から15:30

PTS取引や夜間取引に対応する証券会社もあります。

ただし、最初の株取引では通常の取引時間に、流動性のある銘柄を少額で買う方が値動きを理解しやすくなります。

銘柄を探す時に見る項目

買いたい会社が決まっている場合は、会社名または4桁の銘柄コードで検索します。

たとえばトヨタ自動車なら銘柄コードは7203です。

注文前には、株価だけでなく最低購入金額も見ます。

多くの日本株は100株単位で売買するため、株価が3,000円なら通常の最低購入金額は30万円前後です。

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現物買いと信用買いの違い

初心者が最初に使うのは、自己資金で株を買う現物買いです。

信用買いは、証券会社から資金を借りて株を買う取引です。

信用取引は投資資金より大きな取引ができる一方で、金利、追証、強制決済などのリスクがあります。

最初の株取引では、注文画面で「現物買い」を選び、入金した範囲内で買います。

指値注文と成行注文の違い

注文画面で迷いやすいのが、指値注文と成行注文です。

指値注文は、買いたい価格を指定する注文です。

成行注文は、価格を指定せず、成立しやすさを優先する注文です。

注文方法 特徴 初心者向けの使い方
指値注文 指定した価格以下で買う 思わぬ高値づかみを避けたい時に使う
成行注文 価格を指定せずに買う 流動性の高い大型株をすぐ買いたい時に少額で使う
逆指値注文 一定の価格に達したら注文を出す 損切りや利益確定のルールを決める時に使う

成行注文は成立しやすい反面、取引量が少ない銘柄では想定より高い価格で買うことがあります。

最初は流動性のある銘柄で、指値注文を使って価格を意識する方が練習になります。

逆指値注文は、買う方法を覚えた後にリスク管理として学ぶと理解しやすくなります。

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注文画面で入力する項目

実際の注文画面では、次の項目を入力します。

証券会社によって画面名は違いますが、考え方はほぼ同じです。

項目 意味 初心者の選び方
銘柄 買う会社 会社名または銘柄コードで検索する
取引区分 現物買いか信用買いか 最初は現物買いを選ぶ
株数 買う数量 100株単位か1株単位かを確認する
価格 指値か成行か 価格を決めたいなら指値を選ぶ
口座区分 NISA、特定、一般 NISAで買うなら注文時に選ぶ
注文期限 注文をいつまで有効にするか 最初は当日中にして約定結果を確認する

課税口座で買う場合、初心者は特定口座の源泉徴収ありを選ぶと税金の計算と納付が簡単です。

NISAで買う予定なら、注文確認画面で口座区分がNISAになっているかを必ず見ます。

少額で練習するなら1株投資を使う

100株単位で買うと、1銘柄だけで数十万円が必要になることがあります。

投資額を抑えて練習したいなら、単元未満株や金額指定で買えるサービスが使いやすくなります。

SMBC日興証券のキンカブは、対象銘柄を金額または株数で指定し、100円から株式投資ができるサービスです。

日興フロッギーも、記事を読みながら100円から株が買え、dポイントも使えるサービスとして提供されています。

ただし、少額投資サービスは通常の100株取引と約定タイミングやコストの仕組みが違います。

キンカブでは、別枠の委託手数料ではなくスプレッドで実質コストが調整される仕組みです。

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dポイントを使って少額から試したい人は、日興フロッギーの記事でメリットと注意点を確認できます。

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最初に避けたい買い方

株の注文自体は簡単ですが、最初の1回ほど失敗しやすいところがあります。

次の買い方は、仕組みを理解してから使います。

  • 信用取引でいきなり大きく買う
  • 取引量が少ない銘柄を成行で買う
  • 決算発表や重要ニュースの直前に勢いだけで買う
  • NISAで買う予定なのに課税口座を選ぶ
  • 株主優待だけを見て、業績や株価水準を見ない
  • 余裕資金ではなく、生活費や近く使うお金で買う

株価は買った後に下がることがあります。

最初は1銘柄に資金を集中させず、少額で注文画面、約定、保有残高、配当、売却までの流れを体験する方が学びやすくなります。

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マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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