ゆうちょ銀行のiDeCoスマート積立プランの手数料と商品ラインナップ

ゆうちょ銀行のiDeCoは、現在「スマート積立プラン」を中心に検討する金融機関です。

以前のゆうちょ銀行iDeCoは、運営管理手数料がかかる点でネット証券より不利でした。

しかし、スマート積立プランでは運営管理手数料が残高、拠出金額にかかわらず0円になり、低コストの投資信託15本と元本確保型商品を選べるようになっています。

一方で、SBI証券や楽天証券などのネット証券と比べると、商品ラインナップの自由度は広くありません。

この記事では、ゆうちょ銀行のiDeCo「スマート積立プラン」の手数料、商品、メリット、デメリット、向いている人を整理します。

この記事の要点

  • スマート積立プランの運営管理手数料は0円です。
  • 国民年金基金連合会や事務委託先金融機関への共通手数料は別にかかります。
  • 投資信託は15本で、定額貯金と通常貯金も選べます。
  • 旧プランは運営管理手数料が月259円だったため、旧プラン利用者はプラン変更を検討する価値があります。
  • 商品数を絞って選びたい人、郵便局やゆうちょ銀行の安心感を重視する人に向きます。
  • 商品選択の幅や超低コストインデックスを重視するなら、ネット証券も比較します。

ゆうちょ銀行iDeCoの基本情報

ゆうちょ銀行のスマート積立プランは、iDeCoの商品ラインナップと手数料を見直したプランです。

運営管理手数料が0円になり、オンライン手続きにも対応しています。

項目 内容
金融機関 ゆうちょ銀行
プラン名 スマート積立プラン
運営管理手数料 0円
投資信託 低コスト商品15本
元本確保型商品 確定拠出年金定額貯金、確定拠出年金通常貯金
手続き スマホ、パソコンからオンライン手続き可能
サポート 郵便局、ゆうちょ銀行直営店、コールセンター、Webサイト

商品数が多すぎる金融機関では迷いやすい読者にとって、スマート積立プランの商品数は分かりやすい設計です。

一方で、細かく資産配分を組みたい読者には、商品数が少なく感じる可能性があります。

手数料

ゆうちょ銀行のスマート積立プランでまず確認したいのは、運営管理手数料0円と共通手数料の違いです。

運営管理手数料はゆうちょ銀行に支払う手数料で、スマート積立プランでは無料です。

ただし、iDeCoではどの金融機関を選んでも、国民年金基金連合会や事務委託先金融機関に支払う手数料があります。

手数料 金額 対象
加入時、移換時手数料 2,829円 初回のみ
掛金納付手数料 1回あたり105円 掛金を拠出する加入者
事務委託先手数料 月額66円 加入者、運用指図者
運営管理手数料 0円 ゆうちょ銀行スマート積立プラン
給付時手数料 440円 給付を受けるとき
還付時手数料 国民年金基金連合会1,048円、事務委託先440円 掛金が還付されるとき

毎月拠出する加入者の場合、共通手数料は掛金納付のたびに105円、事務委託先手数料が月66円かかります。

掛金を拠出せず運用だけを続ける運用指図者でも、事務委託先手数料は月66円かかります。

手数料で誤解しやすい点

「運営管理手数料0円」は、iDeCoの手数料が完全無料になるという意味ではありません。

金融機関独自の手数料が0円であり、制度共通の手数料はかかります。

商品ラインナップ

スマート積立プランの商品は、投資信託15本と元本確保型商品2本です。

投資信託は、バランス型、国内株式、海外株式、米国株式、新興国株式、全世界株式などの基本的な資産クラスを押さえています。

分類 主な商品
バランス型 JP4資産均等バランス、野村6資産均等バランス、つみたて8資産均等バランス、ターゲットイヤー型、セゾン・グローバルバランスファンド
国内株式 つみたて日本株式(TOPIX)、日経平均高配当利回り株ファンド
海外株式 つみたて先進国株式、つみたて新興国株式、つみたて全世界株式、セゾン資産形成の達人ファンド、キャピタル世界株式ファンド
米国株式 iFree S&P500インデックス、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、野村インデックスファンド・米国株式配当貴族
元本確保型 確定拠出年金定額貯金、確定拠出年金通常貯金

基本的なインデックス投資をするなら、つみたて全世界株式、つみたて先進国株式、iFree S&P500インデックスなどを軸に検討できます。

ただし、ネット証券で選べる超低コストファンドや商品数と比べると、選択肢は絞られます。

メリット

ゆうちょ銀行のiDeCoのメリットは、身近な金融機関で、運営管理手数料0円のiDeCoを使えることです。

  • 運営管理手数料が0円
  • 旧プランより手数料面が改善している
  • 投資信託が15本に絞られていて選びやすい
  • 定額貯金や通常貯金も選べる
  • スマホやパソコンでオンライン手続きができる
  • 郵便局やゆうちょ銀行で制度の案内を受けやすい

特に、ネット証券だけで老後資金を作ることに抵抗がある読者には、ゆうちょ銀行の安心感はメリットになります。

投資信託の数が多すぎると決められない人にも、商品数を絞った設計は使いやすいです。

デメリット

デメリットは、商品選択の自由度がネット証券ほど高くないことです。

スマート積立プランは低コスト商品をそろえていますが、SBI証券や楽天証券などのiDeCoでは、より多くの商品から選べます。

気になる点 考え方
商品数が少ない 基本商品で足りる人にはよいが、細かい資産配分には不向き
最安コストの商品にこだわりにくい ネット証券の超低コスト商品とも比較する
元本確保型だけでは手数料負けしやすい 定額貯金や通常貯金を選ぶ場合も共通手数料を考える
旧プラン利用者は手続きが必要 スマート積立プランへ自動で変わるとは限らない

元本確保型だけで運用する場合は、利息より共通手数料の負担が大きくなる可能性があります。

iDeCoの節税メリットは大きい一方で、運用商品をどう選ぶかは別問題です。

旧プラン利用者の注意点

以前からゆうちょ銀行のiDeCoを利用している人は、自分がどのプランに入っているかを確認します。

ゆうちょ銀行の案内では、旧プランの運営管理手数料は月259円、年3,108円とされています。

スマート積立プランは運営管理手数料0円なので、旧プランのままなら手数料差が積み上がります。

ただし、プラン変更には手続きが必要です。

保有商品の扱い、移換や変更にかかる日数、運用商品の変更タイミングを確認してから進めます。

ゆうちょ銀行iDeCoが向いている人

ゆうちょ銀行のiDeCoは、低コスト商品を少数から選びたい人に向きます。

  • 郵便局やゆうちょ銀行の安心感を重視する人
  • 運営管理手数料0円の銀行系iDeCoを使いたい人
  • 商品数が多すぎると迷う人
  • 全世界株式、先進国株式、S&P500など基本商品で十分な人
  • 元本確保型商品も選択肢に残したい人

反対に、商品数、低コストファンドの幅、証券口座との一体管理を重視する人はネット証券も比較します。

iDeCoは一度始めると長く付き合う制度なので、金融機関は手数料、商品、サポート、使いやすさで選びます。

ネット証券との比較

ネット証券のiDeCoは、商品数や低コストファンドの選択肢が多い傾向があります。

一方で、ゆうちょ銀行は身近な窓口やコールセンターを含むサポートの安心感があります。

重視すること 向きやすい金融機関
商品数と低コストファンドの幅 ネット証券
身近な相談先 ゆうちょ銀行
シンプルな商品選び ゆうちょ銀行
証券口座、NISA、投信積立との一体管理 ネット証券
元本確保型を含めて選びたい ゆうちょ銀行、銀行系iDeCo

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始める前のチェックリスト

ゆうちょ銀行のiDeCoを始める前に、次の点を確認します。

  • 自分の加入区分と掛金上限
  • 勤務先の企業年金や企業型DCの有無
  • 毎月拠出か年単位拠出か
  • 掛金引落口座の残高
  • 旧プランからの変更が必要か
  • 選びたい商品がスマート積立プランにあるか
  • 元本確保型だけで運用した場合の手数料負担

iDeCoの掛金は、原則として納付対象月の翌月26日に口座振替されます。

残高不足で引き落としできないと、その月の掛金は後から追納できません。

節税目的でiDeCoを使うなら、引落口座の残高管理も大切です。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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