お盆玉とは?相場・渡し方・マナーと「迷惑にならない」考え方
お盆玉(おぼんだま)とは、お盆の帰省時に子どもや孫へ渡すお小遣いのことです。お正月のお年玉のお盆版のように使われる言葉で、文具店や量販店ではお盆玉用のポチ袋も見かけるようになりました。
ただし、お盆玉は全国共通の必須マナーではありません。家計や親族関係に合わせて、無理のない範囲で考えるものです。
この記事では、お盆玉の由来、相場、渡し方、渡さない場合の伝え方を整理します。
お盆玉の考え方
- お盆玉は「必ず渡すべきマナー」ではありません。
- 祖父母から孫へ渡すケースが中心ですが、親戚同士で広がることもあります。
- 金額はお年玉より控えめで十分です。
- 相手の親に気を使わせない金額にするのが大切です。
- 家計が厳しい場合は、お菓子や一緒に遊ぶ時間でも問題ありません。
お盆玉の由来
お盆玉という言葉は、文具メーカーのマルアイが、お盆に帰省した際に子どもや孫などへお心付けやお小遣いを贈る習慣を「お年玉」になぞらえて名付けた造語です。同社は2010年に「お盆玉」を商標登録しています。
お年玉と違い、昔から全国的に決まった形式があるわけではありません。そのため、渡すかどうか、いくらにするかは家庭ごとの判断で問題ありません。
お盆玉の相場
マルアイの2025年調査では、お盆玉を知っている人は26.8%で、お盆玉をあげる金額は「1,000円〜4,999円」が主流とされています。相場は地域や親族関係によって変わりますが、目安としては以下のように考えると無理がありません。
| 相手 | 金額の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 未就学児 | 500円〜1,000円 | 現金よりお菓子や小さなおもちゃでも十分 |
| 小学生 | 1,000円〜3,000円 | 学年や兄弟姉妹で差が出すぎないようにする |
| 中学生 | 3,000円前後 | お年玉より控えめにする家庭が多い |
| 高校生 | 3,000円〜5,000円 | 交通費や外出費として渡すイメージ |
| 大学生以上 | 渡さない、または5,000円程度 | 家庭の方針で区切ってよい |
お盆玉は増やしすぎない
一度高い金額で始めると、翌年以降も下げにくくなります。お盆は交通費、食事、レジャーなどの出費も増えやすい時期です。家計に無理のない金額で十分です。
お盆玉の渡し方とポチ袋の書き方
お盆玉を渡す場合は、お年玉と同じようにポチ袋へ入れると丁寧です。表書きは「お盆玉」「おぼんだま」「おこづかい」などで問題ありません。小さな子どもには、名前を書いて渡すと分かりやすいです。
親戚の子どもへ渡す場合は、親の前で渡す方がトラブルになりにくいです。高額にすると相手の親が気を使うため、気軽に受け取れる金額にしましょう。
お盆玉は迷惑になることもある
お盆玉は喜ばれる一方で、親側からすると「次から返礼が必要になる」「親戚間で金額を合わせるのが大変」「子どもがお金をもらうのが当たり前になる」と感じることもあります。
特に、親戚同士で子どもの人数に差がある場合は、負担感が大きくなりやすいです。お盆玉を渡すなら、事前に家族内で金額のルールを決めておくと安心です。
渡さない場合の伝え方
お盆玉は必須ではないため、渡さなくても失礼にはなりません。角が立ちにくい伝え方としては、次のような形があります。
- 「お年玉だけにしている」
- 「今年はみんなで食事をごちそうするね」
- 「お小遣いではなく、お菓子にしたよ」
- 「家庭ごとに負担が出るから、お盆玉はなしにしよう」
親族間の付き合いでは、金額よりも納得感が大切です。ルールを曖昧にすると毎年悩むため、早めに方針を決めておきましょう。
お年玉やお盆のお供えとの違い
お盆玉は子どもへのお小遣いです。一方、お盆のお供え、香典、初盆の御仏前などは、仏事や親族付き合いのマナーに関わるものです。混同しないようにしましょう。
お年玉やお盆のお供えの相場はこちらで詳しく解説しています。
まとめ
お盆玉は、帰省時の子どもや孫へのお小遣いとして広がっている習慣です。ただし、お年玉のように必ず渡すものではありません。
渡すなら、お年玉より控えめな金額にし、相手の親に気を使わせない範囲にするのがおすすめです。家計や親族関係に無理があるなら、渡さない、お菓子にする、食事をごちそうするなどの形でも問題ありません。
参考:マルアイ「2025年お盆玉に関する実態調査」、マルアイ「お盆玉を発売します」
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