英国発の金融アプリ Revolut（レボリュート）の活用法。送金、外貨決済、デビットカード機能

金融サービスアプリの「Revolut（レボリュート）」をご存じでしょうか？2015年に設立されたフィンテック企業のRevolut社が提供するイギリス発の金融アプリで、全世界で1300万人以上が利用しています。

・海外への送金
・外貨決済
・デビットカード機能

というように金融における「決済」と「為替」の機能を内包したサービスとなっています。最大の特徴は外貨への両替を為替手数料無料で行えるという画期的な機能です。日本では2020年にサービスが始まっています。

Revolutの基本的なスペック・特徴

まずは、基本的な特徴を見ていきましょう。取引はアプリのみでも可能ですが、リアルカードの発行も可能です。発行手数料は無料です。

申込	20歳以上
デビットカード発行手数料	無料
年会費	スタンダード：無料プレミアム：980円/月メタル：1,980円/月（年19,800円）
ポイント還元	スタンダード：なしプレミアム：なしメタル：1％還元（上限5000円/月）
チャージ手段	クレジットカード（Visa/Master）デビットカード（Visa/Master）銀行振込
チャージ限度額	なし
3Dセキュア	あり
出金	海外ATMで可能。国内ではイオン銀行が対応手数料：2％スタンダード会員：25,000円/月まで無料プレミアム会員：50,000円/月まで無料
送金	可能（クレカ、プリカ分は不可）手数料：220円スタンダード会員：月1回まで無料プレミアム会員：月5回まで無料

為替手数料なしでアカウントの残高を外貨と交換可能

最大の特徴がアカウントの残高を米ドルやユーロなどの外貨に有利なレートで両替が可能だということです。銀行や両替所などでは極めて高い手数料がかかりますが、Revolutでは、それらを実質的に無料で行うことができます。

交換した外貨はカード決済、海外ATM出金、送金に利用可能です。

海外旅行や出張はもちろん、海外ECサイトなどでお買い物をする時もRevolutであれば為替コストをかけずに決済できます。

※週末は為替市場が動ていないこともありリスク分の手数料が上乗せされていますので、両替は平日に行うようにしましょう。

カード決済もお得、3Dセキュア対応のデビットカードなのでコード決済とも連携可能

また、Revolutのカードは「デビットカード」としての扱いになります。そのため、PayPay、d払い、楽天Payなどのコード決済の支払元に設定することもできます。

また、一般的なチャージ型のプリペイドカードと異なり、継続課金型のサービスに使える点も特徴といえます。

一般的にプリペイドカード（ブランドプリペイド）では継続課金型の支払いはできません。ただし、クレジットカード同様とまではいかずに決済不可のものもあります。

銀行からのチャージ分については「送金」も可能

また、Revolutではチャージ済みの残高の内、銀行送金やデビットカード経由でのチャージ分に限り送金も可能です。

たとえばデビットカード経由でチャージした残高をお金が必要な時に送金として利用することもできるわけです。自分自身の口座はもちろん、他人の口座にも送金できます。ただし、Revolutからの送金の場合は送金元が貴方の名前ではなく「Revolut」となりますので、相手に伝えておかないとビックリされるかもしれません。

ここまで読んでデビットカード等に詳しい方は、あれ？それならデビットカードからチャージをしてそのチャージ分を送金で元の銀行に戻せばポイント取り放題じゃない？と思われるかもしれません。

ただし、こうした取引は明確に規約違反となっていますので絶対にやらないでください。最悪アカウントがBANされます。

当社のサービスを提供する能力を害すると当社が合理的に判断する方法による使用（デビットカード又はプリペイドカードを使ってお客様アカウントに資金を追加後、Revolutアカウント内の資金を当該デビットカードの発行元である銀行の口座へ送金又は当該プリペイドカードへチャージする行為（ルーピング行為）等がこれに該当します。）

こういうの、ルーピング行為っていうのですね。