楽天ポイント(楽天スーパーポイント)は、国内最大級のオンラインショッピングモールである「楽天市場」におけるポイントプログラムです。楽天経済圏とも呼ばれることがある、インターネット上の様々な楽天のサービス(トラベル、銀行、カード、証券、Edyなど)との連携は昔から行われていましたが、2014年10月よりRポイントとして共通ポイント化し、リアルにも進出しました。
楽天市場がやっぱり中心ではありますが、利用可能な店舗も増え、ポイントの使い道も拡大しました。上手に活用しましょう。なお、共通ポイントについてざっと理解したいのなら「共通ポイント(Tポイント、Ponta、楽天ポイント、dポイント)の比較と活用方法」の記事でまとめています。
楽天スーパーポイントと楽天ポイントの違い
まず、最初に楽天グループには2つのポイントがあることを知っておく必要があります。
- 楽天スーパーポイント
- 楽天ポイント
楽天スーパーポイントは、楽天のショッピングモールである「楽天市場」で貯めたり、利用したりすることができるポイントです。楽天のクレジットカードである楽天カードで貯まるポイントもこちらの楽天スーパーポイントですね。
一方の楽天ポイントは一時期は「Rポイント」と呼ばれたこともある楽天が主導する「共通ポイントカードのポイント」です。TポイントやPontaポイント、dポイントといったように色々なお店で共通して使うことができるポイントプログラムです。
提携店は楽天グループのサービス以外に出光石油(ガソリン)、大阪松坂屋(デパート)、ミスタードーナツ、Cafe&Bar Pronto、しゃぶしゃぶ温野菜、紳士服のコナカ、大江戸温泉物語などがあります。
一応、名前は使い分けているけど内容は同じ?違いはない?
楽天スーパーポイントと楽天ポイントは上記のように区別されています。楽天サービスでたまるのが「楽天スーパーポイント」、共通ポイントカードのポイントは「楽天ポイント」です。
ただし、ポイントはそれぞれで共有されているので、楽天ポイントカードで支払い(ポイント払い)をすれば楽天スーパーポイントの残高が減るようになっているので、この二つは同じものと考えてよいです。
この記事では、以後「楽天ポイント」で表記を統一いたします。
楽天ポイントをお得に貯める
楽天ポイントを貯める方法としては「楽天市場でのショッピング」「楽天カードを使う」「楽天ポイント加盟店での提示」などで貯めることができます。
楽天市場でのお買い物で貯める
楽天市場でのお買い物に対して基本ポイントとして100円あたり1ポイント~20ポイントが貯まります。この基本ポイント付与率は楽天市場に出店しているお店や販売している商品によって異なります。
さらに、楽天市場では様々なイベントやキャンペーンを実施しており、それらを活用すればさらにプラスαでたくさんのポイントを貯めることができるようになっています。
代表的なポイントキャンペーンは下記にまとめています。また、より詳細なテクニック等についてはリンク先の記事で紹介しています。
ポイントキャンペーン | キャンペーン概要 |
---|---|
スーパーポイントアッププログラム(SPU) | 2016年開始のイベント。エントリー不要。楽天カード(クレジットカード)の利用や楽天モバイルの利用、スマホアプリ等の利用でポイント倍付の企画。最大7倍。 |
買い回り企画(お買い物マラソン・スーパーセール) | 楽天がほぼ毎月行っている企画。楽天市場のお店での買い物件数に応じてポイント倍付。最大10倍(10店舗)までポイントが加算。 |
ヴィッセル神戸・楽天ゴールデンイーグルス勝利 | 要エントリー。ヴィッセル神戸または楽天ゴールデンイーグルスが勝利した翌日はポイント倍付。最大3倍。 |
メルマガ購読でポイント | 楽天シルバー会員以上に誕生日月のポイントプレゼント。「楽天会員ニュース」のメルマガ購読が必要となります。 |
この他にも「楽天ふるさと納税のメリット、デメリット。寄付をしてポイント還元が魅力」でも活用方法を紹介していますが、話題のふるさと納税でも楽天ポイントが貯まります。
クレジットカードで貯める
楽天ポイントを貯めるのであれば楽天カード(クレジットカード)がやっぱりお勧めです。年会費無料勝つ常時1%の楽天ポイントでのポイント還元はお得です。
さらに、前項の「楽天市場」で貯めるというところでも触れていますが、「楽天スーパーポイントアッププログラム」や「ポンカンキャンペーン」のように楽天カードユーザーでなければポイントアップ特典が受けられないキャンペーンもあります。
単純に楽天市場でお買い物をするなら楽天カード払いだと、楽天スーパーポイントアッププログラムのボーナスも含めたら3%分のポイントがもらえる計算になり、どのクレジットカードでお買い物をするよりも楽天カード払いがお得になります。
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楽天ポイントカードの提示で貯める
楽天ポイント加盟店ならポイントカード・ポイントカードアプリの提示で100円の利用で1ポイントのポイントを貯めることができます。
なお、今発行されている楽天カード(クレジットカード)には自動的に楽天ポイントカードの機能が埋め込まれていますので、わざわざ別にポイントカードを持ち歩く必要はありません。
また、スマホアプリ版の楽天ポイントカードもあります。
- ポプラ・生活彩家(コンビニ)
- ツルハドラッグ(薬局)
- くすりの福太郎(薬局)
- ダイコクドラッグ(薬局)
- 出光(ガソリン)
- SOLATO(ガソリン)
- 大丸(百貨店)
- 松坂屋(百貨店)
- ミスタードーナツ(外食)
- PRONTO(外食)
- 無添 くら寿司(外食・2017年春予定)
- FUTATA(紳士服)
- KONAKA(紳士服) など
楽天ポイントカードのアプリ画面の提示の他、楽天カード(楽天ポイント機能付帯)を提示すればポイントを貯めることができます。
ポイントギフトカードを購入して貯める
コンビニなどでは楽天ポイントのポイントコードが販売されています。これを購入し、登録することで楽天ポイントとして利用することができます。1ポイント=1円での等価販売となっています。
ただし、楽天ポイントギフトカード(バリアブルカード)については、購入キャンペーンを実施することがあり、実質割引価格で楽天ポイントが購入できることがあります。
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楽天ポイントのお得な使い方
楽天ポイントは楽天でのお買い物が多い人ならかなりのポイントを貯めることも可能なポイントプログラムとなっています。前述のお買い物マラソンやSPU(スーパーポイントアッププログラム)なども活用すれば数万単位のポイントを貯めることもそう難しくないはずです。
となると重要なのは、その「使い道」ではないでしょうか。できるだけお得に使いたいものですね。
楽天でのお買い物ならポイント消費でもポイントが貯まる
まず、楽天ポイントは楽天市場での消化がお得です。通常の多くのポイントプログラムは「ポイントで買った分はポイント対象外」になります。「ヨドバシカメラ」のような家電量販店もそうですし、同じ共通ポイントでも「dポイント」や「Pontaポイント」などもそうです
一方の楽天ポイントはポイント払いの時でもポイントが付きます。
たとえば1万ポイントを、ポイント10倍のお店で使った場合、1万円分のポイントを使ったら、1000円分のポイントがさらに加算されるという仕組みになります。
ポイント消費ということを考えたら魅力的ですね。
期間限定ポイントも楽天ポイント加盟店で消費できる
楽天市場で時々扱いに困るのが期間限定ポイント。ポイントアップキャンペーンで貯まるポイントは多くが利用可能期間が短い期間限定ポイントです。
「楽天市場の期間限定ポイントの注意点と賢い使い道」でも紹介している通り、利用可能な時間が短いです。まとまったポイントならまだしも、数十とか数百とか言ったポイントは通販で使おうと思っても送料もかかるし使いにくいです。
そうしたときは「楽天ポイントカード」として利用すれば期間限定ポイントをリアルのお店で使うことができます。また、2016年にサービスが開始されたアプリを使った決済サービス「楽天ペイ」を使うという手もあります。2017年8月にはローソンとも提携しておりますので、使いやすくなりました。
話題のふるさと納税にも利用できる
「ふるさと納税ポータルサイトを比較。どこでふるさと納税をするのがお得?」でも紹介している通り、楽天はふるさと納税のポータルサイトも運営しています。
寄付可能な自治体の数は多くはありませんが、寄付の際に楽天ポイントを使って寄付ができるので、沢山貯めたポイントをふるさと納税で活用するというのも一つの手ですね。ちなみに、ふるさと納税について詳しく知りたい方は「ふるさと納税で特産品・特典をもらって得をする」のページも参考になるかと思います。
使わない楽天ポイントはANAマイルなどにも交換可能
楽天ポイントは提携しているANAのマイルと交換が可能です。2ポイント→1ANAマイルとなります。
ANAのマイルについては無料航空券(特典航空券)との交換に利用できるなどの価値があります。この交換レートの場合は、1マイル=2円相当です。
交換レートが高いとは言えませんが、ANAマイルは上手に使えば1マイル2円以上の価値で使うこともできるので、マイルがどうしても必要な時には交換するというのも一つの手だと思います。
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なお、ANAマイル自体を他のポイントに交換するという場合は1マイル1円としての価値しかないため、あくまでもANAマイルを有効活用することができる人向けといえそうです。
2017年8月からは楽天ポイントで投資信託買付が可能も
2017年8月26日より同じ楽天グループのネット証券である「楽天証券」を通じて楽天ポイントで100円から投資信託の買い付けが可能になっています。
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1ポイント=1円分で投資信託が買えるので、お買い物でたまったポイントを使って投資するというおつり投資に近いような運用ができるのは面白いですね。
ちなみに、投資信託の買い付けに使えるのは通常ポイントのみですが、ポイント→投信→換金という手続きをすればほぼ100%のレートで楽天ポイントを現金化することができます。
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なお、楽天ポイントでの投資信託買付には楽天証券の口座開設が必要です。楽天ユーザーの方は楽天IDで簡単に口座開設が可能です。
以上、楽天ポイントの貯め方と使い方、活用方法などのまとめでした。
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