本や雑誌、CD・DVDなどを購入するとポイントが貯まるポイントカードを大手書店・本屋さんが実施しています。

原則として再販売価格維持制度により定価で販売される本や雑誌の購入については、こうしたポイントカードを上手に活用することで実質的な節約をすることができます。今回は大手書店のポイントカードの制度やシステムを徹底的に比較していきます。

本屋・書店のポイントカードの特徴

基本的には本を購入することでポイントが貯まります。「紀伊國屋ポイント(紀伊國屋書店)」「クラブ三省堂ポイント(三省堂書店)」「Vポイント(TSUTAYA)」の3つの店舗型ポイントカードのほか、厳密には本屋ポイントではありませんが、「Amazonポイント」や「楽天ポイント」も本を買う上で代表的なポイントとなります。

まずは全体像として、それぞれの基本スペックを比較表で確認してみましょう。

書店・サービス 還元率の目安 ポイント名 有効期限 オンライン購入
紀伊國屋書店 1%(洋書・CD5%) 紀伊國屋ポイント 翌年12月末 対応
三省堂書店 1%(学参2%超など) クラブ三省堂 2年 対応
TSUTAYA 0.5% Vポイント 1年 対応
楽天ブックス 1%+各種キャンペーン 楽天ポイント ポイントによる ネットのみ
Amazon 1%(Prime Student10%) Amazonポイント 1年 ネットのみ

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

紀伊國屋ポイント

全国にある紀伊國屋書店で貯めることができるポイント制度です。100円の利用につき1ポイント(1円分)が貯まり、1ポイントから紀伊國屋書店で利用することができます。有効期限は翌年12月末です。CDや洋書の購入でもポイントが優遇して貯まる(100円=5P)ようになっています。

なお、誕生日は通常の2倍ポイントが貯まるほか、不定期ですがポイント2倍キャンペーンなどもやっているので上手に活用したいところです。インターネットでの購入でもポイントが貯まります。即日発行、入会金・年会費は無料です。還元率と使い勝手を考えれば、非常にメリットの大きいポイントだと言えます。

クラブ三省堂ポイント

三省堂書店で利用できるポイントカード制度です。有効期間は2年。100円につき1ポイント(1円分)が貯まります。ポイントの利用は100ポイントごとに商品券と交換になります。100円分(1万円分の購入)は最低でも購入しないとポイントが使えないので、少し使い勝手に条件があります。入会金・年会費は無料です。

少し使いづらいところがありますが、学習参考書の場合、ポイント還元率が2%を超えるケースもあるので、学生さん、受験生の方は有利に参考書を購入できます(未成年者限定などの条件あり)。

Vポイント(旧Tポイント)

皆様ご存じの共通ポイントです。以前はTポイントとして親しまれていましたが、2024年4月に三井住友カードのVポイントと統合し、「Vポイント」へと生まれ変わりました。TSUTAYAでの書籍購入やレンタル利用で貯めることができます。TSUTAYAの利用200円に対して1ポイントの付与なので、他の書店のポイント還元率が1%なのと比べると基本の付与率は若干見劣りします。

しかし、月間の利用回数が多い方は翌月のポイント付与率がアップするため、良くTSUTAYAを利用する人なら利用価値は高いといえます。また、三井住友カードでの決済でも貯まるため併用しやすく、貯めたVポイントはSBI証券でのS株(単元未満株)購入にも使えるなど、何よりもポイントの使い道が多く汎用性が高いのが理由です。
(参考:共通ポイント(Tポイント、Ponta、Rポイント)の比較と活用方法

【注意】hontoポイントサービスの終了

かつて、丸善書店・ジュンク堂書店・文教堂書店の3社による共通の本屋ポイントとして、「hontoポイント」というサービスがありました。専用アプリでのチェックインポイントや、書籍買い取りサービスでの10%プラス還元など、非常に頑張っているポイントでしたが、実店舗向けの共通ポイントサービスは2024年2月29日をもって終了しています。

現在は、丸善・ジュンク堂書店では後継の「honto with」アプリなどへの移行が案内されていますが、かつての共通ポイントプログラムとは仕組みが大きく異なります。以前の情報を参考にカードを作ろうとしていた方はご注意ください。

Amazonポイント

最近はAmazonも本に対するポイント還元を結構頑張っている印象で、1%くらいのAmazonポイントを付けています。

これだけだと普通ですが、お得なのは学生さんですね。AmazonはPrime Student(有料・月額300円または年額1,500円)というサービスをやっていて、学生さんは通常ポイントだけでなく、対象本について最大10%還元などの恩恵を受けられる場合があります。

本をよく買う学生の方にはおすすめです。

Amazonポイントの貯め方と使い方を解説!有効期限や換金方法も紹介Amazonポイントは通販サイトのAmazonの利用等で貯まるポイントプログラムとなっています。ただ、キャンペーンやポイント還元UPなど...

楽天ポイント

楽天グループのポイントです。実店舗の書店のポイントではありませんが、楽天は「楽天ブックス」というオンライン書店を運営しております。頻繁に書籍購入のキャンペーンをやっており、ポイント5倍、ポイント10倍といったポイント還元を行っています。送料が無料なのも嬉しい点です。

また、楽天ブックスで月1回500円以上購入すると、楽天市場全体での買い物のポイント倍率が+0.5倍になるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象にもなります。貯めたポイントは書籍の購入に使えるのは勿論ですが、楽天グループ内で利用することが出来て汎用性が高いのも魅力です。

楽天ポイント(楽天スーパーポイント)の貯め方と使い方、活用方法などのまとめ楽天ポイント(楽天スーパーポイント)は、国内最大級のオンラインショッピングモールである「楽天市場」におけるポイントプログラムです。楽天経...

【補足】電子書籍サービスのポイント・割引と比較する

紙の本は再販売価格維持制度があるため大幅な値引きがありませんが、電子書籍の場合はその対象外となるため、大幅なポイント還元や割引が行われています。

  • 楽天Kobo:楽天スーパーSALEなどで50〜70%ポイント還元キャンペーンを実施
  • ebookjapan:初回購入クーポンや定期的な高割引率クーポンを配布
  • Kindle:Prime ReadingやKindle Unlimitedでの読み放題対象本が多数

紙の本に強いこだわりがない場合、電子書籍サービスを活用したほうが本の購入コストを圧倒的に安く抑えることができます。

本屋・書店のポイント制度の上手な活用方法

本屋でのポイント獲得はさらにお得に活用する方法がいくつかありますので紹介していきます。

支払いはクレジットカードでさらに本屋ポイントを貯める

大抵の本屋さんでは支払にクレジットカードが利用できます。

ポイント還元率が高めのクレジットカードで支払いをしてポイントを貯めた上で、本屋さんのポイントカードを提示して買い物をすればポイントの二重取りが可能となっています。

【2026年最新】ポイント還元率が高いクレジットカードおすすめ比較!年会費無料からお得な使い分けまで徹底解説ポイント還元率とは、お買い物をした金額に対して何円相当のポイントが還元されるのかという指標です。一般的なクレジットカードの場合は0.5%...

たとえば、ポイント還元率が1.2%の「リクルートカード」で支払って、紀伊國屋ポイントカードを提示すれば、クレジットカードのポイント1.2%+書店のポイント1%=合計2.2%分のポイントを貯めることができるのです。これは上手に活用したいところですね。

ポイントは端数を利用するのがお得

クラブ三省堂ポイントのように一定額で交換するものを除いて、他の本屋ポイントは「100円(または200円)につき1ポイント」が貯まるようになっています。

これはあくまでも購入ごとの金額で判定されます。仮に599円の本を買った場合、100円=1ポイントの書店なら5ポイント、200円=1ポイントの書店なら2ポイントしか貯まりません。端数の99円分や199円分にはポイントが付与されないのです。

これらのポイントカードは1円分から利用することができるので、ポイントを使うときは、できるだけこの端数を消化する形で利用するのが賢い方法です。まとめて全額をポイント購入するよりも、100円未満の端数にポイントを使って現金の支払額を調整してくださいといったような使い方をする方が、無駄がなく全体の還元率は高くなります。

雑誌を毎月購入するなら書店よりも専門サイトが安い

ちなみに、雑誌等を毎月購入している方は、本屋さんで毎回購入するよりも定期購入専門サイトで購入する方が、高い割引率を受けられるなど有利に利用できる可能性があります。

雑誌を購入するなら定期購読が超お得!割引や特典で上手に節約しよう毎月決まった雑誌を購入しているということはありませんか?そうした雑誌などはコンビニで毎回購入するよりも定期購読(定期購入)の手続きをして...

雑誌を毎月買うなら再販価格の対象にならない定期購入(定期購読)で割引を受けて買うのが賢い方法だと思います。

雑誌読み放題のサブスクリプションもおすすめ

毎月2〜3冊以上の雑誌を購入している方であれば、定期購読よりも「雑誌読み放題サービス」の定額制(サブスクリプション)を利用する方が圧倒的に費用を削減できます。

  • 楽天マガジン:月額418円(税込)で700誌以上が読み放題
  • dマガジン:月額580円(税込)で500誌以上が読み放題
  • Kindle Unlimited:月額980円(税込)で電子書籍や雑誌が読み放題

こうしたサービスに切り替えるだけで、雑誌の購入費用を月額数百円に抑えることが可能です。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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