住宅ローンの保証料とは?保証料なし型との違いと総費用の見方
住宅ローンや自動車ローンを比較していると、金利や事務手数料とは別に「保証料」という費用が出てきます。
保証料は借りる人を守る保険料ではなく、返済ができなくなった時に金融機関へ弁済する保証会社へ支払う費用です。
この記事では、保証料の仕組み、保証料込みと保証料別の違い、保証料なし型ローンを選ぶ時の注意点を整理します。
この記事の要点
- 保証料は金融機関側の貸し倒れリスクを下げるための費用です。
- 保証会社が代位弁済しても、借りた人の返済義務は消えません。
- 住宅ローンでは、一括前払い型、金利上乗せ型、保証料なし型があります。
- 保証料なし型でも、事務手数料が高い商品があります。
- 自動車ローンは、表示金利に保証料を含める商品が多くあります。
保証料は誰のための費用か
保証料は、ローン契約者が保証会社の保証を利用するために支払う費用です。
住宅ローンや自動車ローンでは、金融機関が指定する保証会社の保証を条件に融資する商品があります。
返済が滞り、金融機関が一定の手続きを取ると、保証会社が借りた人に代わって金融機関へ残債を支払います。
この支払いを代位弁済といいます。
ただし、代位弁済は借りた人の借金を帳消しにする仕組みではありません。
返済先が金融機関から保証会社へ変わるだけで、借りた人は保証会社に対して返済を続ける必要があります。
保証料でよくある誤解
- 「保証料を払えば返済できなくなっても安心」ではありません。
- 「保証会社が払うから借金がなくなる」でもありません。
- 保証料は、金融機関が融資しやすくするための費用です。
住宅ローンの保証料の支払い方
住宅ローンの保証料は、金融機関や商品によって支払い方が違います。
代表的なのは、借入時にまとめて払う方法、金利に上乗せして毎月払う方法、保証料を取らない代わりに事務手数料を設定する方法です。
| タイプ | 支払い方 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 一括前払い型 | 借入時に保証料をまとめて払う | 借入後の金利上乗せを避けたい | 初期費用が大きくなる |
| 金利上乗せ型 | 保証料相当分を金利に上乗せして払う | 借入時の現金負担を抑えたい | 返済期間が長いほど総負担が増えやすい |
| 保証料なし型 | 保証料を別途払わない | ネット銀行や一部の商品を比較したい | 事務手数料が高い場合がある |
保証料なし型は、費用がゼロという意味ではありません。
三菱UFJ銀行の住宅ローンコラムでも、住宅ローンには「事務手数料型」と「保証料型」があり、総費用で比較する必要があると説明されています。
保証料がない商品でも、借入額に対して一定率の事務手数料がかかる場合があります。
住宅ローンの事務手数料は住宅ローンの事務手数料は定率型か定額型かで大きな差で詳しく整理しています。
フラット35は保証料が原則不要
住宅金融支援機構のよくある質問では、通常のフラット35について保証人は不要で、借入時に別途保証料を支払う必要もないと案内されています。
その一方で、フラット35には金融機関が提供する住宅ローンに住宅金融支援機構が保険を引き受ける「フラット35保証型」もあります。
保証型は取扱金融機関ごとに商品性が違うため、通常のフラット35と同じものとして比較しないほうが安全です。
フラット35を選ぶ場合も、保証料だけでなく、融資手数料、団信、金利、繰上返済の扱いを合わせて比べます。
保証料なし型が安いとは限らない
保証料なし型の住宅ローンは、借入時の説明がわかりやすく、初期費用の項目も少なく見えます。
しかし、保証料がない代わりに融資事務手数料が借入額の2.2%前後など定率でかかる商品では、借入額が大きいほど手数料も大きくなります。
一括前払いの保証料は、繰上返済や完済をした時に一部が戻る商品もあります。
一方で、定率型の事務手数料は、早期完済しても戻らない設計が一般的です。
総費用で見る時のチェック項目
- 借入額に対する事務手数料の率
- 保証料が一括払いか金利上乗せか
- 繰上返済や借り換えをした時の保証料返戻の有無
- 団体信用生命保険の保障内容と上乗せ金利
- 電子契約の可否と印紙税の有無
- 抵当権設定費用や司法書士報酬
短期間で借り換えや売却をする可能性がある人は、金利の低さだけでなく、初期費用が戻るかどうかも見ます。
長く借りる予定の人は、金利上乗せ型の保証料が総返済額にどれくらい効くかを試算します。
自動車ローンの保証料は金利に含まれることが多い
自動車ローンでは、表示金利に保証料を含める商品が多くあります。
たとえば三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンは、商品ページで変動金利を「保証料込」と表示しています。
池田泉州銀行のFAQでも、保証料込みとは保証料を含んだ金利を表示しているという意味で、保証料別の商品では表示金利より年1%から2%程度負担が増えることがあると説明されています。
自動車ローンを比較する時は、広告の金利だけを見ず、保証料込みか保証料別かを確認します。
ディーラーローン、銀行ローン、残価設定ローンを比べる場合も、保証料、手数料、残価、所有権の扱いまで含めた総額で見ます。
保証会社があるメリット
保証会社の利用には、借りる側にもメリットがあります。
かつては高額なローンで連帯保証人を求められることがありましたが、現在は保証会社の保証を使うことで、親族や知人に連帯保証人を頼まずに済む商品が増えています。
金融機関にとっても、保証会社が審査と保証を担うことで、個人向けローンを提供しやすくなります。
ただし、保証会社が付く商品では、金融機関の審査と保証会社の審査の両方を通る必要があります。
信用情報に延滞や債務整理の履歴がある場合は、保証会社の審査で不利になることがあります。
信用情報の基本はクレジットカードやローンの事故情報で確認できます。
保証料を比較する時の順番
保証料は、単独で安い高いを判断する費用ではありません。
住宅ローンなら、金利、保証料、事務手数料、団信、登記費用を足した総負担で比べます。
自動車ローンなら、保証料込み金利か、保証料別金利か、繰上返済手数料や所有権の扱いまで含めて見ます。
借入時の現金を減らしたい人は金利上乗せ型を選びやすくなりますが、長期返済では総負担が増える可能性があります。
初期費用を払える人は一括前払い型も候補になりますが、早期借り換えや売却があり得るなら返戻条件まで確認します。
次に読む記事
住宅ローンは、保証料だけで選ぶと判断を誤ります。
手数料、返済不能時の対応、カードローンや信用情報との関係も合わせて確認しておくと、借入前の不安を減らせます。
参考:住宅金融支援機構 フラット35「保証人や保証料は必要ですか」、フラット35保証型 ご利用条件、住信SBIネット銀行「住宅ローンの保証料って何?」、SBI新生銀行「住宅ローン契約時に保証料は必要?」、三菱UFJ銀行「住宅ローンの事務手数料とは?」、三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン、池田泉州銀行「マイカーローンの金利が保証料込みとは」
データ使用量に応じて料金が決まり、使いすぎた月でも上限が見えやすいのが強み。申し込み前に、専用ページ経由の特典を確認しておきましょう。
- 毎月のスマホ代を見直したい
- データ利用量が月によって変わる
- 楽天ポイントも活用したい
- 専用ページ経由で申し込む
- キャンペーン条件を確認する
- MNPの手続き期限に注意する
公式ページで条件を確認してから、そのまま申し込みできます。
