ドコモの銀行とdカード最大4.5%還元の条件を解説するイメージ

住信SBIネット銀行は2026年8月3日に「ドコモSMTBネット銀行」へ商号を変え、個人向けサービスを「ドコモの銀行」として展開します。

注目点は、銀行名よりもdカードの引き落とし、dアカウント連携、マネックス証券を組み合わせた買い物特典です。

条件をすべて満たすと初年度は最大4.5%還元ですが、4.5%がすべてのdカード利用へ無制限に付くわけではありません。

対象は街のスマホ決済で、上乗せポイントには月間上限があります。

この記事の結論

  • 既存の住信SBIネット銀行利用者は、名称変更だけを理由に口座を移す必要はありません。
  • 初年度はdカードの基本1%、銀行引落特典2%、マネックス証券特典1.5%で最大4.5%です。
  • 月5万円使う場合は上限の影響で最大2,000ポイント、実効4.0%です。
  • 銀行特典は月3,000ポイント、マネックス証券特典は月500ポイントが上限です。
  • 13か月目以降はカード種別と直前の利用額で上乗せ率が下がるため、初年度と同じ感覚で使わない方がよいです。

ドコモの銀行は住信SBIネット銀行の新しい個人向けブランド

2026年8月3日、住信SBIネット銀行の商号はドコモSMTBネット銀行へ変わります。

同日から、個人向け銀行サービスのブランド名がドコモの銀行になります。

新しい銀行が別に設立され、既存口座が移管される話ではありません。

項目2026年8月2日まで2026年8月3日から
銀行の商号住信SBIネット銀行ドコモSMTBネット銀行
個人向けブランドd NEOBANKドコモの銀行
金融機関コード変更なし
支店番号と支店名変更なし
既存サービス原則として継続

公式FAQでは、現在提供中のサービスに変更はなく、SBIハイブリッド預金も継続して利用できると案内されています。

dアカウントの連携も銀行利用の必須条件ではありません。

ただし、今回のdカード上乗せ特典を受けるにはdアカウント連携が必要です。

銀行名の変更とdポイント特典の条件を分けて考えてください。

口座、ATM、デビットカード、住宅ローン、SBI証券連携を従来どおり使うだけなら、dアカウント連携を急ぐ必要はありません。

住信SBIネット銀行の基本的な手数料やスマートプログラムは、次の記事で詳しく解説しています。

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dカードのスマホ決済が初年度最大4.5%になる仕組み

最大4.5%は三つの還元を足した表示です。

還元の内訳最大還元率主な条件月間上限
dカードの決済基本還元1.0%対象の街の買い物通常のカード条件による
ドコモの銀行引落特典初年度2.0%dアカウント連携とカード代金引落3,000ポイント
マネックス証券特典1.5%口座連携、スイープ、月3万円以上の対象積立500ポイント
合計最大4.5%三つの条件をすべて満たす上乗せ部分に上限あり

銀行引落特典は、初めてdカード代金をドコモの銀行から引き落とした月から12か月間、2%上乗せされます。

毎月20日までにdアカウントを銀行へ連携し、dカードの引き落とし口座を設定すると、翌月の対象買い物から還元率が上がります。

連携開始は2026年8月20日の予定で、最も早い対象買い物は2026年9月です。

対象はプラスチックカードの全利用ではない

銀行引落特典とマネックス証券特典の買い物還元は、街で使う次のスマホ決済が対象です。

還元対象になる主な決済
  • dカードを設定したApple PayまたはGoogle Payのタッチ決済
  • おサイフケータイのiD
  • 支払方法をdカードに設定したd払いのコード決済
  • dカードを設定したd払いタッチ

カード番号を店頭端末へ直接差し込む決済や、ネットショッピングのカード番号入力は、今回の上乗せ特典の中心ではありません。

d払いにもポイント進呈対象外の店舗や取引があります。

税金や公共料金などはdカードの通常還元率自体が買い物と異なる場合があるため、4.5%を家計の全カード支出へ掛けないでください。

対象となるdカード番号を確認する

今回の特典は、2022年10月以降にリニューアルしたdカードが対象です。

クレジットカード番号が4363、5344、5365のいずれかで始まるカードに限られます。

古いdカードを長く使っている人は、連携前にカード番号の先頭4桁を確認します。

dカード、dカード GOLD、dカード PLATINUMの年会費と通常特典の違いは、次の記事で比較しています。

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最大4.5%でも利用額が増えると実効還元率は下がる

銀行引落特典は月3,000ポイント、マネックス証券特典は月500ポイントが上限です。

そのため、4.5%が維持されるのは上限の影響を受けない範囲だけです。

次の表は、初年度に全条件を満たし、すべての買い物が対象になったと仮定した概算です。

月の対象決済額基本1%銀行特典マネックス特典合計実効還元率
3万円300P600P450P1,350P4.50%
5万円500P1,000P500P2,000P4.00%
10万円1,000P2,000P500P3,500P3.50%
15万円1,500P3,000P500P5,000P3.33%
30万円3,000P3,000P500P6,500P2.17%

銀行特典2%は月15万円で3,000ポイントの上限へ達します。

マネックス証券特典1.5%は約3万3,334円で500ポイントの上限へ達するため、月5万円の時点で4.5%ではありません。

日常の少額決済を集中させると強い一方、高額決済をすべて移すほど表示還元率との差が広がります。

最も扱いやすいのは、マネックス証券の条件を無理なく満たせる人が、月3万~5万円程度の街のスマホ決済をdカードへ寄せる使い方です。

対象外の支出や上限到達後は、別の高還元カードや決済へ振り分けた方がよい場合があります。

マネックス証券特典の1.5%は買い物への上乗せ

マネックス証券特典は、投資信託の積立に1.5%のポイントが付く仕組みではありません。

条件を満たすと、街のdカードスマホ決済に最大1.5%が上乗せされます。

1.5%に必要な三つの設定
  1. dカードに登録したdアカウントをマネックス証券口座にも登録します。
  2. マネックス証券口座とドコモの銀行の自動入金サービスを設定します。
  3. dカード積立とd払い残高積立の合計約定額を月3万円以上にします。

dアカウント登録と自動入金だけなら上乗せは0.1%です。

月3万円以上の積立まで満たして1.5%になります。

積立する投資信託には価格変動があるため、月500ポイントの買い物特典だけを目的に、必要のない投資額を増やすのは本末転倒です。

マネックス証券のdカード積立自体の還元率や他カードとの違いは、次の記事を確認してください。

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13か月目以降はカード種別と利用額で上乗せ率が変わる

銀行引落特典の2%は最初の12か月だけです。

13か月目以降は、引落月の前々月16日から前月15日までのdカード利用額で上乗せ率が決まります。

カード10万円以上20万円未満20万円以上50万円未満50万円以上
dカード PLATINUM0.25%0.75%2.0%
dカード GOLD、GOLD U0.25%0.50%1.0%
dカード0.25%0.25%0.25%

表の利用額には、今回の上乗せ対象ではないカード利用も含まれます。

一方、上乗せポイントが付く決済は街のスマホ決済に限られます。

判定額を増やすために不要な買い物をすると、ポイント差より支出が大きくなります。

dカード PLATINUMで2%を維持するには、判定期間に50万円以上使う必要があります。

還元率を守るための追加支出は節約ではないため、13か月目に自分の通常利用額で再判定してください。

既存の住信SBIネット銀行利用者が確認すること

名称変更だけで口座番号、金融機関コード、支店番号が変わるわけではありません。

既存サービスも原則継続し、SBIハイブリッド預金も利用できます。

一方、2026年8月3日以降に新しく口座振替を登録する場合は、金融機関名としてドコモSMTBネット銀行を選びます。

SBI証券を使う人:SBIハイブリッド預金は継続するため、今回の発表だけで資金を移す必要はありません。

dカードを使う人:引き落とし口座を変える前に、対象カード番号、スマホ決済額、積立条件を確認します。

dカードを使わない人:dアカウント連携は必須ではないため、従来の銀行機能だけを使えます。

新規口座振替を登録する人:8月3日以降は新しい銀行名を指定します。

よくある質問

ドコモ回線を契約していなくても使えますか

銀行サービスの利用にドコモ回線契約が必須と発表されたわけではありません。

dカード特典を受ける場合は、対象カードに登録したdアカウントとの連携が必要です。

最大4.5%はいつからですか

dアカウント連携は2026年8月20日から開始予定です。

20日までに連携と引落設定を完了した場合、最短で2026年9月の対象買い物から上乗せされます。

ネット通販でも4.5%になりますか

今回の上乗せ特典は街のスマホ決済が対象です。

カード番号を直接入力するネット通販や対象外取引へ、最大4.5%をそのまま当てはめないでください。

預金を増やせばdカード年会費が必ず戻りますか

預金残高等に応じて年会費の半額または全額相当のdポイントを進呈する方針は発表されています。

2026年7月13日時点では詳細条件が順次公表予定のため、金額や判定日を推測して預金を移さない方がよいです。

初年度は強いが上限と13か月目を前提に使う

ドコモの銀行は、既存の住信SBIネット銀行を土台にdカードとマネックス証券の特典を重ねるサービスです。

既存利用者の銀行機能は原則維持されるため、名称変更そのものを不安視して急いで動く必要はありません。

一方、初年度最大4.5%は、対象のdカード、銀行引き落とし、dアカウント連携、マネックス証券の設定、月3万円以上の積立、街のスマホ決済という条件があります。

月3万~5万円程度の対象決済へ集中させ、13か月目に通常利用額で再評価するのが現実的な使い方です。

ABOUT ME
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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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