ゆうちょ銀行の電信振替、電信払込、通常払込の違い

ゆうちょ銀行で送金方法を調べると、「電信振込」という言葉で迷うことがあります。

ただし、ゆうちょ銀行の送金メニューを選ぶ場面では、電信振替電信払込通常払込、他の金融機関への振込を分けて考える必要があります。

自分のゆうちょ口座から相手のゆうちょ口座へ送るなら、基本は電信振替です。

ゆうちょ口座を持っていない人が現金で相手のゆうちょ口座へ急いで送るなら、電信払込を使います。

払込取扱票で会費や商品代金を支払うなら、通常払込を使うケースが多くなります。

この記事では、ゆうちょ銀行の送金方法を、使う場面、反映時間、手数料、間違えやすい点に分けて整理します。

手数料は、2026年6月29日時点でゆうちょ銀行の料金表を確認しています。

この記事の要点

  • 「電信振込」は、ゆうちょ銀行の正式な送金メニュー名としては使い分けに注意が必要です。
  • ゆうちょ口座からゆうちょ口座へ送るなら、電信振替を選びます。
  • 現金で相手のゆうちょ口座へ即時に送るなら、電信払込を使います。
  • 払込取扱票で振替口座へ送るなら、通常払込を使います。
  • 通常払込は安い一方で、相手が受け取るまで数日かかります。
  • ゆうちょ口座から他の銀行へ送る場合は、電信振替や電信払込ではなく振込です。

電信振替、電信払込、通常払込の早見表

最初に見るべき違いは、送る人がゆうちょ口座を持っているか、現金で送るのか、相手の口座が総合口座か振替口座かです。

送金方法を間違えると、手数料が高くなったり、相手が受け取れるまでの日数が変わったりします。

方法 使う場面 送金元 送金先 反映 主な手数料
電信振替 自分のゆうちょ口座から相手のゆうちょ口座へ送る ゆうちょ口座 総合口座または振替口座 即時 ゆうちょダイレクトと通帳アプリは月5回まで無料、ATMは100円、窓口は146円
電信払込 現金で相手のゆうちょ口座へ急いで送る 現金 総合口座または振替口座 即時 5万円未満550円、5万円以上770円
通常払込 払込取扱票などで振替口座へ送る 現金、ATMの通常貯金、ゆうちょ通帳アプリの通常貯金など 振替口座のみ 数日 窓口は203円から417円、ATMと通帳アプリは152円から366円
他の金融機関への振込 ゆうちょ口座から銀行、信用金庫、ネット銀行などへ送る ゆうちょ口座 他の金融機関の口座 相手先や時間帯による ゆうちょダイレクトと通帳アプリは165円、ATMは220円から440円、窓口は660円から880円

総合口座は、記号が「1」から始まる一般的なゆうちょ口座です。

振替口座は、記号が「0」から始まる決済用の口座です。

個人が友人や家族へ送るなら、ほとんどのケースは電信振替か他の金融機関への振込になります。

払込取扱票を使う場面では、通常払込やPay-easyの扱いになることがあります。

「電信振込」と検索した人の選び方

  • 相手もゆうちょ口座で、自分もゆうちょ口座を持っているなら電信振替を選びます。
  • 自分はゆうちょ口座を使わず、現金で相手のゆうちょ口座へ急いで送るなら電信払込を選びます。
  • 払込取扱票で商品代金や会費を払うなら通常払込、または帳票に書かれた支払い方法を選びます。
  • 相手が三菱UFJ銀行、三井住友銀行、楽天銀行などの口座なら、他の金融機関への振込を選びます。

一般の銀行振込のやり方や必要な情報は、次の記事でも整理しています。

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電信振替とは

電信振替は、送金人のゆうちょ口座から受取人のゆうちょ口座へ、口座の残高を即時に振り替える方法です。

相手の記号と番号を指定して送金します。

送金先は、総合口座でも振替口座でも利用できます。

毎月の仕送り、家賃、個人間の立替金の精算など、ゆうちょ口座同士で送る場面に向いています。

電信振替の手数料

電信振替は、窓口よりもATM、ATMよりもゆうちょダイレクトやゆうちょ通帳アプリのほうが低コストです。

ゆうちょダイレクトとゆうちょ通帳アプリの無料回数は合算されます。

取扱場所 手数料
窓口 146円
Madotab、ATM 100円
ゆうちょダイレクト、ゆうちょ通帳アプリ 月5回まで無料、月6回目以降100円
ゆうちょBizダイレクト 100円

ゆうちょ銀行同士で送るなら、ゆうちょダイレクトかゆうちょ通帳アプリの電信振替を優先すると手数料を抑えやすくなります。

10万円以下の個人間送金なら、ことら送金も候補になります。

少額送金の選択肢は、次の記事で整理しています。

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電信振替の使い方

ATMでは「ご送金」から「ゆうちょ口座へのご送金」を選び、キャッシュカードまたは通帳を使って手続きします。

相手の記号と番号、送金金額を入力し、受取人名と金額を確認して実行します。

ゆうちょダイレクトやゆうちょ通帳アプリでは、ログイン後に振込、振替のメニューからゆうちょ銀行あての送金を選びます。

送金先の登録や認証が必要になる場合があるため、初めて送る相手には時間に余裕を持って手続きします。

10万円を超える送金と本人確認

ATM、ゆうちょダイレクト、ゆうちょ通帳アプリ、ゆうちょBizダイレクトでは、取引時確認が済んでいない口座から10万円を超える電信振替はできません。

高額を送る予定がある人は、口座の本人確認状況と1日あたりの払戻上限額を先に確認しておくと手続きが止まりにくくなります。

電信払込とは

電信払込は、現金を使って相手のゆうちょ口座へ即時に払い込む方法です。

送金人がゆうちょ口座を持っていなくても利用できます。

受取人の口座は、総合口座でも振替口座でも対象になります。

自分がゆうちょ口座を使えない状況で、相手のゆうちょ口座へ急いで入金したいときの方法です。

電信払込の手数料

電信払込は即時に入金される一方、電信振替より手数料が高くなります。

払込金額 手数料
5万円未満 550円
5万円以上 770円

手数料は、受取人が負担する設定になっている場合を除き、払込人が負担します。

自分のゆうちょ口座を使えるなら、一度口座へ入金して電信振替を使ったほうが安く済むことが多くなります。

電信払込の使い方

電信払込は、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で申し込みます。

手続きでは、受取人の記号と番号、送金額、現金、手数料が必要です。

総合口座は記号が「1」から始まり、振替口座は記号が「0」から始まります。

相手から口座情報を受け取るときは、記号と番号の桁数を確認しておきます。

通常払込とは

通常払込は、受取人の振替口座へ送金額を払い込む方法です。

通信販売の代金、会費、寄付金、各種団体への支払いなどで、払込取扱票を使って支払う場面によく出てきます。

電信払込との大きな違いは、送金先が振替口座に限られることと、相手が受け取るまでに数日かかることです。

急ぎではない支払いで、手数料を抑えたいときに使われます。

通常払込の手数料

通常払込は、窓口よりもATMやゆうちょ通帳アプリのほうが安くなります。

ただし、利用できる帳票や支払い方法は取扱場所によって変わります。

取扱場所 5万円未満 5万円以上
窓口 203円 417円
ATM、ゆうちょ通帳アプリ 152円 366円

払込取扱票の料金負担は、用紙や収納機関の設定によって変わります。

払込人が料金を負担する場合もあれば、受取人が料金を負担する場合もあります。

通常払込の使い方

窓口では、払込取扱票または受取人の振替口座の記号と番号を使って手続きします。

払込み機能付きATMでは、現金のほか、通常貯金や通常貯蓄貯金の払戻金をあてる通常払込も利用できます。

ゆうちょ通帳アプリでは、通常貯金や通常貯蓄貯金の払戻金をあてる通常払込を利用できます。

受取人側では、払込みの請求を取りまとめてから入金処理されるため、受け取りまでに数日かかります。

通常払込は急ぎの送金には向きません

通常払込は、電信振替や電信払込のように即時入金ではありません。

支払期限が当日や翌日に迫っている場合は、相手がどの支払い方法を着金扱いにするのかを確認してから手続きします。

他の金融機関へ送る場合は振込

ゆうちょ銀行から三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などへ送る場合は、他の金融機関への振込です。

この場合、電信振替や電信払込ではありません。

ゆうちょ銀行では、現金による他の金融機関への振込は取り扱っていません。

他の金融機関へ送るには、ゆうちょ口座から手続きします。

取扱場所 5万円未満 5万円以上
窓口 660円 880円
Madotab、ATM 220円 440円
ゆうちょダイレクト、ゆうちょ通帳アプリ、ゆうちょBizダイレクト 165円 165円

他の金融機関へ送る場合も、オンライン手続きのほうが手数料を抑えられます。

相手がゆうちょ口座の記号と番号だけを伝えてきた場合は、他の銀行から振り込める店名、預金種目、口座番号に変換する必要があります。

銀行振込の反映時間やモアタイムシステムの考え方は、次の記事で詳しく整理しています。

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間違えやすいポイント

ゆうちょ銀行の送金で迷いやすいのは、名前が似ていることよりも、現金で送るのか、口座から送るのか、相手の口座種類がどれかという点です。

実際の手続き前に、次のポイントを確認しておくと失敗を減らせます。

送金前の確認リスト

  • 相手の口座はゆうちょ銀行か、他の金融機関か。
  • ゆうちょ銀行なら、記号が「1」から始まる総合口座か、「0」から始まる振替口座か。
  • 自分はゆうちょ口座から送るのか、現金で送るのか。
  • 相手が即時入金を求めているのか、数日後の入金でよいのか。
  • 払込取扱票の手数料は、払込人負担か受取人負担か。
  • 10万円を超える送金で本人確認や限度額に引っかからないか。

振込先を間違えた場合は、手続き後に組戻しや訂正が必要になることがあります。

組戻しの流れは、次の記事で解説しています。

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ゆうちょ銀行の通常貯金には預入限度額があります。

高額な入出金や資金移動を予定している人は、限度額の仕組みも確認しておくと安心です。

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よくある質問

ゆうちょ銀行の電信振込とは何ですか?

読者が「電信振込」と呼ぶものは、実務上は電信振替、電信払込、他の金融機関への振込のどれかを指していることが多くなります。

ゆうちょ口座からゆうちょ口座へ送るなら電信振替、現金でゆうちょ口座へ急いで送るなら電信払込、ゆうちょ口座から他の銀行へ送るなら振込です。

電信振替と電信払込の違いは何ですか?

電信振替は、ゆうちょ口座の残高から相手のゆうちょ口座へ即時に送る方法です。

電信払込は、現金で相手のゆうちょ口座へ即時に送る方法です。

自分がゆうちょ口座を使えるなら、手数料面では電信振替のほうが有利です。

通常払込はいつ相手に入金されますか?

通常払込は、払込みの請求を取りまとめてから入金処理されるため、受取人が確認できるまでに数日かかります。

急ぎの支払いでは、通常払込で間に合うかを先に確認します。

現金で他の銀行へ振り込めますか?

ゆうちょ銀行では、現金による他の金融機関への振込は取り扱っていません。

他の金融機関へ送る場合は、ゆうちょ口座から振込手続きをします。

ゆうちょダイレクトとゆうちょ通帳アプリの電信振替は無料ですか?

ゆうちょダイレクトとゆうちょ通帳アプリの電信振替は、月5回まで無料です。

6回目以降は1件100円で、無料回数はゆうちょダイレクトとゆうちょ通帳アプリで合算されます。

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送金方法を選ぶときは、相手の口座種類だけでなく、反映時間、手数料、送金ミスの対応もあわせて見ると判断しやすくなります。

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確認した主な情報

  • ゆうちょ銀行「送金料金」
  • ゆうちょ銀行「電信振替」
  • ゆうちょ銀行「電信払込み」
  • ゆうちょ銀行「通常払込み」
  • ゆうちょ銀行「振込」

確認日:2026年6月29日

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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