SMBC信託銀行プレスティアのメリットとデメリットの口座維持手数料を無料化する方法
日本で展開をしていた米国の銀行であるシティバンク(Citibank)は、日本でシティバンク銀行として銀行サービスを行っていましたが、2015年11月1日にリテール事業(個人向け)をSMBC信託銀行へ統合し、現在はプレスティア(PRESTIA)の名称で事業を行っています。
旧シティバンク銀行のサービスを利用していた人もプレスティアに移管されています。今回は、そんなシティバンク銀行の個人向けサービスを統合したSMBC信託銀行の「プレスティア」について、そのメリット、デメリットやおすすめの使い方について最新情報を交えながら紹介していきます。
三井住友信託銀行とSMBC信託銀行プレスティアの違い
プレスティアを説明する前に、三井住友信託銀行とSMBC信託銀行プレスティアの違いを理解しておく必要があるかもしれません。
SMBCというのは「三井住友銀行」を表しているわけで、SMBC信託銀行というのは三井住友銀行系の信託銀行ということになります。事実、SMBC信託銀行は三井住友銀行の100%子会社です(旧:ソシエテジェネラル信託銀行)。
一方で、同じ三井住友という名前が付く信託銀行に「三井住友信託銀行」という銀行もあります。この二つを同じものと思っている方もいるかもしれませんが、実は全く関係のない会社なんです。
| 三井住友信託銀行 | SMBC信託銀行 | |
|---|---|---|
| 株主・親会社 | 三井住友トラストホールディングス | 三井住友銀行(三井住友フィナンシャルグループ) |
| 会社の基本情報 | 三井住友トラストHDの完全子会社で信託銀行業務では邦銀で第1位のメガ信託。 住友信託銀行と中央三井トラスト・ホールディングスが統合し、三井住友トラストホールディングス(SMTH)となり、住友信託銀行+中央三井信託銀行、中央三井アセット信託銀行が合併して発足。 |
3メガバンクの中で信託銀行(信託部門)を持たなかったSMFGがソシエテジェネラル信託銀行を買収して2013年10月にSMBC信託銀行として発足。 |
| シティバンク銀行の日本撤退時 | シティバンク銀行のクレジットカード業務(シティカードジャパン)を買収して、三井住友トラストクラブを発足。ダイナースクラブカード等を発行しています。 | シティバンク銀行の個人向け銀行業務を買収して、プレスティア(PRESTIA)の名称でリテールバンク事業を展開しています。 |
名前が似ているだけで、実はほとんど関係のない二社なんですね。この二社がいずれもシティバンク銀行の銀行事業とクレジットカード事業を別々に買収したから、さらにわかりにくくなっています。
SMBC信託銀行プレスティアはどんな銀行?
SMBC信託銀行プレスティアは、シティバンク銀行のリテールバンク(個人向け銀行業務)を買収してできたサービスです。旧シティバンク銀行の銀行サービスがそのまま名前が変わったようなものと考えてよいでしょう。
もともとがシティバンク銀行(米国の銀行)の強みを引き継いでいるため、現在でも外為系や外貨決済の分野では強みを発揮しています。海外への渡航が多い方や、外貨建て資産を積極的に運用したい人にとってはメリットが大きい銀行です。
円普通預金金利がメガバンク以上の水準に上昇
外貨に強い印象があるプレスティアですが、2026年2月9日より円普通預金金利が年0.300%に引き上げられました(プレスティアマルチマネー口座の円普通預金も同率)。「円預金では金利が期待できない」という過去の常識は現在変わってきており、円資金を置いておく口座としても一定の魅力が出てきています。
店舗の統廃合・縮小傾向には注意
デジタル化の流れもあり、プレスティアの実店舗は縮小傾向にあります。例えば2026年5月25日には新宿南口支店や吉祥寺支店が新宿東口支店に統合されるなど、リアルの窓口で相談できる拠点が集約されている点には留意が必要です。
SMBC信託銀行・プレスティアは口座管理料がかかる?
日本の一般的な銀行だとほとんどなじみはありませんが、プレスティアでは一定の条件を満たさない場合は、口座維持手数料(月額2,200円・税込)が必要になります。これが利用を検討する上での最大のデメリット(ハードル)といえそうです。
銀行も口座を維持するためには様々な諸費用が掛かるわけですから、ある程度の資産を預けてくれる顧客をメインターゲットにしているということなのでしょう。
月額2,200円はバカにできない手数料の金額ですが、以下の条件のうち「いずれか一つ」を満たせば手数料を無料にすることができます。
| 月額維持手数料の無料条件 | 詳細 |
|---|---|
| 月間平均残高50万円以上 | 前月の預金残高(日本円+外貨等)の月間平均額が50万円相当額を超えていれば無料になります。普通預金はもちろんですが、外貨預金、投資信託、債券を含みます。外貨建てのものは為替レートで日本円換算して判断されます。 |
| 外貨建て資産20万円以上 | 前月のプレスティアに預けている外貨預金、外貨建て投資信託、外貨建て債券などの月平均資産額が20万円相当額以上なら無料になります。 |
| 外貨積立サービスの利用 | 外貨積立サービスを利用し、初回引落し後に一定の積立が継続されている場合は無料になります。 |
| 提携クレジットカードの保有 | 前月25日時点で、SMBC信託銀行の提携クレジットカード(PRESTIA Visa CARD 等の指定カード)の会員であること。 |
| ローン利用があること | ・住宅ローン利用があること ・パーソナルローン(無担保ローン)の利用があること ・カードローン(プレスティア マルチマネークレジットを除く)の利用残高があること |
一番お手軽というか、費用も掛からずリスクもないのは「平均預金残高50万円相当額以上」というものでしょうか。このくらいの金額を預けておけるというのが、SMBC信託銀行プレスティアを利用するうえでの最低条件といえそうです。
SMBC信託銀行・プレスティアを利用するメリット
月額管理費とそれを無料にする方法はわかりましたが、それをあえて負担・クリアして口座を作るメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?ざっくりと箇条書きにすると以下のようなものがあげられます。
- 17通貨に対応した外貨建て商品が豊富にそろっている(マルチマネー口座)
- GLOBAL PASS(多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード)で世界中のATMから現地通貨が引き出せる
外貨建て商品が豊富(マルチマネー口座)
マルチマネー口座は、シティバンクの時代から外貨をよく利用する人の中で便利として評判の良かったサービスです。一つの口座で日本円、米ドル、ユーロなど17種類の通貨を一元的に管理できます。
普通の人はあまり機会がないかもしれませんが、外国から豪ドルの振り込みがあるという場合に、プレスティアのマルチマネー口座宛に振り込みをしてもらえば、豪ドルのまま入金してもらうことができます。
ただし、外貨預金を利用する際は為替手数料に注意が必要です。プレスティアは外貨に強いですが、標準の為替手数料が特別に安いわけではありません。預り資産額やステータスに応じた割引(プレミアム・デポジット等)を活用することで、初めてコストメリットが出てくる仕組みになっています。
GLOBAL PASS(グローバルパス)で世界中で外貨決済・出金が可能
旧シティバンク時代から有名だった「外貨キャッシュカード(米ドル決済専用)」は2021年9月末をもってサービスを終了しました。また、米国のシティバンクATM自体も大幅に縮小されています。
それに代わって現在プレスティアの最大の武器となっているのが、「GLOBAL PASS(グローバルパス)」という多通貨対応のVisaデビット一体型キャッシュカードです。
このカードを利用すれば、マルチマネー口座に預けている外貨残高をそのまま使って、海外のVisa加盟店でショッピングをしたり、世界中のVisa対応ATMから現地通貨(外貨)を直接引き出したりすることが可能です。米国のシティバンクATMに限定されず、世界中で幅広く利用できるため、海外への出張や留学、海外赴任などで長期滞在する方にとっては非常に強力なツールとなります。
事前に知っておくべきデメリット:海外送金の手数料について
外貨に強みを持つプレスティアですが、「海外送金」を頻繁に行う場合はコスト面で注意が必要です。
プレスティアから海外へオンライン送金を行う場合、1回あたり3,500円の送金手数料に加え、中継銀行手数料等が発生します。2026年現在、海外への送金手段としては「Wise(ワイズ)」などのオンライン送金サービスが普及しており、Wiseであれば10万円の送金でも約600〜800円程度の手数料で済むことが多く、圧倒的に割安です。
「外貨の保有や現地での出金(GLOBAL PASS)」はプレスティアが有利ですが、「日本から海外口座への単純な資金送金」であれば、Wise等の専門サービスを併用するのが賢い選択と言えます。
海外取引が多い人や米国・海外に行く人向け
日本人のどれほどがこの条件に合致するかわかりませんが、プレスティア(SMBC信託銀行)がおすすめといえる人は、海外からの振込入金がある人や、海外出張・旅行によく行く人ということになりそうです。
口座維持手数料というハードルはありますが、ある意味でこのくらいエッジが効いたサービスを提供するほうが、そうした確かなニーズがある人にとっては非常に使い勝手の良い銀行になるのかもしれません。
以上、SMBC信託銀行プレスティアのメリットとデメリットについて、最新の事情を踏まえてまとめてみました。
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