バンドルカード(VANDLE CARD)というVISAプリペイドカードが登場しました。このカードはスマホアプリから手軽にチャージすることができ、VISAプリペイドカードとしてお店やオンラインショッピングなどで利用することができるプリペイドカードです。
VISAプリペイドカードの中でも最大の障壁であるチャージする手間を小さくする“ポチっとチャージ”というサービスも追加されています。今回はそんなVISAプリペイドカードのバンドルカードについての特徴やそのメリット、デメリット、危険性などを紹介していきます。
VISAプリペイドカードの基本的なしくみ
バンドルカードはVISAプリペイドカードといわれるタイプの決済サービスです。
VISAプリペイドカードはクレジットカード会社のVISAの決済網を利用しつつ、チャージして使うというプリペイドカードの仕組みをもったカードです。
- VISA加盟店で使える
- 先払い(チャージ)なので審査がない
- チャージした範囲内でしか使えないので使いすぎを予防
- 12歳以上なら子どもでも所有できる
といった特徴があります。最近ではこうした点を評価する方も多く、クレジットカードは持たずに、ブランドプリペイドカードだけを持つといった方も少なくないようです。
各種キャッシュレスな決済方法と比較した表は以下の通りです。
支払い方法 | 審査の有無 | 最低年齢 | 使えるお店 | 決済方法 | |
---|---|---|---|---|---|
電子マネー(Suicaや楽天Edy、iDなど) | 前払い/後払い | なし | 制限なし | 各電子マネーの加盟店 | タッチ決済 |
クレジットカード | 後払い | あり | 18歳以上(高校生不可) | 各カードの加盟店 | カードリーダー |
ブランドデビットカード | 先払い(預金残高の範囲) | なし | 16歳以上(中学生不可) | 各カードの加盟店(一部利用不可) | カードリーダー |
ブランドプリペイドカード | 先払い | なし | 12歳以上 | 各カードの加盟店(一部利用不可) | カードリーダー |
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バンドルカード(VANDLE CARD)とは?
それでは今回紹介する「バンドルカード(VANDLE CARD)」自体の説明に入っていきたいと思います。
- 最短1分で使える圧倒的な発行の速さ
- ポチっとチャージに代表されるチャージ方法
最短1分で使える圧倒的な発行の速さは魅力
バンドルカード(VANDLE CARD)の最大のメリットといえるのが発行のスピードです。バーチャルカードタイプなら各ストア(AppStoreまたはGooglePlay)から「公式アプリ」をスマホにインストールして、アカウントを登録すれば発行されます。
プリペイドカードなので審査もなく、まさに即時発行されます。バーチャルカード発行に必要な情報は以下の二つだけです。
- カード名義(TARO YAMADA など)
- 電話番号(SMS認証)
本当にこれだけでカードが発行されます。本人確認書類などの提出もなく、アプリで本当に1分もあれば作成できてしまいます。
さらに、今から説明する“ポチっとチャージ”を組み合わせればアプリインストールから即でお買い物をすることができます。
さらに、ポチっとチャージですぐに使える
ブランドプリペイドカードは「プリペイド(Pre-Paid)=事前払い」なので基本的には先にチャージをしてその金額の範囲でお買い物をすることになります。
ただ、バンドルカードには“ポチっとチャージ”という、それこそポチっとタップするだけで“最大2万円までを前借り”してお買い物ができるサービスがあります。チャージをしたらバーチャルプリペイドカードに即時入金されます。
バンドルカードにチャージされた残高はすぐに、Amazonなどのネットショッピングでもすぐに使えます。
ちなみに、ポチっとチャージで受け取ったお金は「翌月末まで」に支払いをすればOKとなっています。
5月10日に利用した場合は、6月30日までに返せばOKということになります。
なお、利用時は金額に応じて500円ないしは800円の手数料を上乗せして返すことになります。上限2万円までと決して高額ではありませんが、場面によっては使えるサービスかもしれません。
なお、こうしたポチっとチャージ以外にも
- コンビニ
- クレジットカードチャージ
- ネット銀行
- 銀行ATM(ペイジー | Pay-easy)
- ギフトコード入力
などでカードにチャージをすることができます。チャージ金額は1000円単位となっています。
バンドルカード(VANDLE CARD)のデメリット、注意点
続いて、このカードを利用する上での注意点をいくつか紹介していきます。
- お買い物でのポイント還元は無い
- 残高を放置し続けると手数料が発生する
- ポチっとチャージの手数料は決して安くない
- VISA加盟店でも使えないお店もある
お買い物でのポイント還元は無い
クレジットカードや、ブランドプリペイドカードでも利用金額に応じて「ポイント」が貯まるカードは少なくありません。クレジットカードなら年会費無料のカードでも1%ほどのポイント還元があるものもあります。
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一方で、今回紹介しているバンドルカードについては利用金額に対するポイント付与はありません。
残高を放置し続けると手数料が発生する
バンドルカードはバーチャルカードは発行手数料も年会費もかかりません。
ただし、120日間利用がない場合、それ以降は30日ごとに残高から100円の手数料が発生するようになります。最終的に残高がゼロになると、以降はカードが停止されます(後日アプリから再開は可能)。
この辺りの仕組みはバーチャルプリペイドによくある仕様ではありますが、もったいない感じがありますね。ちなみに、使いきれない残余金がある場合はAmazonギフト券(金額指定タイプ)を買うという方法で残高をゼロにできます。
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ポチっとチャージの手数料は決して安くない
ウリのサービスでもあるポチっとチャージは手数料がかかります。
3,000円~10,000円までのチャージ:500円
11,000円~20,000円までのチャージ:800円
これは実質的な金利のようなものです。というわけでこれを“実質年率”に直してみたいと思います。返済期限は翌月末なので最短30日、最長60日間の借り入れということになります。
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最低利率は2万円を60日間で800円の手数料です。この場合の実質年率換算は24.3%となります。
一方で最高利率は3000円を30日間で500円の手数料。この場合の実質年率換算は202%とかなりの水準になります。安易に薦められるものではありませんね。
VISA加盟店でも使えないお店もある
バンドルカードに限らず、ブランドプリペイドカードやブランドデビットカードの仕様上の問題になるのですが、VISA加盟店であっても使えないお店があります。
- ガソリンスタンド
- 宿泊施設
- 公共料金
- 定期支払い・定期購買
- 保険料の支払い
- 高速道路料金
- 機内販売
- 特急券 ※暗証番号が必要な加盟店様ではお使いいただけません
- 本人認証(3Dセキュア)の必要な加盟店
上記のような施設ではバンドルカードは利用できません。また、海外も利用不可です。
まとめ、すぐに使えるというのが最大のメリット
バンドルカードは今すぐに使えるというのは大きなメリットです。
カード番号が発番されるまではアプリインストール後、一分ほどで完了し、ポチっとチャージを利用すれば最大2万円までとはなりますが、数分で最大2万円ほどのお買い物ができてしまうわけです。そういった意味でのスピード!を求める方には最適なカードだと思います。
自分も作ってみましたけど、スピードはすごいです。
ちなみに、このバンドルカードの発行の速さとポチっとチャージを利用してAmazonギフトを買って、それを売って現金化するみたいな手法を勧めているかたもいらっしゃるようですが、そもそもポチっとチャージ自体が実質的に高金利ですし、さらに割り引かれるわけですから、絶対に割に合いません。
以下はクレジットカードを利用した現金化を辞めるべき理由を説明したものですが、バンドルカードのポチっとチャージを利用したものとも同じことです。絶対にやめておきましょう。
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以上、今すぐ使えるVISAプリペイド、バンドルカードのメリット、デメリットについて紹介しました。
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