エターナルホスピタリティグループ(旧鳥貴族)の株主優待|長期保有優待と株式分割後の変更点
エターナルホスピタリティグループ(3193)は、「焼鳥屋 鳥貴族」を中心に外食ブランドを展開する会社です。
旧社名は鳥貴族ホールディングスで、2024年に現在の社名へ変わりました。
株主優待は鳥貴族で使えるお食事ご優待券ですが、2026年7月末基準日から長期保有優待が新設され、2027年1月末基準日以降は株式分割後の株数区分へ変わります。
この記事では、2026年6月時点の公式IR情報をもとに、7月優待で見るべき変更点、優待利回り、電子チケットの使い方、優待目的で買うときの注意点を整理します。
先に結論
- 権利確定月は1月末と7月末です。
- 2026年7月末基準日は株式分割前の区分で、100株なら年間2,000円相当のお食事ご優待券です。
- 2026年7月末基準日から、1年以上継続保有の株主に5%割引優待券4枚が追加されます。
- 2026年8月1日に1株を2株にする株式分割が予定されており、2027年1月末基準日以降は分割後の株数区分になります。
- 株主優待券は電子チケットで、国内の「焼鳥屋 鳥貴族」全店で使えますが、「鳥貴族 〇〇家」とやきとり大吉では使えません。
エターナルホスピタリティグループの株主優待
エターナルホスピタリティグループの株主優待は、年2回のお食事ご優待券です。
基準日は毎年1月31日と7月31日です。
2026年7月末基準日の権利付き最終日は、2026年7月29日です。
この日までに株を買い、権利確定日に株主として記録される必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券コード | 3193 |
| 市場 | 東証プライム |
| 権利確定月 | 1月末、7月末 |
| 優待内容 | 国内の「焼鳥屋 鳥貴族」で使えるお食事ご優待券 |
| 優待券の形式 | QRコードから表示する電子チケット |
| 長期保有優待 | 100株以上を1年以上継続保有で5%割引優待券4枚 |
鳥貴族は創業以来、均一価格を特徴にしてきた焼鳥チェーンです。
かつては全品280円の均一価格でしたが、現在のグランドメニューは税込390円均一です。
優待券の価値を考えるときも、昔の価格ではなく現在の店舗価格で使い道を見ます。
2026年7月末基準日の優待内容
2026年7月末基準日の株主優待は、株式分割前の株数で判定されます。
通常のお食事ご優待券は従来の区分を引き継ぎ、100株、300株、500株の3段階です。
| 保有株数 | 1回あたり | 年間合計 |
|---|---|---|
| 100株から299株 | 1,000円相当 | 2,000円相当 |
| 300株から499株 | 3,000円相当 | 6,000円相当 |
| 500株以上 | 5,000円相当 | 10,000円相当 |
2026年7月末基準日からは、長期保有株主優待も始まります。
100株以上を1年以上継続保有している株主には、通常のお食事ご優待券に加えて5%割引優待券4枚が贈呈されます。
2026年7月末基準日の長期保有判定では、2025年7月末日と2026年7月末日の株主名簿に同一の株主番号で記載され、それぞれの基準日に100株以上を保有していることが条件です。
2026年7月だけを狙って新規に買う場合の注意点
2026年7月に初めて買う株主は、通常のお食事ご優待券の対象にはなります。
しかし、2025年7月末から同一株主番号で保有していないため、2026年7月基準日の長期保有優待は対象外です。
優待クロス取引だけで長期保有優待を取る前提は、条件に合わない可能性があります。
2027年1月末以降の株式分割後の区分
エターナルホスピタリティグループは、2026年7月31日を基準日として1株を2株に分割し、効力発生日を2026年8月1日としています。
このため、2027年1月末基準日以降の株主優待は分割後の株数で判定されます。
| 分割後の保有株数 | 1回あたり | 年間合計 |
|---|---|---|
| 100株から199株 | 500円相当 | 1,000円相当 |
| 200株から599株 | 1,000円相当 | 2,000円相当 |
| 600株から999株 | 3,000円相当 | 6,000円相当 |
| 1,000株以上 | 5,000円相当 | 10,000円相当 |
分割後は、100株から優待を受けられる点では最低投資金額が下がります。
ただし、分割後100株の年間優待額は1,000円相当です。
分割前100株と同じ年間2,000円相当を受けるには、分割後200株が必要です。
「株式分割で優待が単純に2倍になる」という理解ではありません。
2026年7月末基準日は分割前の区分です。
2027年1月末基準日以降は分割後の区分になり、100株から199株は年間1,000円相当になります。
投資額は下がりやすくなりますが、1単元あたりの優待額も調整されています。
長期保有優待の条件
長期保有優待は、毎年7月末基準日の株主に追加される5%割引優待券です。
2027年1月末基準日以降の制度では、基準日である7月末日から起算し、1月末と7月末の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載され、それぞれの基準日に100株以上を保有していることが条件です。
株主番号が変わると継続保有の判定が切れる場合があります。
貸株サービス、全株売却、証券会社間の移管、相続などは株主番号の扱いに影響することがあるため、長期保有優待を狙う資金では短期売買を前提にしないほうが管理しやすくなります。
電子チケットの使い方と有効期限
株主優待券は、郵送される案内に印刷されたQRコードから電子チケットへアクセスして使います。
スマートフォンを持っていない場合でも、QRコードを店舗へ持参すれば利用できます。
使える店舗は、日本国内の「焼鳥屋 鳥貴族」全店です。
ただし、「鳥貴族 〇〇家」は対象外で、グループ内のやきとり大吉でも使えません。
| 基準日 | 発送時期 | お食事ご優待券の利用期間 |
|---|---|---|
| 7月末 | 同年10月頃 | 同年11月から翌年4月末まで |
| 1月末 | 同年4月頃 | 同年5月から10月末まで |
かつては発行時期と有効期限の関係で、2回分の優待券をまとめて使える可能性もありました。
現在の利用期間は5月から10月、11月から翌年4月に分かれています。
基本的には、2回分を重ねて使うより、半年ごとの期限内に使い切る設計だと考えます。
優待利回りと最低投資金額
2026年6月26日の終値2,694円で計算すると、分割前100株の購入金額は269,400円です。
100株でもらえるお食事ご優待券は年間2,000円相当なので、優待利回りは約0.74%です。
5%割引優待券は使う金額によって価値が変わるため、ここでは利回り計算に含めません。
| 基準 | 必要株数 | 目安投資額 | 年間優待額 | 優待利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2026年7月末基準日 | 100株 | 269,400円 | 2,000円相当 | 約0.74% |
| 2027年1月末以降 | 100株 | 分割後の株価次第 | 1,000円相当 | 株価次第 |
| 2027年1月末以降 | 200株 | 分割後の株価次第 | 2,000円相当 | 株価次第 |
競合の優待情報サイトでは、最低投資金額、優待利回り、配当利回りを並べて比較しています。
この見方をすると、エターナルホスピタリティグループの優待は「高利回りの外食優待」というより、「鳥貴族をよく使う株主が電子チケットを確実に使い切る銘柄」です。
優待利回りだけを重視するなら、ほかの外食優待も比較してから選ぶほうが納得しやすくなります。
外食優待を比べる場合は、次の記事も参考になります。
優待券を売る前提で買うのは避ける
かつては、紙の優待券を金券ショップやフリマアプリで売却する選択肢も語られていました。
現在は株主優待券の電子チケット化が進み、フリマアプリ側でも偽造品対策や出品禁止ルールの見直しが行われています。
鳥貴族の優待券についても、売却前提で利回りを計算するより、自分や家族が店舗で使い切れるかを基準にするほうが現実的です。
使わない優待券を売って回収する発想ではなく、生活圏に対象店舗があり、半年ごとの有効期限内に行けるかを先に見ます。
優待目的で買うときの注意点
優待目的で買う場合は、権利付き最終日だけで判断しないほうがよいです。
権利落ち後に株価が下がると、優待額より大きな含み損が出ることがあります。
2026年7月基準日は株式分割の基準日でもあるため、分割前後の株価の見え方も変わります。
優待クロス取引を使う場合は、貸株料、売買手数料、逆日歩を確認します。
エターナルホスピタリティグループは貸借銘柄として扱われますが、制度信用の売りを使うと逆日歩が発生する可能性があります。
長期保有優待は同一株主番号の継続が条件になるため、短期の優待クロスだけでは通常のお食事ご優待券と長期保有優待を同じ感覚で狙えません。
株主優待の基本的な買い方は、次の記事で整理しています。
優待目的で証券会社を選ぶ場合は、一般信用売り、手数料、在庫の見やすさを比較します。
よくある質問
鳥貴族の株主優待は、やきとり大吉でも使えますか?
使えません。
株主優待券を使えるのは、日本国内の「焼鳥屋 鳥貴族」全店です。
「鳥貴族 〇〇家」とやきとり大吉は対象外です。
2026年7月に買えば長期保有優待ももらえますか?
2026年7月に初めて買う場合、通常のお食事ご優待券の対象にはなります。
一方で、2026年7月基準日の長期保有優待は、2025年7月末日と2026年7月末日の同一株主番号での保有が条件です。
新規購入だけではこの条件を満たしません。
スマートフォンがないと電子チケットは使えませんか?
スマートフォンがなくても、郵送される案内のQRコードを店舗へ持参すれば使えます。
スマートフォンを使う場合は、QRコードから電子チケットを表示して店頭で提示します。
株式分割後は100株だけで今までと同じ優待額になりますか?
なりません。
2027年1月末基準日以降は、分割後100株から199株の年間優待額が1,000円相当になります。
分割前100株と同じ年間2,000円相当を受けるには、分割後200株が目安です。
優待利回りは高いですか?
2026年6月26日終値2,694円で分割前100株を買う場合、優待利回りは約0.74%です。
外食優待の中では高利回りだけで選ぶ銘柄ではありません。
鳥貴族を定期的に利用し、電子チケットを期限内に使い切れる人向けです。
エターナルホスピタリティグループの優待は誰に向くか
エターナルホスピタリティグループの株主優待は、鳥貴族を日常的に使う読者に向きます。
2026年7月基準日から長期保有優待が加わるため、短期で優待券だけを取るより、店舗を使いながら長く保有する人のほうが制度に合います。
一方で、優待利回りだけを見るなら外食優待の中で突出して高いわけではありません。
対象店舗、有効期限、電子チケットの使いやすさ、株式分割後の区分を確認し、実際に使い切れる金額だけを評価します。
次に読む記事
株主優待の買い方と注意点はこちらです。
優待クロス取引のコストや逆日歩はこちらです。
株主優待向けの証券会社比較はこちらです。
外食優待を比較したい場合はこちらです。
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