ビール券という商品券をもらったことがあるという方も多いのではないでしょうか。名前の通りビールの購入に使える商品券なのですが、購入するときの額面価格や利用価格に差があったり、お釣りや使い方に制限があったりと少し複雑になっています。

今回はそんなビール券を上手に活用する方法について買い方から使い方、買取してもらって換金する方法までをわかりやすくまとめていきます。

そもそもビール券とは何か?

ビール券とは「全国酒販協同組合連合会」が発行している商品券で、正式には「ビール共通券」といいます。1000円とか5000円といったようないわゆるギフトカードやプリペイドカードとは違い、ビール共通券ということでビール(633ml・大瓶)2本券とビール(350ml・缶)2缶券、さらに現在はビール(500ml・缶)2缶券という形で発行されています。

あくまでもビールと交換する商品券ということですね。

でも、ビールの売値ってお店によって違うよね?

今やビールなどの売値はディスカウントストア、スーパー、酒屋、コンビニなど販売する場所によって様々です。価格はまちまちなわけで、ビール券が大瓶2本とか350ml缶2本とかいわれてもその価値を判断するのは難しいですよね……。

この辺りはどうやって計算するのでしょうか?

ビール券で買える値段はそれぞれの券で決まっている

実はビール券は大瓶2本、缶2本とそのまま交換するというのではなく、それぞれの想定価格に合わせて利用することができるようになっています。

現在のビール券(有効期限2033年3月31日のもの)の額面は以下の通りです。

ビール券(大瓶2本):860円

ビール券(缶2本):500円

つまりビール2本という書き方はされていても、結局は860円券、500円券という額面の商品券ということになりますね。

※古いビール券の額面価格は異なる場合があります。

ビール券として使える額面は、券面にある記号の末尾4桁の数字です。「A-22-0860」なら860円分、「K-9-0500」なら500円分として使えます。

ビール券を商品券として購入できる価格とビールを購入できる値段の違い

ビール券がややこしいところに価格が2つあるということも挙げられます。

ビール券は前述の通り大瓶2本券は860円分のお買い物、缶2本券は500円分のお買い物に利用できる金券(商品券)なのですが、このビール券を購入するとき(定価)は大瓶は960円、缶は575円となっています。

ビール券を購入価格(発行額) ビール券で買える金額(額面) 差額
大瓶2本券 960円 860円 100円
缶2本券 575円 500円 75円

表にすると上のような感じになります。つまり、定価でビール券を買って、そのビール券でビールを買うという買い方をすると確実に損をするという商品券になるわけです。

プリペイドカードなどは5000円分購入すると5150円分として使えるというようなちょっとお得なものもありますが、ビール券はそれとは逆で損をする商品券ということになります。
つまり、あくまでもギフト用の商品券ということになります。

ビール券を購入する方法

ビール券は百貨店(デパート)のサービスカウンター等で購入できます。このときの購入価格は上記で説明した通り大瓶2本券で960円、缶2本券で575円となります(1枚当たり)

なお、ビール券は前述のように「自分のために購入すると100%損をする」という商品券になっているので、普通購入する理由は贈答用かと思います。そう考えると、スーパーや酒屋で購入するよりは包装紙が○○百貨店となる方が見栄えが良いかと思います。

コスパを考えてビール券を購入するなら金券ショップ

一方で差額がもったいないと考える方は金券ショップもお勧めです。ビール券は金券ショップの中でもかなり取り扱いの多い金券です。

金券ショップでの売値はほぼ「額面(実際に購入できる金額)」に近い金額になるでしょう。無駄(?)な差額を払うよりはビール券も金券ショップで購入するほうがお得といえそうです。

ビール券の上手な使い方

前述のように、ビール券は大瓶券は860円、缶券は500円の額面の商品券として利用することができます。ビール券が使えるお店は「酒屋」「スーパー」「コンビニ」「ドラッグストア」などお酒を扱っているほとんどのお店で利用することができます。

2本券と書かれていますが、それぞれ額面の商品券として利用できますので、価格の安いスーパーやディスカウントストアで使うほうが当然ながらお得になります。

おつりは出ないことが多いので買い方に注意

ビール券は額面以下のお買い物をした場合、おつりが出ないお店がほとんどです。商品券によくあるパターンですね。

たとえば、500円のビール券で210円のビールを2本購入した場合、総額は420円です。ところがビール券で出してもおつりの80円は消えてしまうわけです。

この場合はビールを3本購入して総額630円として500円のビール券との差額130円を現金で出すという方法を取るようにしましょう。

ビール券はビールしか買えないのか?

ほとんどのお店ではビール以外も購入できます。一部店舗ではビールのみというところもあると聞きますが、私はこれまで一度もそんな店にあたったことはありません。

知っておきたい「お酒1点ルール」

多くのスーパーやドラッグストアなどでは、「買い物かごの中に、お酒類が1点でも含まれていれば、食品や日用品など残りの買い物代金にもビール券を充当できる」という運用がなされています。たとえば、缶チューハイ1本とお弁当、お惣菜を買った合計金額からビール券の額面を差し引くことが可能です。ただし、店舗やレジのシステムによって対応が異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

ただし、コンビニなどで「現金のみ」という商品の購入には利用できません。たとえば公共料金の支払いや別のプリペイドカードの購入などが挙げられます。

ちなみに、ユニークなビール券の使い道として「東横インにお得に安く泊まるための方法のまとめ」でも紹介した東横インでの宿泊料金に充当するという方法もあります。ただし、東横インで利用する場合は「宿泊日より13ヶ月以上の有効期限があるビール券」という条件がありますのでご注意ください。これならまとまった金額のビール券があっても使えそうですね。

 

有効期限切れには要注意

ビール券などは貰ったらすぐ使うというのが一番です。よくあるパターンはせっかくもらったからといってそのまま大事に取っておいて、いつしか忘れてしまって出てきたときには有効期限が切れていた……。というケース。

実は2004年以前に発行されていたビール券には有効期限の設定がなかったのですが、2005年以降に発行されたビール券には有効期限の設定があります。

当然ですが、有効期限が切れてしまったビール券は使うことができません。

旧券の取り扱いに注意

特に注意したいのが、過去に発行された旧券です。例えば、2026年3月31日に有効期限を迎えた旧券(額面494円券・784円券など)は、すでに使用や金券ショップでの買取ができない店舗が増えています。古いビール券をお持ちの方は、期限切れになる前に早めに使い切るようにしましょう。

ビール券の換金方法。金券ショップでの買取

ビール券をギフトなどでもらったけれども、自分はビールを飲まないから……。という理由で換金を希望する方もいるかもしれません。

前述の通りビール券はビール以外の購入にも使えるので、ビール券が使えるお店ではほとんど現金として利用できるので、ビールを飲めない人でもビール券は使えます。

基本は金券ショップでの買取

ビール券を換金しようという場合は基本的に金券ショップで買い取ってもらうのが基本でしょう。
ただし、ベースとなる金額は発行額(定価)ではなく、額面(使える金額)となってしまうのが現状です。

買取価格の相場としては、現行の新しいビール券の場合、額面から20円前後引かれた金額になります。

現在の換金率の目安

  • 大瓶2本券(額面860円):買取価格 約840円(換金率 約97.7%)
  • 缶2本券(額面500円):買取価格 約480円(換金率 約96%)

※有効期限が長い現行券の目安です。

古いビール券、有効期限が近いビール券(換金率が70〜85%程度に下がる場合もあります)、汚れているビール券などはもっと安く評価されます。そういう場合は無理に換金を考えずにお店で使ってしまいましょう。

実際の買取価格についてはお近くの金券ショップによっても違ってきます。ビール券を換金したいという場合は、以下の記事も参考に金券ショップにお問い合わせください。

 

以上、ビール券の値段(価格)や購入方法、使い方、換金の方法について紹介しました。

ABOUT ME
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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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