毎月決まった雑誌を購入しているということはありませんか?そうした雑誌はコンビニや書店で毎回購入するよりも、定期購読(定期購入)の手続きをしておく方がかなりお得になる場合があります。中には半額近いお値段になるような雑誌もありますので、上手にご活用ください。

今回は雑誌の定期購読について、そのメリットやデメリットのほか、最近利用が増えている雑誌の定額読み放題サービス(サブスクリプション)との比較もしていきたいと思います。

雑誌の定期購読はなぜお得?

まず、普通に雑誌や本を購入するとき、そのほとんどは定価で販売されています。その理由は「再販制(再販売価格維持制度)」により定価販売をするよう義務付けられているためです。

こうした再販制がとられるのは、書籍は文化的側面が強いため、価格競争になじまないというのが一つの理由とされています。

多くの本や雑誌はこうした再販制によってメーカー(出版社)が決めた販売価格(定価)で販売する代わりに、書店に対しては売れ残りの「返品」を認めているのが特長です。

こうした事情もあり、Amazonで買おうが、近所の小さい書店で買おうが、大規模書店で買おうが、コンビニで買おうが、本の値段というのは原則同一なわけです。

ところが、一方の雑誌の定期購読の場合、メーカー側が再販制の対象外としているケースがあります。こうした再販制の対象外としている書籍については販売者側が価格を変更することができるようになっています。そのため、毎回読むような雑誌であれば、都度購入するよりもかなり有利な価格で購入することができるというわけなのです。

定期購読のメリット、デメリット

最大のメリットは価格面です。雑誌によっては普通に購入するケースよりも50%近く安いものもあり、定期的に同じ雑誌を購入しているという方にとっては経済的なメリットが非常に大きいです。

また、基本的には発売日に自宅まで宅配され、送料も無料という形になっていることが多いので、わざわざ買いに行く手間を省けるというのもメリットといえます。さらに、一部の雑誌では定期購読利用者向けの特典や付加サービスなどを提供しているところもあります。

  • 送料無料でしかも定価より安いことが多い
  • 雑誌社によっては定期購読者限定の特典がもらえるケースもある
電子版(デジタル版)定期購読という選択肢

近年は紙の定期購読だけでなく、スマートフォンやタブレットで読める電子版(デジタル版)の定期購読も普及しています。電子版には以下のような特有のメリットがあります。

  • 紙版よりも価格が割安に設定されていることが多い
  • 発売日の午前0時など、即時に入手・閲覧が可能(配送待ちが不要)
  • バックナンバーをデジタル上で管理・閲覧できるサービスもある
  • 雑誌の保管スペースや処分する手間がかからない

一方で、電子版には紙の雑誌についてくる「付録」がついていないことが多いため、付録目的の場合は紙版を選ぶ必要があります。

一方のデメリットとしては、半年分や1年分といった代金を前払いする必要があることが挙げられます。また、途中での解約については、サービスや雑誌によって異なりますが、「一括前払いで途中解約不可」のケースもあれば、「次号からの解約(残金返金)が可能」なケースもあります。購入前に必ず解約・返金ポリシーを確認しておきましょう。

定額読み放題(ネット)と定期購読の違い

最近では、雑誌をタブレットやスマホなどで電子書籍として「読み放題」をうたうサービスが増えています。

雑誌の定額購読サービス(月額制読み放題サービス)」でも紹介しているように、月額数百円から1,000円程度の価格で数百誌以上の雑誌が読み放題になるサービスが充実しています。

1冊から2冊の雑誌の定期購読1ヶ月分くらいの価格ということを考えると、数百冊の雑誌が読み放題というサービスの方が圧倒的にお得に見えるかもしれません。

ところが、雑誌読み放題サービスというのは、雑誌の記事の一部だけということが多く、それぞれの雑誌の一番コアな部分である特集記事などが省略されているケースが少なくありません。また、紙の雑誌についている付録や応募券なども利用できません。

そのため、特定の雑誌を隅々までしっかりと読みたいというのであれば、やはり定期購読の方が魅力的といえそうです。

主要な雑誌読み放題サービスの比較

サービス名 月額(税込) 冊数目安 特徴
楽天マガジン 418円 約1,400誌 業界最安水準で取り扱い冊数もトップクラス
dマガジン 580円 約500誌 ドコモユーザー以外も利用可能で操作性が良い
auブックパス 618円 約200誌 auユーザー以外も利用可能。総合コースもあり
Amazon Kindle Unlimited 980円 200万冊以上 雑誌だけでなく書籍・コミック・ビジネス書も読める
Hulu 1,026円 雑誌+動画 動画配信サービスに雑誌の読み放題が付属する
どちらを選ぶべきか?使い分けのポイント
  • 月に色々な雑誌を3冊以上つまみ食い的に読みたい方
    → 楽天マガジンやdマガジンなどの定額読み放題サービスがお得
  • 外出先や移動中に手軽に読みたい方
    → デジタル版の定期購読、または読み放題サービスがお得
  • 特定の雑誌を特集記事までしっかりと読みたい方
    → 各雑誌の定期購読サービスがお得
  • 雑誌の付録や応募者全員サービスなどを目当てにしている方
    → 紙の雑誌の定期購読サービス一択

雑誌の定期購読はどこで申し込みができる?

雑誌の定期購読については、それぞれの雑誌を発行している出版社経由のほか、様々な出版社の雑誌の定期購読を受け付けている通信販売サイトもあります。代表的なところがfujisan.co.jpです。

最近ではセブンネットショッピングでも雑誌の定期購読を受け付けていますが、クーポンや割引価格などを考えると、やはりおトク度が高いのはFujisan.co.jpと言えます。まずはFujisan.co.jpで探してみることをお勧めします。

Fujisan.co.jp(富士山マガジンサービス)

雑誌の定期購読(通信販売)における大手であり、定期購読サイトの中でも最大手です。

運営は株式会社富士山マガジンサービスが行っており、東京証券取引所グロース市場(旧東証マザーズ)に上場しています。

多くの雑誌の定期購読を扱っており、割引率も高めです。紙の雑誌だけでなく、契約者向けにiPadなどのデジタルデバイスで読めるデジタル版の提供も行っています。過去の雑誌のストックもあるようで、バックナンバーの購入ができるのも嬉しいポイントです。

また、Fujisan.co.jpならではのメリットとして以下のような活用術があります。

  • 購入額に応じたポイント還元制度があり、次回の購入に使える
  • 無料で数ページ読める「お試し読み」機能が充実している
  • デジタル版と紙版のセット購読プランが用意されている雑誌もある
  • プレゼント付きの定期購読キャンペーンが随時開催されている

取り扱いの雑誌は10,000誌以上となっており、ビジネス・経済、ファッション誌、コンピューター・IT、医療医学、教育・語学、暮らしと健康、自動車、スポーツ、タウン情報、趣味、洋雑誌、文芸、新聞・業界紙まで幅広く取り扱えます。

<人気の定期購読と割引率の例>
Fujisan.co.jpで人気の雑誌と、それぞれの1年あたりの定期購読価格と割引率の例をまとめておきます。(※割引率・販売価格は筆者の調査時点のものであり、最新価格や取り扱い状況は公式サイトにてご確認ください)

  • PRESIDENT:6399円(39%割引)
  • 週刊東洋経済:28000円(20%割引)
  • The Japan Times ST:6780円(13%割引)
  • OCEANS:4680円(50%割引)
  • North Angler’s:10100円
  • 週刊ダイヤモンド:25700円(28%割引)
  • オレンジページ:5400円(30%割引)
  • ニューズウィーク日本版:18520円(19%割引)
  • TIME:16159円(66%割引)
  • 週刊英和新聞 Asahi Weekly:11976円(8%割引)

初めての同社サービス利用なら割引価格からさらに500円値引きになるキャンペーンが開催されていることもあります。(※キャンペーン内容は変更または終了する場合があります)

セブンネットショッピング

セブンネットショッピング(旧オムニ7)は、セブン&アイ・ホールディングスが運営しているオンラインショッピングサイトです。自宅への配送だけでなく、近所のセブン-イレブン店舗での受け取りも可能です。NHKテキスト、ビジネス、文芸、専門誌、ファッション誌、ライフスタイル、健康、子供向け、ゲーム・アニメ関連、旅行関連、自動車・バイクなどこちらも幅広い取り扱いがあります。

ただし、割引率が決して高くないこと、発売日到着の場合は価格が上がることがあること、サイト上で定期購読商品を探しにくい点など、少しマイナス評価となる部分もあります。

<人気の定期購読と割引率の例>
セブンネットショッピングで人気の雑誌と、それぞれの1年あたりの定期購読価格と割引率の例をまとめておきます。(※割引率・販売価格は筆者の調査時点のものであり、最新価格や取り扱い状況は公式サイトにてご確認ください)

  • ネットマネー:6481円(17%割引)
  • おかずラックラク:2252円
  • サンキュ!:4667円
  • レタスクラブ:7667円(8%割引)
  • 鉄道ファン:13019円
  • 週刊文春:21759円
  • オレンジページ:8667円
  • MORE(モア):8533円
  • ターザン:10185円(4%割引)

以上、雑誌を購入するなら定期購読がお得である理由や、定額読み放題サービスとの使い分け、割引や特典で上手に節約する方法についてのお話でした。

ABOUT ME
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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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