エムアイカード主要5券種を比較|ベーシック・プラス・ゴールドの選び方と2027年改定

エムアイカードは、三越伊勢丹グループ百貨店での買い物額、年会費の管理しやすさ、旅行特典の必要性によって選ぶ券種が変わります。
2026年9月4日時点で比較したい無提携の主要券種は、エムアイカード ベーシック、エムアイカード、エムアイカード プラス、エムアイカード ゴールド、エムアイカード プラス ゴールドの5つです。
名前が似ていますが、百貨店のポイント率が上がる「プラス」と、基本還元率や旅行サービスを重視した非プラスの「ゴールド」は別の商品です。
- 年会費条件を管理したくない人は、永年無料で基本0.5%、百貨店2%のベーシックが出発点です。
- 三越伊勢丹グループ百貨店の高還元対象商品を年7万円台以上買う人は、年会費2,200円のプラスを検討できます。
- 旅行サービスを年会費5,500円で持ちたい人は非プラスのゴールド、百貨店の高還元も必要なら年会費11,000円のプラス ゴールドが候補です。
- 食料品、レストラン、一品3,000円未満の商品などは、表示された5%から10%がそのまま付かないため、総購入額ではなく高還元の対象購入額で判断します。
- 2027年2月にはポイント制度とプラス ゴールドの特典変更が予定されているため、2026年の条件と将来の条件を分けて考えます。
条件の基準日
年会費、ポイント率、マイル交換、2027年の変更予定は2026年9月4日時点の内容です。
入会キャンペーンは短期間で変わるため、恒常的な年会費と分けて判断してください。
エムアイカード主要5券種の違い
三越伊勢丹グループの公式比較では、ベーシック、プラス、プラス ゴールドが主力3券種として案内されています。
一方、カード一覧には通常のエムアイカードと非プラスのエムアイカード ゴールドにも申込導線があるため、実際の選択では5券種を見比べる必要があります。
提携企業や作品とのコラボカードは別に多数あるため、「エムアイカードは全部で5種類」という意味ではありません。
| 券種 | 本会員の基本年会費 | 基本ポイント率 | 百貨店の主なポイント率 |
|---|---|---|---|
| ベーシック | 永年無料 | 0.5% | 2% |
| エムアイカード | 初年度無料 2年目以降550円 | 0.5% | 2% |
| プラス | 初年度無料 2年目以降2,200円 | 0.5% | 5%、8%、10% |
| ゴールド | 5,500円 | 1.0% | 2% |
| プラス ゴールド | 11,000円 | 1.0% | 8%、10% |
通常のエムアイカードは、Web明細サービスを登録し、年1回以上利用すると2年目以降の年会費550円が無料になります。
ベーシックは年1回利用の条件がない永年無料なので、条件を忘れる可能性まで含めると管理しやすい券種です。
通常カードだけの特典やデザインを選ぶ理由がなければ、新規申込ではベーシックを先に比較すると迷いにくくなります。
カード名より使う場所で選ぶ
三越や伊勢丹で高還元の対象商品を継続して買うならプラス系、百貨店利用が少なく年会費をかけたくないならベーシック、空港ラウンジや保険を使うならゴールド系が基本です。
利用目的から券種を選ぶ
ベーシックを基準にする
利用条件の管理も不要
プラスを基準にする
年会費との損益分岐を計算
2種のゴールドを比較
百貨店高還元の要否で分ける
通常のエムアイカードはベーシックと条件が近いため、固有特典と年1回利用条件を確認してから選びます。
ベーシックが向く人
ベーシックは、本会員も家族会員1名も年会費無料で、Visaを選べます。
基本ポイント率は0.5%、三越伊勢丹グループ百貨店では主に2%です。
百貨店を年に数回使うものの、プラスの年会費を確実に回収できるほど買わない人に向きます。
高還元を追うために不要な商品を買うと節約額より支出が増えるため、無料カードで必要な買い物だけをする方が家計には有利です。
通常のエムアイカードが向く人
通常のエムアイカードは、基本0.5%、百貨店2%で、見えるポイント率はベーシックと同水準です。
2年目以降は550円ですが、Web明細サービス登録と年1回以上の利用で無料になります。
既に保有していて年1回以上確実に使う人は、年会費だけを理由に急いで解約する必要はありません。
新しく選ぶ人は、通常カードにしかない目的があるかを確認し、見当たらなければ条件なし無料のベーシックと比べます。
プラスが向く人
プラスは、初年度無料、2年目以降2,200円で、百貨店の対象商品に入会時5%のポイントが付きます。
年間お買いあげ額が税込30万円に達すると8%、税込100万円に達すると10%となり、到達した翌々月1日から早期にポイント率が上がります。
百貨店の対象購入が多い人には強い一方、食料品や少額商品が中心の人は、レシート総額ほど高還元の対象額が増えません。
エムアイカード ゴールドが向く人
非プラスのゴールドは、年会費5,500円、基本ポイント率1%、百貨店の主なポイント率2%です。
百貨店で8%以上を得る券種ではなく、空港ラウンジ、旅行傷害保険、日常利用1%を年会費との釣り合いで選ぶカードです。
詳しい旅行条件とプラス ゴールドとの差は、エムアイカード ゴールドのメリットと注意点で整理しています。
エムアイカード プラス ゴールドが向く人
プラス ゴールドは、年会費11,000円、基本ポイント率1%で、百貨店の対象商品は入会時8%です。
2026年度版までは百貨店で使える4,200円分の会員専用クーポンがあり、空港ラウンジや旅行保険も利用できます。
クーポンは現金と同じ用途ではないため、使わないサービスを額面どおりの価値として年会費から引かないことが大切です。
年会費回収の詳しいシナリオは、エムアイカード プラス ゴールドの損益分岐で確認できます。
プラスの年会費を回収できる購入額
ベーシックの百貨店2%と、プラスの入会時5%の差は3ポイントです。
プラスの年会費2,200円をポイント差だけで回収する式は、2,200円÷3%=約73,334円です。
ポイントは税抜100円単位で計算されるため、目安は高還元対象商品の税抜購入額で約73,400円です。
消費税10%の商品だけなら支払額はおおむね80,700円台ですが、税率、端数、対象外商品の有無によって変わります。
| 高還元対象の税抜購入額 | ベーシック2% | プラス5% | 差額 |
|---|---|---|---|
| 50,000円 | 1,000ポイント | 2,500ポイント | 1,500ポイント |
| 73,400円 | 1,468ポイント相当 | 3,670ポイント相当 | 約2,202ポイント |
| 100,000円 | 2,000ポイント | 5,000ポイント | 3,000ポイント |
総購入額で計算しない
5%以上の対象にならない食料品、レストラン、一品3,000円未満の商品、セール品やギフト券などを分母へ入れると、プラスを過大評価します。
百貨店で高いポイント率が付かない買い物
5%から10%という数字は、三越伊勢丹グループ百貨店のすべての支払いへ一律に付く率ではありません。
日常的に買いやすい食品や飲食が原則1%になる点は、カード選びを変えるほど大きな条件です。
| 買い物・支払い | 現行の主な扱い | 判断への影響 |
|---|---|---|
| 一品3,000円以上の対象商品 | 券種とステージに応じ2%から10% | 損益分岐の対象に入れる |
| 食料品、レストラン、喫茶 | 原則1% | 高還元対象額へ入れない |
| 一品3,000円未満 | 原則1% | 会計合計ではなく一品単位で見る |
| セール品、福袋、送料、加工料など | 対象外となるものがある | 売場表示を確認する |
| ギフト券、ゲーム機本体など特定商品 | 対象外 | ポイント目的で選ばない |
| ボーナス1回払い | 主に1% | 通常の高還元率と分ける |
同じ10万円の支払いでも、対象となる衣料品1点を買う場合と、食品や少額品を積み上げる場合では獲得ポイントが違います。
過去6か月から1年分のレシートを対象と対象外に分けると、年会費を払う価値を現実的に判定できます。
- 過去1年の三越伊勢丹グループ百貨店での購入額を集計します。
- 食料品、飲食、一品3,000円未満、対象外商品を分けます。
- 残った高還元対象額へ各券種のポイント率を掛けます。
- 年会費と、実際に使えるクーポンや旅行特典の価値を差し引きます。
- 2027年2月以降も保有するなら、変更後の条件でも計算し直します。
プラスとプラス ゴールドの損益分岐は単純ではない
プラスの年会費は2,200円、プラス ゴールドは11,000円なので、基本年会費の差は8,800円です。
入会時の百貨店ポイント率はプラス5%、プラス ゴールド8%で、差は3ポイントです。
差がずっと3ポイントなら8,800円÷3%=約293,334円ですが、プラスは年間お買いあげ額が税込30万円到達後に8%へ上がるため、その先も同じ差が続くわけではありません。
2026年度の4,200円クーポンを額面どおり使える人なら、年会費差を4,600円と見て、入会時の3ポイント差だけで約153,334円が一つの目安になります。
しかし、クーポンを使わない人、対象外商品が多い人、ポイント率が上がる月が違う人では結果が変わります。
税込30万円到達後は旅行特典まで含めて判断する
プラスが8%へ上がると百貨店ポイント率の差が消える区間があるため、プラス ゴールドはクーポン、基本1%、空港ラウンジ、保険を実際に使う人ほど年会費を回収しやすくなります。
2027年2月に予定される変更
2027年2月から、百貨店でのポイントは「百貨店ポイント」と「クレジットポイント」の2段階付与へ変わる予定です。
一品3,000円以上の対象商品には会計後すぐ百貨店ポイントが付き、カード決済額には後日クレジットポイント1%が付きます。
プラチナのクレジットポイントは2%と案内されています。
現金や商品券による支払いはポイント付与対象外へ変わりますが、年間お買いあげ額には加算される予定です。
| 項目 | 2026年の現行条件 | 2027年2月予定 |
|---|---|---|
| プラス ゴールドのポイント率 | 主に8%、10% | 対象区分は合計10%固定 |
| ポイント付与 | 主に会計時の率で付与 | 百貨店ポイントとクレジットポイント |
| 現金・商品券払い | 条件によりポイント対象 | ポイント対象外 |
| 年間お買いあげ額 | 対象支払いを加算 | 現金・商品券払いも加算予定 |
| ゴールド会員専用クーポン | 2026年度版4,200円分 | 2026年度版で終了 |
| 年間利用額ボーナス | なし | 対象カードで開始予定、詳細未発表 |
非プラスのゴールドを10%固定と読まない
変更案内では、非プラスのエムアイカード ゴールドは「ベーシック・その他カード」の区分に掲載されており、プラス ゴールド等の10%固定をそのまま適用できません。
年間利用額ボーナスの具体的な条件は、2026年9月4日時点では発表されていません。
未発表のポイントを見込み額として年会費から引くと判断を誤るため、条件が出るまでは価値をゼロとして計算します。
株主優待とエムアイカードを併用する場合
三越伊勢丹ホールディングスの株主様ご優待カードは、対象店舗でエムアイカード払いと併用できます。
利用限度額や対象外ブランドは、三越伊勢丹ホールディングスの株主優待制度で確認できます。
2027年2月予定の制度変更では、株主優待と併用した場合は百貨店ポイントが対象外と案内されています。 クレジットポイントは別の区分になるため、現在の「ポイント付与対象外」という扱いを将来にも一律に当てはめず、実施時の対象カードと条件を確認してください。
現在は、株主優待を使ったエムアイカード払いも年間お買いあげ額へ加算されますが、エムアイポイントの付与と利用は対象外です。
オンラインストアで株主優待を使う場合は、エムアイカードによる支払いが必要です。
10%割引と最大10%ポイントが同時に付く仕組みではないため、二重取りを前提にカードを選ばないでください。
カード、株主優待、友の会を同じ買い物で比較するなら、三越伊勢丹でお得に買う支払方法の比較で確認できます。
エムアイポイントをJALマイルへ交換する
エムアイポイントは、3,000ポイントを1,500JALマイルへ交換でき、交換率は50%です。
3,000ポイント以上、1,000ポイント単位で申し込みます。
「最大5%相当のJALマイル」という計算は、百貨店の対象商品で10%のエムアイポイントを得て、そのポイントを50%で交換した場合だけ成立します。
基本還元率0.5%の買い物をJALマイルへ替える場合は0.25%相当、基本還元率1%なら0.5%相当です。
付与単位と対象可否を確認
対象外商品は別計算
一般利用の率ではない
交換には最低ポイント数があり、端数や付与対象の違いで実際の数は変わります。
JALからエムアイポイントへの交換もできます。3,000マイル以上10,000マイル未満は1,000マイル単位、10,000マイル以上は10,000マイル単位で申し込みます。
通常レートは、3,000マイル以上10,000マイル未満が1マイル0.5ポイント、10,000マイル以上が1マイル1ポイントです。
JGC会員またはFLY ONステイタス会員は、2026年9月16日申込分まで、3,000マイル以上10,000マイル未満が1マイル1ポイント、10,000マイル以上が1マイル1.2ポイントです。
2026年9月17日申込分からは優遇レートが終了し、一般のJMB会員と同じく、10,000マイル未満が1マイル0.5ポイント、10,000マイル以上が1マイル1ポイントになります。
旅行予定がないからと少額のJALマイルを急いで交換すると価値が下がるため、交換単位と会員資格を先に確認します。
交換する前に、エムアイポイントを百貨店で使う場合とWAON POINT、JALマイルへ交換する場合の比較も確認してください。必要マイルの不足を補うのか、日用品の購入に回すのかで使い方が変わります。
よくある質問
ベーシックと通常のエムアイカードはどちらがよいですか?
年会費条件を管理したくない新規申込者は、永年無料のベーシックが選びやすいカードです。
通常のエムアイカードを既に持ち、Web明細登録と年1回利用を満たせる人は、年会費を無料にできるため保有目的を確認して判断します。
三越や伊勢丹で買えば必ず5%以上になりますか?
なりません。
食料品、レストラン、喫茶、一品3,000円未満の商品は原則1%で、セール品やギフト券など対象外の商品もあります。
プラスは年間いくら買えば元が取れますか?
ベーシック2%との差だけで年会費2,200円を回収する目安は、高還元対象商品の税抜購入額で約73,400円です。
対象外商品が多い人は、百貨店での総支払額がこの金額を超えても元を取れない場合があります。
エムアイカード ゴールドは百貨店で10%になりますか?
非プラスのエムアイカード ゴールドの現行ポイント率は、百貨店で主に2%です。
8%や10%を狙う券種はプラス ゴールドであり、名前の似た2券種を区別してください。
JALマイル還元率はいつでも5%ですか?
いつでも5%ではありません。
百貨店で10%ポイントの対象になる買い物をして、そのポイントを50%でJALへ交換した限定的な計算です。
2027年までカード選びを待つべきですか?
2026年中に必要な買い物があり、現行条件だけでも年会費を回収できるなら、待つことが必ず有利とは限りません。
プラス ゴールドを長期保有する人は、クーポン終了と未発表の年間利用額ボーナスを含め、条件発表後にもう一度計算します。
カードを申し込む前の最終確認
百貨店の利用明細から高還元対象額を分け、年会費より増えるポイントと使える特典だけを足し合わせます。
プラス ゴールドは2027年の制度変更、非プラスのゴールドは旅行特典の利用回数、通常カードは年1回利用条件が判断を左右します。
ポイント率の最大値ではなく、自分が買う商品に実際に付く率で選ぶと、年会費のために支出を増やす失敗を避けられます。
参考情報
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