エムアイカード プラス ゴールドは年会費の元が取れる?2027年改定と損益分岐

エムアイカード プラス ゴールドは、三越伊勢丹グループ百貨店の対象商品で入会時8%、日常のカード利用で1%のエムアイポイントが付くゴールドカードです。
年会費は11,000円なので、最大ポイント率だけで選ぶと元を取れないことがあります。
2026年度版を最後に4,200円分の会員専用クーポンが終了し、2027年2月には百貨店ポイントの仕組みも変わる予定です。
- 2026年中は、4,200円分クーポンを使い切れ、高還元対象の百貨店購入が多く、旅行特典も使う人ほど年会費を回収しやすいカードです。
- クーポンを額面どおり使え、一般のプラスがまだ5%の期間に対象購入をする前提なら、実質年会費差4,600円を3ポイント差で割った税抜約153,400円が一つの目安です。
- プラスは年間お買いあげ額が税込30万円で8%へ上がるため、プラス ゴールドとの差が年間を通じて3ポイント続くわけではありません。
- 2027年2月からプラス ゴールド等の対象区分は合計10%固定予定ですが、4,200円クーポンは終了します。
- 2027年開始予定の年間利用額ボーナスは、2026年9月4日時点で具体条件が未発表です。
条件の基準日
年会費、ポイント率、クーポン、旅行サービス、2027年の変更予定は2026年9月4日時点です。
短期の入会特典は別条件なので、申込日に対象券種、利用期限、集計対象を確認してください。
エムアイカード プラス ゴールドの基本条件
プラス ゴールドの国際ブランドはVisaまたはAmerican Expressで、本会員年会費は11,000円です。
家族会員は4名まで発行でき、1名あたり年会費2,200円です。
基本ポイント率は1%で、三越伊勢丹グループ百貨店の対象商品は入会時8%、年間お買いあげ額が税込100万円以上で10%です。
| 項目 | プラス ゴールド | 一般のプラス |
|---|---|---|
| 本会員年会費 | 11,000円 | 初年度無料 2年目以降2,200円 |
| 家族会員 | 1名2,200円 4名まで | 無料 4名まで |
| 基本ポイント率 | 1% | 0.5% |
| 百貨店の入会時ポイント率 | 8% | 5% |
| 百貨店の上位ポイント率 | 10% | 8%、10% |
| 2026年度会員専用クーポン | 4,200円分 | なし |
| 空港ラウンジ | 対象ラウンジを利用可 | なし |
ゴールドと一般では、家族カードの年会費差も総コストへ含めます。
本会員だけなら年会費差は8,800円ですが、家族カードを1枚持つと差は11,000円になります。
家族の決済額は集約できても、使わない家族カードを増やすと回収額が上がるため、必要枚数だけ発行します。
年会費11,000円をポイントだけで回収するカードではない
百貨店の率差が消える購入帯があるため、4,200円クーポン、日常利用の0.5ポイント差、ラウンジ、保険を実際に使う人ほどプラス ゴールドを選ぶ意味が大きくなります。
2026年の損益分岐を3つのシナリオで見る
一般のプラスと比べた本会員年会費の差は、11,000円から2,200円を引いた8,800円です。
入会時の百貨店ポイント率は8%と5%なので、高還元対象商品に限れば差は3ポイントです。
ただし、一般のプラスは年間お買いあげ額が税込30万円へ達すると、翌々月1日から8%へ上がります。税率10%の商品だけなら税抜約272,728円、8%だけなら税抜約277,778円で税込30万円へ届くため、8,800円÷3%=税抜約293,334円を年間の固定損益分岐として使うことはできません。
2026年度版の4,200円クーポンをすべて必要なサービスへ使えるなら、実質的な差は4,600円です。一般のプラスがまだ5%で、他の年間加算対象購入によって先に税込30万円へ達していない前提なら、4,600円÷3%=税抜約153,334円が簡易目安になります。
| シナリオ | 一般カードとの差 | 計算方法 |
|---|---|---|
| クーポンを使わない | 8,800円 | 5%期間、昇格待ち期間、8%期間を月別に計算 |
| クーポン4,200円分を使い切る | 4,600円 | 5%期間だけなら税抜約153,400円が簡易目安 |
| 家族カード1枚も保有し、クーポンを使わない | 11,000円 | 家族分も月別の購入額とポイント率で計算 |
「税抜約293,400円で元が取れる」と固定しない
一般のプラスは税込30万円到達後、翌々月1日から8%へ上がります。差益は「到達までの3ポイント差+昇格待ち期間の3ポイント差+その後の率差」に、一般利用の0.5ポイント差と実際に使う特典価値を加えて計算します。
ポイント率が上がる時期は、所定額へ到達した翌々月1日です。
年初にまとまった買い物をする人と年末に到達する人では、8%を使える月数が違います。
前年実績によるステージもあるため、厳密な比較では月別の対象購入額へ、その月のポイント率を掛けます。
食品や少額品を分ける
5%、8%、10%を区別
年会費11,000円と比較
クーポンを使わない場合は価値を0円とし、ラウンジや保険にも自分が支払ってよい金額だけを置きます。
高還元の対象外を先に分ける
プラス ゴールドの8%や10%は、百貨店の全売上へ一律に付く率ではありません。
食料品、レストラン、喫茶、一品3,000円未満の商品は原則1%で、セール品、福袋、送料、修理代、ギフト券、ゲーム機本体などは対象外となるものがあります。
家計簿の「三越・伊勢丹」合計額へ8%を掛けると、得られるポイントを過大に見積もります。
| 利用内容 | 計算上の扱い | 確認方法 |
|---|---|---|
| 一品3,000円以上の対象商品 | 8%または10%の対象 | 売場と明細で確認 |
| 食品、飲食 | 原則1% | 高還元対象から除く |
| 一品3,000円未満 | 原則1% | 会計合計ではなく商品単位 |
| セール品、福袋、送料など | 対象外の場合あり | 購入前に売場表示を確認 |
| ボーナス1回払い | 主に1% | 支払方法を確認 |
過去1年のレシートを「高還元」「1%」「対象外」に分けるだけで、一般カードとの差をかなり現実に近づけられます。
まだ利用実績がない人は、今後1年に確実に買う予定の商品だけで計算し、予定のない買い物を加えません。
4,200円分クーポンの価値
2026年度版のゴールドカード会員専用クーポンは、三越伊勢丹グループ百貨店の駐車時間延長、配送料金、修理や加工料金、対象ショップのサービスなどに利用できます。
日常の買い物代金へ自由に充当できる4,200円ではないため、対象サービスをもともと使う人だけが額面に近い価値を得られます。
送料無料の条件を別に満たす人、公共交通で来店する人、修理や加工を頼まない人は、クーポン価値を0円から実際に使う見込み額までで置きます。
2026年度版の有効期限は2027年3月31日で、この年度版をもって終了予定です。
対象サービスを毎年利用
期限内に使い切れる
配送など一部のみ利用
実際の予定額で計算
対象サービスを使わない
額面を年会費から引かない
クーポン目的で不要な配送や修理を頼むと、支出を増やして年会費を回収したように見せるだけになります。
特典は、もともと払う予定だった費用を減らした金額だけを節約額として数えます。
空港ラウンジと旅行傷害保険
プラス ゴールドは、国内主要空港と対象の海外提携空港ラウンジを利用できます。
対象空港、同伴者料金、利用回数、搭乗券の提示方法は変わる可能性があるため、旅行前に利用空港の条件を確認します。
海外旅行傷害保険は2024年4月1日以降に開始する旅行から利用付帯となり、所定の旅行代金をカードで支払う等の条件を満たした場合に適用されます。
カードを持っているだけで全旅行が自動的に補償されるわけではありません。
航空券、募集型企画旅行、空港までの公共交通など、補償開始に使う支払いが規約上の旅行代金に当たるかを出発前に確認します。
2026年4月1日の変更は引受保険会社の変更で、公式案内では補償内容は同等とされています。利用付帯へ変わった日と取り違えないでください。
旅行保険は利用条件を満たしてから出発する
事故後に決済を追加しても、出発前に必要な利用条件をさかのぼって満たすことはできません。
空港ラウンジと保険だけが目的なら、年会費5,500円の非プラスのゴールドも比較対象です。
両者の違いは、エムアイカード ゴールドとプラス ゴールドの比較で確認できます。
2027年2月から変わるポイントと特典
2027年2月から、プラス ゴールド等の対象区分は、年間お買いあげ額にかかわらず百貨店で合計10%固定となる予定です。
ポイントは、一品3,000円以上の対象商品へ会計後に付く百貨店ポイントと、カード利用額へ後日付くクレジットポイント1%に分かれます。
現金や商品券で支払った分はポイント対象外へ変わりますが、年間お買いあげ額には加算される予定です。
MI Wメンバーの対象ゴールド会員は、三越伊勢丹・カスタマープログラムをゴールドステージから始める予定です。
| 変更項目 | 2026年 | 2027年2月予定 |
|---|---|---|
| プラス ゴールドの合計ポイント率 | 8%、10% | 10%固定 |
| 付与方法 | 現行方式 | 百貨店ポイント+クレジットポイント |
| 4,200円クーポン | 2026年度版あり | 2026年度版で終了 |
| 年間利用額ボーナス | なし | 開始予定、詳細未発表 |
| 突然の雨の傘サービス | 提供中 | 2027年3月31日終了 |
10%固定は分かりやすい改善ですが、クーポン終了で年4,200円相当を失う人もいます。
年間利用額ボーナスの条件が未発表なので、2027年の損益は「10%固定による増加額からクーポンの実利用額を引く」ところまでで仮計算します。
未発表ボーナスを見込まずに年会費を回収できる人なら、制度変更を待たず判断しやすくなります。
株主優待との併用
三越伊勢丹ホールディングスの株主様ご優待カードは、対象店舗でエムアイカード払いと併用できます。
利用限度額や対象外ブランドは、三越伊勢丹ホールディングスの株主優待制度で確認できます。
2027年2月予定の制度変更では、株主優待と併用した場合は百貨店ポイントが対象外と案内されています。 クレジットポイントは別の区分になるため、現在の「ポイント付与対象外」という扱いを将来にも一律に当てはめず、実施時の対象カードと条件を確認してください。
現在は優待利用分も年間お買いあげ額へ加算されますが、エムアイポイントの付与と利用は対象外です。
「株主優待10%引きとカード10%ポイントの二重取り」にはなりません。
オンラインストアで株主優待を使う場合はエムアイカード払いが必要なので、割引を使うための決済手段として保有価値が生まれる人はいます。
優待限度額や使える支払方法は、三越伊勢丹ホールディングスの株主優待の使い方で具体的に確認できます。
- 直近1年の高還元対象購入額を集計します。
- 一般のプラスなら各月に何%だったかを確認します。
- 4,200円クーポンを実際に何円分使ったか確認します。
- 空港ラウンジと旅行保険を利用した回数を確認します。
- 家族カードを含む年間総コストを計算します。
- 2027年の条件でも回収できるかを再計算します。
プラス ゴールドが向く人
高還元対象品を継続購入
クーポンを使い切る
旅行特典も利用
百貨店購入が税込年30万円以上
ラウンジを使わない
年会費を抑えたい
食品と少額品が中心
クーポンを使わない
百貨店利用が不定期
全券種の違いから選び直す場合は、エムアイカード主要券種の比較を先に読むと判断しやすくなります。
よくある質問
税込年30万円買えばプラス ゴールドが得ですか?
税込年30万円だけでは決まりません。
一般のプラスも税込30万円到達後に8%へ上がるため、対象購入の時期、クーポン利用額、旅行特典、家族カード年会費まで比較します。
4,200円クーポンは買い物代金へ使えますか?
自由な商品券ではありません。
駐車時間延長、配送料金、修理や加工、対象ショップのサービスなど、指定用途で使います。
2027年から年会費は変わりますか?
2026年9月4日時点の変更案内では、ポイントとサービス変更が中心で、年会費変更はこの案内に示されていません。
申込時や更新前には最新の年会費一覧を確認してください。
2027年の年間利用額ボーナスはいくらですか?
2026年9月4日時点では具体的な利用額、付与ポイント、判定期間が未発表です。
金額を予想して年会費回収へ加えないでください。
海外旅行保険は持っているだけで使えますか?
2024年4月1日以降に開始する旅行は、所定の旅行代金をカードで支払う等の条件があります。2026年4月1日は引受保険会社の変更日です。
出発前に利用条件と補償対象を確認し、必要な支払いを済ませます。
継続するか一般カードを選び直すか
2026年度の判断では、高還元対象購入による差額、実際に使うクーポン額、日常利用の0.5ポイント差、旅行特典の価値を足し、年会費差と比べます。
2027年度以降は4,200円クーポンを0円にし、10%固定で増えるポイントを加えて再計算します。
未発表ボーナスを含めなくても差額を回収できる人は継続しやすく、クーポンを使わず食品中心の人は一般のプラスやベーシックを選ぶ余地があります。
参考情報
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