三越伊勢丹HDの株主優待カードで百貨店の買い物をお得にするイメージ

三越伊勢丹HD(3099)の株主優待は、対象店舗の買い物に、利用限度額の範囲内で10%割引を使える制度です。
食品やセール品にも使えますが、一部のブランドや売場、支払い方法は対象外です。

2026年10月1日に1株を2株にする株式分割が予定され、優待の新しい株数区分は2027年3月末基準から適用されます。
現在のカードと、これから株を買って取得するカードを分けて確認しましょう。

株式分割と優待変更の日付を区別する

2026年9月末
分割前の株数で基準日を迎える
2026年10月1日
1株を2株へ分割予定
2027年3月末
新しい優待区分を適用

分割前100株の保有者は分割後200株となります。
会社は、この場合の優待内容に実質的な変更はないと案内しています。
新たに分割後100株以上200株未満の区分が設けられ、買い物利用限度額15万円が設定されます。

「分割後も100株なら買い物枠30万円」と読み替えないでください。
また、株式分割で株数が増えても、それだけで資産価値が2倍になるわけではありません。

保有株数ごとの買い物利用限度額

次の表は3月末基準の通常枠です。
金額は割引額ではなく、割引を適用できる買い物の上限です。

分割前の株数 2027年3月末の分割後株数 通常の買い物枠
該当する既存区分なし 100~199株 15万円(新設)
100~299株 200~599株 30万円
300~499株 600~999株 40万円
500~999株 1,000~1,999株 50万円
1,000~2,999株 2,000~5,999株 100万円
3,000~4,999株 6,000~9,999株 150万円
5,000~9,999株 10,000~19,999株 200万円
10,000株以上 20,000株以上 300万円

例えば30万円の枠なら、対象となる買い物の10%が割り引かれます。
実際の割引計算には税の扱いと端数処理があるため、税込のレシート合計にそのまま10%を掛けるとは限りません。

長期保有特典は条件を満たすと枠が2倍になります。
初回発行後に同じ株主番号で継続保有し、3月末基準を2年連続で迎える等の条件があり、その時点の必要株数は現行300株以上から、変更後600株以上になります。
単に購入から2年経過しただけでは判断できません。

9月末の初回カードと3月末の通常カード

通常は3月末の対象株主に6月下旬に発送され、有効期限は翌年7月31日です。
9月末は新しい株主番号で記録された対象株主に、初回だけ11月下旬に発送されます。
9月の初回カードは買い物枠が通常の半額で、6月のカードを持つ人へ毎年もう1枚追加される制度ではありません。

購入直後にカードが使えるわけではありません。
株主名簿に記録されるための権利付最終日を証券会社で確認し、実際の買い物予定がカードの到着後かを確かめます。

使える商品と支払い方法を会計前に確認する

食品やセール品は利用対象ですが、一部除外があります。
商品券、福袋、一部のブランドなどは対象外です。
ゴヤールは2026年8月1日から除外されています。
高額品は商品名と売場を伝えて、割引の可否を購入前に確認します。

店頭は現金、対象のエムアイカード、指定の商品券などで払えます。
他社クレジットカード、コード決済、エムアイ友の会のお買物カードは使えません。
オンラインで株主優待を利用する場合はエムアイカード払いに限られます。

会計後に優待をさかのぼって適用することはできません。
残りの買い物枠はレシートで確認します。
カードは本人と家族の利用に限られ、他人へ売ったり貸したりして使うものではありません。

カードのポイントとの併用は現行と将来を分ける

現行では、株主優待を使った買い物はエムアイポイントの付与と利用が対象外です。
エムアイカードで払った分は年間お買いあげ額に加算されますが、10%割引に最大10%ポイントを重ねることはできません。

2027年2月予定のカード制度変更では、株主優待との併用時に「百貨店ポイント」が対象外と案内されています。
将来のクレジットポイントの扱いを現行制度と混ぜず、実施時の対象カードと条件を確認してください。

優待の価値は実際に使う買い物額で計算する

対象の買い物を年10万円と仮定すれば、割引効果は概算1万円です。
枠が30万円あっても、残りを使うために20万円分の不要な品物を買う必要はありません。

仮に株式を40万円分買い、株価が5%下がると評価損は2万円です。
買い物による1万円の割引を上回ります。
この金額は株価予測や現在の必要投資額ではなく、値下がりと節約額を比べるための例です。
株価、業績、配当や優待の変更リスクも確認します。

株を持たずに使うカードや友の会と比較し、株式投資そのものを許容できる場合に検討しましょう。
信用取引を使う優待取得にも費用とリスクがあるため、優待の額面だけで手段を決めないほうが堅実です。

ABOUT ME
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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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