健康ポイント制度とは?自治体や健保で歩数、健診、健康づくりがお得になる仕組み
健康ポイント制度は、歩数、健診、健康イベント参加、体重記録などの健康づくりに対してポイントや特典を付与する仕組みです。
2010年代は実証事業や一部自治体の取り組みとして紹介されることが多かった制度ですが、現在は自治体、健康保険組合、企業の福利厚生などで見かける機会が増えています。
この記事では、健康ポイント制度で何がもらえるのか、どこで探すのか、歩数アプリとどう使い分けるのかを整理します。
この記事の要点
- 健康ポイント制度は、歩数、健診、健康イベント参加などを特典につなげる仕組みです。
- 実施主体は自治体、健康保険組合、勤務先、民間アプリに分かれます。
- 対象地域や加入先が合う制度は、民間の歩数アプリより条件がよい場合があります。
- 制度ごとに対象者、実施期間、交換先、抽選条件が違います。
- 歩数だけなら民間アプリ、健診や地域イベントも使えるなら健康ポイント制度を優先すると効率的です。
健康ポイント制度の仕組み
健康ポイント制度では、健康づくりにつながる行動をした人にポイントや抽選権が付与されます。
対象になる行動は制度ごとに違いますが、歩数、特定健診、がん検診、健康講座、禁煙、体重記録、血圧記録などがよく使われます。
もらえる特典は、電子マネー、地域ポイント、商品券、自治体の景品抽選、健康グッズ、提携店舗の割引などです。
制度の目的は、医療費の削減だけではありません。
健診の受診率を上げる、運動習慣を作る、地域イベントへの参加を増やす、生活習慣病を予防する、といった複数の目的があります。
| 対象行動 | 制度で評価されやすい理由 | 利用者側の利点 |
|---|---|---|
| 歩数 | 毎日の活動量を測りやすい | スマホだけで始めやすい |
| 健診や検診 | 病気の早期発見につながる | 受診のきっかけになる |
| 健康イベント参加 | 地域の健康施策と相性がよい | 抽選や地域特典を得やすい |
| 体重や血圧の記録 | 生活習慣の変化を追いやすい | 自分の状態を見直せる |
自治体の健康ポイント
自治体の健康ポイントは、住民向けの健康づくり施策として実施されます。
大阪府の「アスマイル」のように、歩数や健康活動でポイントをため、抽選や特典につなげる事例があります。
自治体型の強みは、対象地域の住民なら無料で参加できる制度が多いことです。
一方で、実施期間、対象年齢、対象者、特典内容は地域によって大きく違います。
住んでいる自治体名に「健康ポイント」「ウォーキングポイント」「健幸ポイント」を組み合わせて探すと見つけやすくなります。
探すときの検索例
- 市区町村名 健康ポイント
- 市区町村名 ウォーキングポイント
- 都道府県名 健康アプリ
- 健康保険組合名 健康ポイント
健康保険組合や勤務先の健康ポイント
健康保険組合や勤務先が、健康ポイント制度を導入している場合もあります。
このタイプは、特定健診、保健指導、ウォーキングイベント、禁煙チャレンジ、健康セミナーなどと結びつきやすいです。
企業の福利厚生として実施される場合は、ポイント交換先が電子マネーや福利厚生ポイントになっていることがあります。
自治体型と違い、加入している健康保険組合や勤務先が対象でなければ使えません。
健康保険証、健保サイト、社内ポータル、福利厚生サービスの案内に「健康ポイント」「ウォーキングキャンペーン」という表記がないか確認するとよいでしょう。
民間の歩数アプリとの違い
民間の歩数アプリは、誰でも始めやすい反面、広告視聴、抽選、交換最低額、位置情報利用などの負担があります。
健康ポイント制度は、対象者が限られる代わりに、健診や地域施策と結びついて条件がよい場合があります。
歩数だけで毎日コツコツ得をしたい人は、dヘルスケア、Coke ONウォーク、トリマなどの民間アプリが使いやすいです。
健診や自治体イベントも活用できる人は、健康ポイント制度を優先し、そのうえで民間アプリを併用すると無駄がありません。
| 比較項目 | 健康ポイント制度 | 民間の歩数アプリ |
|---|---|---|
| 対象者 | 地域、健保、勤務先で限定されやすい | アプリを入れれば使えるものが多い |
| 特典 | 地域ポイント、電子マネー、抽選、商品券など | 共通ポイント、スタンプ、マイル、景品など |
| 対象行動 | 歩数、健診、イベント、記録など幅広い | 歩数や移動が中心 |
| 注意点 | 対象期間や参加条件がある | 広告や電池消費が負担になる場合がある |
歩数アプリ全体の比較は、次の記事で整理しています。
歩数目標の考え方
健康ポイント制度では、歩数目標が設定されることがあります。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人は歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、歩数では1日約8,000歩以上が目安とされています。
高齢者は、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上、歩数では1日約6,000歩以上が目安です。
ただし、制度の目標歩数が自分に合わない場合もあります。
歩数を増やすときは、今の平均歩数に1,000歩から2,000歩を足す形にすると続けやすくなります。
健康ポイント制度を使うときの注意点
健康ポイント制度は、参加するだけで必ず得をする制度ではありません。
ポイント付与の対象期間、交換期限、抽選条件、本人確認、スマホアプリの対応機種を確認しておかないと、せっかくの活動が特典につながらないことがあります。
健診や検診が対象になる場合は、受診日、結果登録、ポイント反映までに時間差が出ることがあります。
位置情報や歩数データを使うアプリでは、端末の設定や省電力機能によって歩数が反映されない場合もあります。
家族で使う場合は、年齢制限、同一世帯の扱い、代理登録の可否も見ておくと安心です。
どの制度から使うべきか
最初に探すべきなのは、自分が対象になる自治体や健康保険組合の制度です。
対象制度があれば、健診やイベント参加だけでポイントを得られることがあるため、民間アプリより条件がよい可能性があります。
対象制度がない場合や、歩数だけで毎日使いたい場合は、dヘルスケアやCoke ONウォークなどの民間アプリを選びます。
dポイントを使う人はdヘルスケア、自販機をよく使う人はCoke ONウォーク、移動距離が長い人はトリマが候補になります。
dヘルスケアの無料版と有料版の違いは、次の記事で整理しています。
Coke ONウォークのスタンプのため方は、次の記事で詳しく紹介しています。
次に読む記事
- 歩数アプリ全体を比較したい人:歩くだけで得するアプリ比較
- dポイントで歩数を活用したい人:dヘルスケアの使い方
- 歩数と保険の関係を知りたい人:歩数連動型保険の考え方
確認した情報
この記事は、2026年7月6日時点で確認できる自治体の健康ポイント事例、民間歩数アプリの公式情報、厚生労働省の身体活動ガイドをもとに作成しています。
制度の対象者や特典は地域や加入先で変わるため、本文では共通して確認すべき項目と使い分けを中心に整理しました。
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