長らく銀行の預金金利はほぼゼロに近い状況が続いていましたが、2024年から2026年にかけての日銀の利上げにより、預金金利の環境は大きく変わりました。現在ではメガバンクでも一定の利息がつき、ネット銀行の中にはさらに魅力的な金利を提示するところも増えています。

そうした金利上昇の恩恵を受けつつ、さらに有利にお金を増やす方法として欠かせないのが、銀行が提供している「各種ポイントサービス」を活用することです。各銀行が用意しているプログラムをうまく利用すれば、毎月自動的にポイントや現金を獲得することができます。

今回は、現在の金利水準を整理したうえで、ポイントが貯まるおすすめの銀行と、自動化して効率よく稼ぐ「口座振替ポイ活」の具体的なルートを分かりやすく紹介していきます。

預金金利の復活と、ポイントを組み合わせる重要性

2016年から続いたマイナス金利時代には「100万円預けても利息は年10円」という状況でしたが、2026年現在の主な金利水準は大きく上昇しています。

  • メガバンク(三菱UFJ銀行など)の普通預金:0.3%(100万円で年3,000円)
  • ネット銀行(あおぞら銀行BANKなど)の普通預金:0.75%(100万円で年7,500円)
  • ネット銀行の定期預金(1年満期):最高1.5%前後のキャンペーンも

このように「金利だけでも資産を増やせる」時代になりました。

しかし、単に金利が高い銀行にお金を預けるだけでなく、「金利+ポイント」を組み合わせることで資産効率をさらに高めることが可能です。銀行の利用で毎月数百円相当のポイントや現金を獲得できれば、実質的な利回りはさらに跳ね上がります。

預金金利とポイント還元率の総合比較

現在のネット銀行を中心に、普通預金金利とおもなポイント特典の目安をまとめました。

銀行名 普通預金金利 ポイント特典の例 実質的なお得度目安
三菱UFJ銀行 0.3% 特になし 100万円で年3,000円
あおぞら銀行BANK 0.75% 特になし 100万円で年7,500円
楽天銀行(証券連携時) 最大0.1〜1.0%超 ハッピープログラム 金利とポイントのバランスが優秀
住信SBIネット銀行 0.3〜0.5%目安 スマプロポイント 自動入出金のハブとして活躍
SBI新生銀行 0.15%目安 キャッシュバック ポイント獲得の主力として機能
スルガ銀行 スマ口座 標準的 口座振替1件で現金5円 口座振替ポイ活のメイン口座に最適

各銀行の特典をうまく活用すれば、金利以上の恩恵を毎月継続して受けることができます。

各銀行が提供しているポイントプログラムの詳細

ここからは、ポイントを稼ぐうえで欠かせない各銀行のプログラム詳細と活用方法を解説します。

スルガ銀行Dバンク支店「スマ口座」

スルガ銀行のインターネット支店にはいくつかのプログラムがありますが、現在ポイ活のメインとして圧倒的におすすめなのが「スマ口座」です。

  • 口座振替(引き落とし):1件につき現金5円(月間上限100件/500円まで)
  • 対象のスマホ決済(PayPay等)へのチャージ:1回1,000円以上で現金5円(月間上限100件/500円まで)

引き落とし件数の上限が月100件と非常に大きいため、クレジットカードの引き落としや各種サービスの決済をこの口座に集中させることで、効率よく現金を稼ぐことができます。

なお、かつて主流だった「Gポイントクラブ」は2025年4月の改定によりポイント付与の上限が月10件(75G)までに制限されたため、これから口座を開設する場合はスマ口座が有利です。

楽天銀行(ハッピープログラム)

楽天銀行は、口座と楽天IDを連携するハッピープログラムを利用することで、取引ごとに楽天ポイントが貯まります。

会員ステージ(ベーシックからスーパーVIPまで)に応じて、他行振込や口座振替1件につき1〜3ポイントが獲得できます。また、「国内外の入金・送金・ATMのご利用でもれなくポイントプレゼント」という毎月要エントリーのキャンペーンを併用すれば、他行からの振り込み(3,000円以上)を受けるたびにボーナスがもらえます。

配当金受取プログラムの活用楽天銀行で株式の配当金を受け取ると、1件当たり10円がもらえるうえ、ハッピープログラムの取引回数としてもカウントされます。1株(単元未満株)投資を組み合わせて件数を稼ぐテクニックが有効です。
※注意:新NISA口座で配当金受取を楽天銀行に指定すると、配当金が非課税にならず税金が引かれてしまうため、新NISA利用者は設定しないでください。

なお、楽天銀行は楽天証券と一緒に口座開設し「マネーブリッジ」を設定することで、普通預金金利が残高に応じて最大0.1〜1.0%超にアップします。セットでの開設が必須と言えます。

住信SBIネット銀行(スマプロポイント)

住信SBIネット銀行のスマプロポイントは、給与受取や定額自動入金サービスの利用で毎月30ポイントがもらえます。

この銀行の最大のメリットは「定額自動入金サービス」と「定額自動振込サービス」が無料で使える点です。他の銀行から資金を自動で吸い上げ、さらに他の銀行へ自動で振り分ける「ハブ銀行」として機能します。
貯めたポイントは1ポイント=1円として現金化が可能です。こちらもSBI証券と同時に開設するのがおすすめです。

SBI新生銀行(キャッシュバック)

SBI新生銀行では、毎月エントリーを行うことで、キャッシュバックを受け取ることができます。

他の金融機関からの1万円以上の振込入金を受けることでキャッシュバックがもらえるため(上限回数あり)、自分名義の他行口座から「振込手数料無料の銀行」を利用して自動振込を設定しておくだけで、毎月着実に現金k還元を受けられます。

その他の注目銀行(第一生命NEOBANK・PayPay銀行など)

上記以外にも、特定の用途で高い還元を誇る銀行があります。

  • 第一生命NEOBANK:口座振替1件につき30ポイントがもらえます(月上限10件/300Pまで)。引き落とし件数が少ない方には単価が高くおすすめです。
  • PayPay銀行:他行からの定額自動入金サービスに対応しており、PayPay経済圏との連携も強力です。
  • みんなの銀行:1回1,000円以上の入金で10円がもらえる特典があります。
  • UI銀行:きらぼし銀行系のデジタルバンクで、普通預金金利が高めに設定されており、資金の保管用口座として優秀です。

効率的な「口座振替ポイ活」の自動化ルート

銀行のポイントサービスを最大限に活かすためには、「口座振替(引き落とし)」の件数を意図的に増やし、それを全自動化する仕組みを作ることがカギとなります。

ここでは、スルガ銀行の「スマ口座」を受け皿とした具体的な実践手順を紹介します。

ステップ1:証券会社の「毎日積立」で件数を量産する

クレジットカードの支払いだけでは月に数件しか引き落としが発生しません。そこで利用するのが、証券会社の投資信託の積立サービスです。

とくにおすすめなのが「三菱UFJ eスマート証券」です。ここでは投資信託を「毎日150円から」「銀行引き落としで」設定することが可能です。

  • 引き落とし先をスルガ銀行「スマ口座」に設定する。
  • 優良な投資信託(S&P500やオルカンなど)を毎日150円買う設定にする。
  • 平日(営業日)に毎日買い付けが行われるため、月に約20回の引き落とし実績が発生する。

スマ口座は1件5円の還元があるため、これだけで毎月100円(5円×20回)が全自動で獲得できます。

ステップ2:他行の「定額自動入金サービス」を利用する

さらに件数を稼ぐために、他のネット銀行が提供している「毎月、指定した銀行から自動でお金を吸い上げる」機能を利用します。

例えば、イオン銀行やPayPay銀行、ソニー銀行の「定額自動入金サービス」の引き落とし元をスルガ銀行のスマ口座に設定します。これにより、資金を移動させるだけで引き落とし実績としてカウントされ、無料で還元を受けることができます。

ステップ3:クレジットカードの少額決済を分散させる

複数のクレジットカードを持っている場合、すべてのカードの引き落とし先をスマ口座に設定します。
そして、Amazonギフト券のオートチャージ(150円〜)などを毎月設定しておけば、自動的に引き落とし実績が生まれます。

この少額決済は、全く使っていないクレジットカードに利用実績を作り、個人信用情報機関(CIC)に良好な支払い履歴を残す「クレヒス修行」としても非常に有効です。

銀行ポイ活・ボーナス運用の注意点

自動化してしまえば非常に楽なポイ活ですが、仕組みを作る上でのリスクも理解しておきましょう。

  • 残高不足による引き落としエラー:メインの引き落とし口座(スマ口座など)には常に余裕資金を入れておいてください。クレカの引き落としに失敗すると信用情報に傷がつきます。
  • 住信SBIネット銀行からの自動入金手数料:2024年3月以降、住信SBIネット銀行(NEOBANK全支店含む)からスルガ銀行への定額自動入金は、1件につき330円の手数料が徴収されるようになりました。設定すると完全に赤字になるため、絶対に利用しないでください。
  • NISA枠での短期売買はNG:クレカ積立などでポイントを得るために短期で投資信託を売却する手法がありますが、NISAの非課税枠を無駄に消費してしまうため、必ず「特定口座(課税口座)」で行ってください。
  • 制度改定(改悪)のリスク:ポイント還元や手数料無料の条件は頻繁に変更されます。1つの銀行に依存せず、柔軟に見直す姿勢が必要です。

まとめ:まずはメインとなる口座を開設しよう

預金金利が復活しつつある現在においても、銀行の口座振替ポイントやキャンペーンを活用する「自動化ポイ活」は、実質的な利回りを底上げする強力な手法です。

最初は各サービスに登録したり、引き落とし先を変更したりする手間がかかりますが、一度設定さえ完了してしまえば、あとは毎月完全放置で自動的に還元を受け続けることができます。

まずは受け皿となる銀行口座や、ハブとなる証券口座の準備から始めて、少しずつ自動化の仕組みを構築してみてください。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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