普通為替証書の買い方・送り方|手数料、受取人欄、期限を解説

普通為替証書は、現金を証書へ換え、受取人へ郵送して送金するゆうちょ銀行のサービスです。銀行口座を知らない相手や、現金・為替での支払いを指定する申請先へ、1円単位の金額を送れます。
郵便局が証書を相手へ自動で届けるのではありません。窓口で購入した人が受取人欄を確認し、封筒へ入れて自分で送ります。発行手数料と郵送料が別にかかり、有効期間は発行日から6か月です。
先に結論
普通為替証書は、郵便局・ゆうちょ銀行の貯金窓口で現金を払い購入します。1枚10万円以下で、手数料は5万円未満550円、5万円以上770円です。
購入前に、相手が普通為替を受け取れるか、受取人欄を記入するか、郵送方法の指定があるかを確認してください。行政機関などは独自の指定を設けることがあります。
この記事の料金・条件は2026年8月20日時点です
- 購入できるのは、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口です。
- 1枚の上限は10万円。5万円未満550円、5万円以上770円です。
- 有効期間は発行日から6か月。期限後の再交付は1枚550円です。
- 発行日から5年間、再発行または為替金の請求がないと受け取れなくなります。
普通為替証書の仕組み
現金を証書へ換えて相手が現金化
貯金窓口で
現金+手数料を払う
受取人欄を確認し
自分で郵送する
貯金窓口で証書を渡し
現金を受け取る
送る人も受け取る人も、ゆうちょ口座は必須ではありません。送る人は窓口へ現金を持参し、受取人は証書を貯金窓口へ持っていき現金を受け取ります。本人確認書類の提示を求められる場合があります。
| 項目 | 普通為替証書 |
|---|---|
| 購入場所 | ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口 |
| 支払い | 送金額の現金+発行手数料 |
| 金額 | 1円単位、1枚10万円以下 |
| 受取方法 | 証書と引換えに貯金窓口で現金 |
| 有効期間 | 発行日から6か月 |
| 口座 | 送る人・受け取る人とも必須ではない |
普通為替証書の手数料
| 証書1枚の金額 | 発行手数料 | 購入時に払う合計例 |
|---|---|---|
| 2,500円 | 550円 | 3,050円 |
| 49,999円 | 550円 | 50,549円 |
| 50,000円 | 770円 | 50,770円 |
| 100,000円 | 770円 | 100,770円 |
手数料は証書1枚ごとにかかります。10万円を超える場合は複数枚が必要です。たとえば15万円を10万円と5万円の2枚に分けると、発行手数料は770円+770円で1,540円です。
これとは別に、相手へ送る郵便料金がかかります。受取人が負担する換金手数料は通常ありませんが、期限切れで再交付する場合は別途550円が必要です。
普通為替証書の買い方
- 受取人へ、普通為替でよいか、金額、受取人欄、郵送方法を確認します。
- 平日の貯金窓口へ、送金額の現金、発行手数料、本人確認書類を持っていきます。
- 普通為替を購入したいと伝え、窓口の案内に沿って申込みます。
- 受け取った証書の金額、発行日、番号を確認します。
- 指示に従って受取人欄を記入し、控え・領収書と証書番号を保管します。
- 証書を封筒へ入れ、必要に応じて追跡できる方法で受取人へ送ります。
ATMや土日窓口では購入できない
普通為替はATM、ゆうちょ通帳アプリ、コンビニでは買えません。貯金窓口の営業時間内に手続きします。郵便窓口が土日に開いている郵便局でも、貯金窓口が休みなら購入できません。
現金を用意する
公式案内では、送金額の現金と料金を添えて申し込みます。クレジットカードやコード決済で買える前提にせず、必要な現金を用意してください。高額の場合は、本人確認や取引目的の確認を求められることがあります。
窓口で買っただけでは送金完了ではありません
普通為替証書は購入者へ渡されます。受取人名を確認し、封筒へ入れ、購入者自身が相手へ送って初めて受取人へ届きます。
受取人欄の書き方
通常の送金では、証書の所定欄へ受取人の名前を記入します。個人なら本人確認書類と一致する氏名、法人・行政機関なら相手が指定する名称を使います。
住民票や証明書の郵送請求では「受取人欄は無記入」など独自の指示がある場合があります。一般的な書き方より、申請先の案内が優先です。書き損じると訂正や再発行が必要になることがあるため、分からないときは記入前に相手へ確認してください。
本人確認書類と一致する受取人名を確認。
募集要項・申請案内どおり。無記入指定も確認。
必要な記載・委任状・本人確認を事前に窓口へ確認。
普通郵便で送れる?書留にする?
普通為替証書を封書で送ることはできますが、普通郵便には追跡がなく、紛失時の補償もありません。証書番号と購入時の控えを残し、金額や相手の指定に応じて簡易書留・一般書留など追跡できる方法を検討します。
簡易書留は引受けと配達を記録し、原則5万円までの実損を補償するサービスです。5万円を超える証書や、補償額を指定したい場合は一般書留を窓口で相談します。為替証書を紛失した場合の実損・再交付との関係は個別事情で変わるため、差出時に内容品と希望する補償を伝えてください。
| 送り方 | 追跡 | 補償 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| 普通郵便 | なし | なし | 相手が指定し、リスクを理解する場合 |
| 特定記録 | あり | なし | 差出記録と追跡だけ必要 |
| 簡易書留 | あり | 原則5万円まで | 重要書類・5万円以下を送る |
| 一般書留 | あり | 申告した損害要償額の範囲 | 高額・補償を確認したい |
有効期間は6か月。期限切れは再交付
普通為替証書の有効期間は発行日から6か月です。相手へ送るまでの期間ではなく、受取人が証書を換金するまでを含みます。購入したら早く送り、受取人にも期限を伝えましょう。
6か月を過ぎた証書はそのまま換金できず、貯金窓口で再交付を請求します。再交付手数料は1枚550円です。さらに発行日から5年間、再発行または為替金の請求がない場合、受取人は為替金を受け取れなくなります。
期限管理は発行日から始まる
証書番号・控えを保存
受取人が換金
再交付550円
5年放置で受取不可
定額小為替とどちらが安い?
定額小為替は50円から1,000円までの決まった券種を組み合わせ、1枚につき200円の手数料がかかります。少額で必要枚数が1~2枚なら定額小為替、3枚以上になるなら普通為替のほうが手数料を抑えられる場合があります。
| 送る金額 | 定額小為替の例 | 定額小為替手数料 | 普通為替手数料 |
|---|---|---|---|
| 500円 | 500円×1枚 | 200円 | 550円 |
| 1,500円 | 1,000円+500円 | 400円 | 550円 |
| 2,500円 | 1,000円×2+500円 | 600円 | 550円 |
| 5,000円 | 1,000円×5枚 | 1,000円 | 550円 |
金額だけでなく、受取人がどちらを指定しているかが最優先です。券種、購入方法、換金方法は「定額小為替と普通為替の違い」で詳しく比較しています。
普通為替証書が届いた人の受取方法
受取人は、証書をゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口へ持参し、証書と引き換えに現金を受け取ります。本人確認書類を求められる場合があるため、公的な身分証を持っていくと安心です。
代理人、期限切れ、土日、振替払出証書との違いは「為替証書・払出証書の換金方法」を確認してください。
紛失したときのために残すもの
- 普通為替証書の番号、金額、発行日を控えます。
- 購入時の領収書・控えを保管します。
- 封筒の宛先と、書留等の引受番号を記録します。
- 受取人へ発送日と有効期限を伝えます。
届かない場合は、郵便の追跡結果と控えをそろえ、購入した貯金窓口へ相談します。控えを残さずに証書番号も分からないと、払渡済みかの調査や再交付が難しくなります。
よくある質問
土日でも買えますか?
原則として貯金窓口の営業時間内に購入します。郵便窓口が土日に開いていても貯金窓口は別です。利用する郵便局の貯金窓口営業時間を確認してください。
クレジットカードで買えますか?
公式案内は送金額の現金と料金を添えて申し込む方法です。現金を用意し、窓口で手続きしてください。
受取人のゆうちょ口座は必要ですか?
必要ありません。受取人は証書を貯金窓口へ持参し、現金を受け取ります。
10万円を超えて送れますか?
1枚の上限は10万円です。複数枚に分ければ送れますが、発行手数料は1枚ごとにかかります。銀行振込など他の方法とも総費用を比較してください。
まとめ
普通為替証書は、口座を使わず、1円単位の金額を証書で送る方法です。貯金窓口で現金と手数料を払い、購入者が受取人欄を確認して自分で郵送します。
購入前に相手の指定を確認し、証書番号と控えを残し、6か月以内に換金してもらうことが重要です。定額小為替が3枚以上になる少額送金では、普通為替のほうが手数料を抑えられる場合もあるため、枚数で比較しましょう。
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