年末年始とお盆の金融機関営業カレンダー普段は仕事などが忙しくて、なかなか銀行や証券会社などの金融機関に行けないという方も多いかもしれません。そんな方に活用してほしいのが「お盆」の時期です。実は、お盆期間中は多くの金融機関が通常通り営業しています。

一方で、年末年始については銀行や証券会社もしっかりとお休みになります。今回は、お盆や年末年始、お正月における銀行や証券会社の営業日、ATMの手数料、さらにNISAやキャッシュレス決済の扱いについて、2026年の最新カレンダーを踏まえて具体的にまとめてみました。

お盆は銀行や証券会社はカレンダー通りの営業

一般的にお盆というのは8月13日から8月16日までの期間を指します。
この時期はいわゆる国民の祝日ではなく、カレンダー上は「平日」です。慣例的にその期間中を休業とする会社や、有給休暇の取得を奨励して事実上の休業状態となる企業が多いですが、金融機関の扱いは異なります。

2016年からは8月11日が「山の日」として国民の祝日になりましたが、それ以外の日は祝日ではありません。山の日はハッピーマンデー制度の対象ではないため、土曜日と重なった場合は振替休日が発生しません。

銀行や証券会社は法律によって「土日、国民の祝日、および年末年始」を休業日と定めているため、お盆期間中の平日は通常通り営業しています。

お給料の振り込みはできる?受け取れる?

銀行は普通に営業していますので、お給料は問題なく受け取れます。ただし、支給日がお盆期間中の土日と重なる場合は、当日には受け取れません。多くの会社では休前日に前倒しで振り込みを行うルールになっているはずです。

また、現在は全銀システムの24時間対応により、大半の主要銀行でリアルタイム処理が行われています。送金側・受取側の両方が対応していれば、土日祝日であっても即時入金されます。
銀行ATMも通常通り動いているため、お給料の引き出しに困ることはありません。

お盆期間中のATM手数料の扱いはどうなる?

前述の通り、お盆期間中の銀行はあくまで「カレンダー通りの営業」となります。そのため、お盆だからといってATMが祝日扱いになるわけではなく、平日であれば平日と同じ手数料体系が適用されます。時間外手数料などが特別に加算されることはありません。
もちろん、お盆だからATMでお金が出金できないといったこともありません。

銀行や証券会社の窓口は開いている?

はい、開いています。ただし、お盆期間中は金融機関も有給休暇を取得する職員が多く、人員が少ないケースがあります。また、普段窓口に行けない人がこの時期に集中するため、時間帯によっては混み合うことが予想されます。窓口で用事を済ませたい方は、時間に余裕を持って早めに来店することをおすすめします。

株の売買はできる?

証券取引所も銀行と同様にカレンダー通りに稼働しています。したがって、お盆期間中も株式投資(売買)は通常通り行えます。ただし、機関投資家や海外投資家が夏休みをとる影響で、市場全体の取引参加者は少なめになる傾向があります。

2026年のお盆期間前後の営業日カレンダー

2026年のお盆期間は、山の日が火曜日となるため、以下のような営業スケジュールとなります。

  • 〇 8月10日(月)
  • 〇 8月11日(火・山の日)※祝日ですがATM等は稼働
  • 〇 8月12日(水)
  • 〇 8月13日(木)
  • 〇 8月14日(金)
  • × 8月15日(土)休業日
  • × 8月16日(日)休業日

※平日のお盆期間は通常営業となります。

始は銀行・証券会社に休業日が設定されている

お盆期間中は基本的に平常運転しているのに対して、年末年始は銀行や証券会社にも明確な休業日が定められています。
お休みとなるのは、原則として「12月31日~1月3日」です。この期間の前後に土日が入る場合は、連休がさらに長くなります。

お正月にどうしてもお金を振込したいときはどうしたらいい?

銀行が休業している年末年始にオンラインバンキングなどで振り込み手続きをした場合、本来であれば相手先に入金(着金)するのは休業明けの営業日となります。

しかし、現在は全銀システムが24時間365日稼働しているため、送金元・受取先の金融機関双方がリアルタイム振込に対応していれば、年末年始であっても即時着金が可能です。

注意点

リアルタイム送金は非常に便利ですが、2023年10月に発生した全銀システムの大規模障害のように、万が一システムトラブルが起きた場合は即時送金ができなくなるリスクもあります。絶対に遅れられない送金は、年内の最終営業日までに済ませておくのが確実です。

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物理的な方法として、現金書留を利用するという手段もあります。郵便局の通常窓口は年末年始お休みですが、主要な郵便局に設置されている「ゆうゆう窓口」は1月1日を含めて開いている場所があります。
ここから現金書留を速達で送れば、午前中の差し出しで翌日には相手に届けることが可能です。少しコストはかかりますが、年末年始にお金を確実に届けたい場合には有効な選択肢です。

ATMは正月も動いているが、年末年始の休業日は祝日扱い

現在の銀行ATMは1月1日の元日を含めて利用可能です。しかし、12月31日~1月3日までは平日の曜日であっても「祝日」として扱われます。そのため、引き出しの際には祝日のATM手数料が適用される点に注意が必要です。

なお、住信SBIネット銀行や楽天銀行、PayPay銀行などのネット銀行を利用している場合、条件を満たせば年末年始でもATM手数料が無料になるケースが多く、大手都市銀行よりもコスト面で使い勝手が良い傾向にあります。

年末年始の株取引には休業日がある(大納会と大発会)

株式市場においては、その年の取引最終日を「大納会(だいのうかい)」、翌年の取引初日を「大発会(だいはっかい)」と呼びます。通常、大納会は12月30日、大発会は1月4日に行われます(該当日が土日の場合は前後の営業日にずれます)。

ここで注意したいのが、大納会はあくまで「約定日(売買が成立した日)」であるということです。
株式の税金計算などは「受渡日(実際に資金や株券が決済される日)」が基準となります。現在は決済期間が短縮され、約定日から起算して3営業日目(T+2)に受渡しが行われます。
そのため、たとえばその年中の損益通算を行いたい場合は、大納会の2営業日前までに取引を完了させておく必要があります。

株式の約定日と受け渡し日とは何か?配当金や株主優待の権利取りや税金計算で超重要株式投資を通じて配当金や株主優待などの権利を取得する時に確実に押さえておきたいシステムが「受渡日(うけわたしび)」というルールです。株式...

NISAや投資信託の年末年始の注意点

年末にかけて特に気をつけたいのが、NISA(少額投資非課税制度)の年間投資枠の扱いです。NISAの非課税枠は12月31日が締め切りとなります。

投資信託の場合、注文してから約定・受渡しまでに数営業日のタイムラグがあります。年末ギリギリに注文すると、受渡日が翌年にズレ込み、翌年分の非課税枠が消費されてしまうリスクがあります。年内の枠をきっちり使い切りたい場合は、12月中旬までに余裕を持って手続きを済ませることを強く推奨します。

キャッシュレス・スマホ決済は年末年始も使える?

PayPay、楽天ペイ、交通系ICカード(Suicaなど)といったキャッシュレス決済は、銀行の休業日に関係なく年末年始も店舗で利用可能です。
ただし、銀行口座からの即時チャージを利用している場合、各銀行が独自に行う深夜・年末年始のシステムメンテナンス時間帯にかかると、一時的にチャージができなくなることがあります。事前にある程度の金額をチャージしておくか、クレジットカード連携を設定しておくと安心です。

2026年-2027年の年末年始・正月の営業日カレンダー

2026年末から2027年始にかけての金融機関のスケジュールは以下のようになります。

  • 〇 12月28日(月)
  • 〇 12月29日(火)
  • 〇 12月30日(水) 大納会(株式の年内最終取引日)
  • × 12月31日(木) 休業日
  • × 1月1日(金・元日) 休業日
  • × 1月2日(土) 休業日
  • × 1月3日(日) 休業日
  • 〇 1月4日(月) 大発会(株式の新年初取引日)

いかがでしたでしょうか。銀行や証券会社は意外とお盆はお休みが少なく、年末年始はカレンダー通りにしっかり休業となります。直前になって慌てないよう、現金の準備や各種手続きは計画的に進めておきましょう。

以上、お盆や年末年始の銀行や証券会社の営業日、ATMや窓口の休みに関する情報のまとめでした。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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