会社で入れるGLTD(団体長期障害所得補償保険)のメリット・デメリットを徹底解説
皆さんは「GLTD(団体長期障害所得補償保険)」というものをご存知でしょうか?会社(勤務先)を通じてのみ加入することができる保険で、任意加入ですが、会社の福利厚生制度の一つとなっています。いわゆる所得補償保険の一種ですが、団体扱いとなることで保険料が大幅に安くなるのが特徴です。
働いている方への「働けなくなるリスク」への補償としては、健康保険(社会保険)の「傷病手当金」がありますが、GLTDはその上乗せとなるものです。もしも勤務先にGLTDの制度があるのなら、加入を強く検討すべき制度といえます。
今回は、2026年現在の最新情報を踏まえ、勤務先で加入できるGLTDのメリット、デメリット、そして最新の改正点について詳しく解説していきます。
GLTD(団体長期障害所得補償保険)とは何か?
GLTDとは、病気やケガで長期間働けなくなった時の収入減少を補うための保険です。LTDは「Long Term Disability(長期障害所得補償)」、団体扱いを意味する「G(Group)」がついたものがGLTDです。
最長で定年まで補償されるのが一般的で、近年では「うつ病」などの精神疾患をカバーするタイプが主流です。支給される保険金は、基本給の60%程度を補償するものや、月額10万円、20万円といった固定給付タイプなど、契約内容によって異なります。
人的資本経営や健康経営の観点から、近年では大企業だけでなく中堅企業への導入も進んでおり、非常に注目されている福利厚生制度です。
GLTDに加入する最大のメリット
会社員が病気やケガで働けなくなった場合、まずは公的な「傷病手当金」がありますが、それだけでは不十分なケースが多いのです。
1. 傷病手当金の「1年半」という壁を突破できる
健康保険による「傷病手当金」は、2022年1月の法改正により、支給期間が「支給開始日から通算して1年6か月」となりました。
以前よりも「通算」できるようになったことで手厚くなりましたが、それでも「1年半」という期限があることに変わりはありません。重い病気や大ケガで数年、あるいは数十年単位で療養が必要になった場合、傷病手当金が切れた後の生活を守るのがGLTDの役割です。
2. 保険料が割安で、会社の補助が出ることも
GLTDは団体契約のため、個人で加入する就業不能保険よりも保険料が30%〜50%ほど割安に設定されていることが多いです。さらに、会社によっては保険料の一部(あるいは全部)を負担してくれるケースもあり、非常にコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
3. 民間の就業不能保険よりも給付条件が緩い傾向
民間の就業不能保険の中には、「軽作業すらできない状態」など非常に厳しい条件をクリアしないと給付されないものもあります。一方、GLTDは「元の職場への復職が困難な状態」で給付が認められるなど、現場に即した柔軟な基準となっていることが多いです。
4. 最新の特約(介護休業補償など)も充実
最近のGLTDでは、自分自身のケガ・病気だけでなく、家族の介護による休業(93日を超える部分)をカバーする特約が登場しています。少子高齢化が進む中、ビジネスケアラーとしてのリスクにも備えられるようになっています。
GLTDの必要性をデータで見る
「自分は大丈夫」と思うかもしれませんが、統計で見ると長期療養のリスクは無視できません。協会けんぽのデータ等を参照すると、傷病手当金の受給期間が541日(約1年半)を超えるケースは全体の数%程度存在します。
確率は決して高くはありませんが、「1万人に数人」の割合で発生する、人生を左右するような巨大なリスク(再起不能な収入減)に対して、少額の保険料で備えられるのがGLTDの真価です。
GLTDの注意点とデメリット
1. 受け取る保険金の「課税」に注意
意外と知られていないのが、税金の扱いです。
- 従業員が保険料を自己負担している場合:受け取る保険金は「非課税」です。
- 会社が保険料を全額負担している場合:受け取る保険金は「課税対象(雑所得など)」となります。
加入形態によって、手取り額が変わる可能性がある点は理解しておきましょう。
2. そもそも導入されていない企業が多い
これが最大のデメリット(というより制約)ですが、GLTDは会社が保険会社と契約していなければ加入できません。大企業では一般的になりましたが、中小企業やスタートアップでは導入されていないケースがまだ多いのが現状です。
3. フリーランスや個人事業主は加入できない
残念ながらフリーランスや個人事業主はGLTDには加入できません。代わりの手段として「民間の就業不能保険」や、2024年に要件が緩和された「労災の特別加入制度」を活用してリスクヘッジする必要があります。
保険料の支払いは「自動振込」がおすすめ
任意加入のGLTDで、もし給与天引きでない支払い方法を選択する場合や、民間の就業不能保険と併用する場合は、支払い忘れを防ぐ仕組みが重要です。ネット銀行の「定額自動振り込みサービス」などは、毎月の支払いを自動化できるため非常に便利です。
たとえば住信SBIネット銀行のスマートプログラムを利用すれば、ランクに応じて月数回〜数十回の振込手数料が無料になります(2026年5月の最新改定に対応)。コストを最小限に抑えつつ、確実に備えを継続しましょう。
まとめ:勤務先にGLTDがあるなら「入り」が正解
結論として、民間の就業不能保険を検討するくらいなら、まずは勤務先のGLTDを確認しましょう。圧倒的に好条件であることが多いです。
「万が一」の確率は低いかもしれませんが、長期療養による無収入は家計にとって致命傷になります。傷病手当金の改正(通算化)によって公的補償も改善されましたが、それでも埋められない大きな穴をGLTDで塞いでおくのは、非常に賢いライフハックといえるでしょう。
以上、会社で入れるGLTDのメリット・デメリットと最新状況についてのお話でした。
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