ETCパーソナルカードのメリット・デメリット!デポジットの仕組みや審査なしで作る方法を解説
ETCパーソナルカードは、クレジットカードを使えない人、使いたくない人でもETCを使えるように高速道路会社(NEXCO)が発行するETCカードです。審査不要で誰でも発行してもらうことができるカードとなります。
2026年は「ETC専用化」が急速に進む転換点の年です。2026年3月時点で首都高の主要料金所(134か所)がETC専用に切り替わり、現金では通行できない料金所が増加しています。NEXCO西日本も2026年春から30か所の料金所をETC専用化しました。さらに政府のロードマップでは2030年度にすべての料金所をETC専用化する方針が示されており、ETC機器・ETCカードの準備は「あれば便利」から「ないと通行できなくなる」へと変わりつつあります。
クレジットカードを何らかの事情で作れない人でもETCカードが作れ、各種道路料金の割引といった優待を受けることができるため、ETCパーソナルカードの重要性は以前より高まっています。その一方で保証金(デポジット)が必要になることや、年会費がかかるといったデメリットもあります。今回はそんなETCパーソナルカードのメリット、デメリットやどういう人に向いているカードなのかということをまとめていきます。
クレジットカードが作れない人のためのETCカード
高速道路などでは、ETCカードで決済をすると各種割引が利用でき、お得に高速道路が利用できます。ただし、そのためには一般的にクレジットカードに付帯させることができるETCカードが必要になります。
しかし、何らかの事情でクレジットカードが作れない人もいることでしょう。ETCパーソナルカードは、クレジットカードがなくても申し込みが可能なETCカードです。クレジット機能はありませんが、登録した銀行口座から利用した金額を後払いで支払うことができるカードになっています。
ただ、正直言って、ETCパーソナルカードはクレジットカードが作れる人であれば、作る必要はありません。
- 保証金(デポジット)の支払いが必要
- 年会費が必ずかかる(1,257円・税込)
- 利用額に応じたポイントが付かない
デポジットの仕組みと利用限度額
デポジット(保証金)はETCパーソナルカードを利用するためにあらかじめ預けておくお金です。この預け分は通行料金としては使われません。
そのため、ETCパーソナルカードを利用するときは「デポジット分+利用料金」の口座残高が必要になるわけです。なお、デポジットはETCパーソナルカードを解約するときに全額戻ってきます。
デポジットの金額は、以下のように月間の平均利用額によって変わってきます。以前は最低20,000円が必要でしたが、2023年3月より低額利用者向けの最低デポジット額が引き下げられ、利用しやすくなりました。
| 月間平均利用額 | デポジット金額 |
|---|---|
| 2,500円以下 | 3,000円・5,000円・10,000円 |
| 5,000円未満 | 20,000円 |
| ~10,000円 | 40,000円 |
| ~15,000円 | 60,000円 |
| ~20,000円 | 80,000円 |
また、以前は利用限度額がデポジット額の80%までとされていましたが、現在ではデポジット額の100%まで利用できるように引き上げられています。なお、ETCで実際に使った金額については、預金口座から1か月単位で引き落とされます。
申し込みから発行までの期間
注意点として、ETCパーソナルカードは申し込みからカード発行までに約2〜3週間かかります。すぐにETCカードが必要な場面(高速道路ETC専用化が先行している首都高エリアへの旅行前など)には間に合わない場合があるため、余裕を持って早めに申し込むようにしましょう。
年会費が必ずかかる(1,257円・税込)
もう一つのデメリットといえるのが年会費です。
ETCパーソナルカードでは、年会費として消費税込みで1,257円が必要になります。この金額は決して安くはないですね。クレジットカード付帯のETCカードならそもそも年会費が無料というケースも多いため、この辺りは弱いところです。
ポイントなどがつかない
クレジットカード付帯のETCカードの場合は、利用金額に応じて0.5%~1.0%程度のクレジットカード独自の利用ポイントをためることができます。しかし、ETCパーソナルカードの場合はこうした優待はありません。
ただし、ETCパーソナルカードのカード番号とETC車載器の管理番号を登録することで利用できる「ETCマイレージサービス」については、パーソナルカードでも登録可能で、高速道路会社のポイント等の特典はご利用いただけます。
以上を考えると、ETCパーソナルカードを作るメリットがあるのは、そもそもクレジットカードが作れない人向けといえそうです。クレジットカードが作れるのであれば、パーソナルカードを作るメリットはありません。おすすめのETCカード(クレジットカード付帯)については下記の記事もご一読ください。
クレジットカードを作れない人、審査に落ちる人へ
実際のところ、ETCパーソナルカードを作りたい、あるいは検討しているという方は、クレジットカードが作れないからという理由が大きいのではないかと思います。
実際に審査に落ちてしまった……という方は、審査に通らなかった理由を解決できればカードが作れるかもしれません。下記の記事なども参考にして、もう一度チャレンジしてみるというのも手かもしれません。
デビットカードではETCカードは作れない?
最近増えている、クレジットカードと同じようにカード番号で決済ができるブランドデビットカード。銀行預金の範囲内ならカード払いができるわけですが、こちらなら銀行口座があれば審査なしでも申し込みができます。
このデビットカード(ブランドデビットカード)にETCをセットすることはできるのでしょうか?
結論からいうと、デビットカードへの直接のETC付帯はできません(一部の例外を除く)。
ETCはその仕組み上、後払いとなります。高速道路進入時点での最終的な決済額は不確定です。一方で、ブランドデビットカードはあくまでも銀行預金残高の範囲内での即時取引となるため、残高を超える決済がされると決済エラーとなってしまうからです。
しかし、銀行口座からの引き落としに対応しているこの「ETCパーソナルカード」を利用することで、デビットカードしか持っていない方でもETCを利用するための確実な代替手段となります。
個人事業主なら「ETCコーポレートカード」も選択肢に
個人事業主やフリーランスの方で、かつ高頻度で高速道路を使う方の場合、「ETCコーポレートカード」という選択肢もあります。
| 比較項目 | ETCパーソナルカード | ETCコーポレートカード |
|---|---|---|
| 対象 | 個人 | 法人・個人事業主 |
| 審査 | なし | 事業実態確認あり |
| 年会費 | 1,257円/枚 | 賦課金:月500円(年6,000円) |
| 割引 | ETCマイレージのみ | 月3万円以上で最大30〜40%割引 |
| デポジット | 必要(最低3,000円〜) | 原則不要(別途保証金) |
高速利用が多いビジネス利用の場合、コーポレートカードの大きな割引メリットが年会費のコストを大きく上回ることがありますので、ご自身の利用状況に合わせて検討してみてください。
まとめ。
- ETC専用化が進む現在、ETCカードの重要性は増している
- ETCパーソナルカードは審査なし(ブラックの人でも)作れる
- 高速道路の割引などの各種特典は受けられる
- ただし、デポジット(最低3,000円〜)が必要で、年会費1,257円が必ずかかる
- 発行までに約2〜3週間かかる点に注意
そのため、クレジットカードが作れる人であれば、クレジットカード付帯のETCカードを作るほうがお得でスムーズです。
以上、ETCパーソナルカードのメリット、デメリットや最新の仕組みについてまとめてみました。
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