クレジットカード決済を自分のビジネスやお店に導入する。というと、かなりハードルが高いと思われる方も多いようです。特に、クレジットカード決済は導入費用だけでなく、カード決済時の手数料も高いというイメージをお持ちの方も多いでしょう。

しかし、そういった常識はかつてのものです。最近ではスマホ一台あれば最短即日、かつ特別な機器導入もほとんどなしでクレジットカード決済システムや電子マネー・QRコード決済を自分のビジネスやお店に導入することができるんです。
今回はそんなスマートフォンや専用端末を利用したスマートな決済システム「Square(スクエア)」について紹介していきます。

Square(スクエア)の基礎知識とメリット

SquareのロゴSquare(スクエア)は、スマートフォンの通信サービスやWi-Fiを利用してキャッシュレス決済を行うことができるサービスです。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンに小さなカード読み取り用の端末をセットしたり、専用の決済端末を利用したりすることで、手軽にレジシステムを構築できます。

Square利用イメージ

通常のクレジットカード決済の場合は固定電話回線などを利用していますが、Square(スクエア)の場合はスマホのデータ通信やWi-Fiを利用することで、固定回線不要で決済が可能になります。

  • 固定回線が無くてもクレジットカード決済を導入できる
  • スマホで通信するので、イベントなど野外・屋外での販売でも利用可能

これ自身大きなメリットです。訪問販売や移動販売、イベント出店などのように出先で商売をするケースでもキャッシュレス決済を導入できるのは大きな強みがあります。
また、モバイルという面だけでなく、通常の固定設置型の決済システムと比較しても以下の様な大きなメリットがあります。

最短即日でカード審査、数日あれば決済システムが導入できる

Squareはオンラインで申し込みが完結し、最短即日で審査が通り、すぐに使えるようになります。実際には数日かかってしまうケースもありますが、一般的なクレジットカード決済システムの導入と比較すると、驚くほどスピーディーに導入が可能です。

主要ブランドに対応し、加盟店手数料も「2.5%」と安い

Squareは主要なクレジットカードブランド(国際ブランド)にすべて対応しています。そのため、お客様がクレジットカードで支払いをしたいのにSquareでは使えないということはほとんど無いはずです。

中小企業向けの手数料は一律2.5%
年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満(月商250万円未満が目安)の中小企業や個人事業主であれば、以下の主要クレジットカードの手数料が一律2.5%で利用できます。かつてはJCBの手数料が割高でしたが、現在はすべて統一されており、非常にわかりやすく安価な設定となっています。

  • Visa:2.5%
  • Mastercard:2.5%
  • American Express:2.5%
  • JCB:2.5%
  • Diners Club:2.5%
  • Discover:2.5%

※中小企業の条件を満たさない場合や、UnionPay(銀聯)を利用する場合の手数料は3.25%、オンライン決済は3.6%となります。

実際に小規模店舗でクレジットカード決済を導入している方はわかると思いますが、加盟店手数料が5%以上というケースも少なくありません。そうした手数料水準と比べると圧倒的なコスト競争力があるのがSquareです。

電子マネー・QRコード決済にも幅広く対応!

かつてSquareはクレジットカード専用のイメージがありましたが、現在は電子マネーやQRコード決済にも幅広く対応しています。これらの決済手数料は一律3.25%です。

  • 交通系IC:Suica、PASMOなど
  • 電子マネー:iD、QUICPay
  • QRコード決済:PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、Alipay+、WeChat Pay

※QRコード決済の利用には、クレジットカード審査通過後に追加の申し込み手続きが必要になります。

初期費用やランニングコストが無料

Squareは、初期費用がゼロなだけでなく、ランニングコストもかかりません。定額手数料や最低手数料のような類のものは無いので、決済が発生しない月は1円もコストがかかりません。

  • 月額固定費:無料
  • アカウント登録・維持費:無料
  • 解約手数料:無料
  • カード決済のキャンセル料:無料
  • 振込手数料:無料

通常のクレジットカード決済だと上記すべてに手数料がかかることが多いのですが、Squareは決済時のシステム手数料以外はすべて無料です。今後キャッシュレス決済を導入しておいた方が良いかも……というのであれば、とりあえず申し込みをして使えるようにしておくというのも一つの手です。

すべての銀行で最短翌営業日または即時入金に対応

以前は特定の銀行のみ入金が早いという制約がありましたが、現在はすべての銀行口座を対象に、最短翌営業日の入金、または即時入金サービス(数分以内の着金)が提供されています。
振込手数料はどの銀行を指定しても無料です。手元に資金が残らないと困るという現金商売に近い感覚で、キャッシュレス決済を導入できます。

Squareの端末ラインナップと必要なもの

Squareを導入するには、用途や店舗の規模に合わせた端末を選ぶことができます。現在、Squareでは主に6種類の端末を提供しており、さらに端末不要の機能も存在します。

専用端末不要!スマホだけで決済できる「Tap to Pay」

iPhoneやAndroidのNFC対応スマートフォンを持っていれば、「Tap to Pay」機能を利用することで、専用のカードリーダーを購入することなく、スマホ本体をカードリーダーとして代用できます。初期費用を完全にゼロに抑えたい個人事業主や、イベント出店時などに最適です。

6種類の専用端末から選べる

用途に応じて、以下の専用端末を購入することも可能です。各項目のポイントを表にまとめました。

端末名 価格(税込) 決済方法 レシート印刷 持ち運び iPad等の必要性 おすすめ業種
Square リーダー ¥4,980 IC・タッチ・電子マネー ×(別途必要) 要(スマホ可) マルシェ・出張・個人
Square スタンド ¥29,980 IC・タッチ・QR・電子マネー 別売 必須 小売・カフェ・美容
Square キオスク ¥29,980 IC・タッチ・QR 別売 × 必須 飲食セルフオーダー
Square ターミナル ¥39,980 IC・タッチ・QR・電子マネー ◎(内蔵) 不要(独立型) 飲食・小売・サロン
Square ハンディ ¥44,980 IC・タッチ・QR × 不要(独立型) テーブル会計・居酒屋
Square レジスター ¥84,980 IC・タッチ・QR・電子マネー 別売 × 不要(独立型) 中規模以上の全業種

レシート印刷用のプリンターは必須ではありませんが、お客様に紙の控えを渡す機会が多い場合は「Square ターミナル」のようなプリンター内蔵型を選ぶか、モバイル対応のレシートプリンターを連携させると便利です(メールやSMSでの電子レシート発行は全端末で無料で可能です)。

Squareのデメリット、注意点

メリットは先に述べたとおりですが、デメリットや注意すべき点もあります。

  1. 分割払いができない(一括払いのみ)
  2. WAON、楽天Edyには非対応

Squareは分割払いやリボ払いなどには非対応です。お客様側で後からカード会社に連絡して分割・リボに変更することは可能ですが、店頭での決済時は一括払い(1回払い)のみの対応となります。
また、Suica等の交通系ICやQUICPayには対応していますが、流通系電子マネーである「WAON」や「楽天Edy」は使えません。これらを利用されるお客様が多い地域・業態の場合は留意が必要です。

競合サービス(AirPAY・STORES決済)との比較

モバイル決済を導入する際、Squareのほかに「AirPAY(エアペイ)」や「STORES決済」などが比較候補に挙がります。

  • AirPAY(エアペイ):決済手数料が3.24%(キャンペーン適用でさらに下がる場合あり)で、対応するQR決済や電子マネーの種類が非常に豊富です。ただし、入金サイクルは利用する銀行によって月3〜6回と決まっており、Squareほどのスピード感はありません。
  • STORES決済:交通系電子マネーの手数料が1.98%と安く、医療機関など特定の業種での利用に強みがあります。

Squareを選ぶ最大の理由は、「審査と導入の早さ」「翌日または即時の入金スピード」「固定費無料かつシンプルな手数料(クレジットカード2.5%)」にあります。イベント出店や小規模な店舗ですぐに使い始めたい、現金のキャッシュフローに近い運用をしたいという場合は、Squareが最も向いていると言えます。

Squareの申込から審査、利用までの流れ

実際に自分のお店やビジネスにSquareのモバイル決済を導入するまでの流れを紹介していきます。

  1. 申込・Squareやカード会社による審査
  2. (必要な場合)専用端末の購入、アプリダウンロード

1. 申込・Squareやカード会社による審査

まずは「Square公式サイト」から利用の申込(アカウント作成)をします。もちろん無料です。オンラインのみで申し込みは完結します。

  • メールアドレス
  • お客様情報
  • 事業内容
  • 入金先銀行口座

これらを入力するだけです。申し込みをするとSquareによる審査があります。審査内容は非公開ですが、成人向けサービス、ギャンブル、投資系などの一部業種は非対応だとされています。
審査は最短即日で、すぐにVisa、Mastercard、American Express、JCBなどの決済が利用できるようになります(※JCBやQRコード決済などは追加の審査が必要になる場合があります)。

2. 専用端末の購入、アプリダウンロード

注意点:端末の購入は審査通過後に!
もし専用端末(Square リーダーやターミナルなど)を利用したい場合でも、端末の購入は必ず審査を通過した後にしましょう。万が一審査に落ちてしまった場合、購入代金が無駄になってしまうためです。

審査に無事通過したら端末を購入します(Tap to Payでスマホ本体を使う場合は不要です)。決済用のスマートフォンやタブレットにSquareの専用レジアプリをインストールすれば利用できるようになります。
ちなみに、テストとしてお試しの決済は許可されていますが、100円程度の少額決済だけにしてください。自店決済(自分のクレジットカードで自分のお店で決済して売上を作ること)は規約で禁止されています。

お手軽にキャッシュレス決済を導入するならSquareがおすすめ

スピーディーかつローコストでクレジットカードや電子マネー、QRコード決済を導入するのであれば、Squareは非常に優れたサービスです。

固定店舗での据え置きレジとしてはもちろん、移動販売などでもスマホ一つで活用できます。初期費用や月額固定費がかからないため、「カード決済を求められることが増えたから、とりあえず準備しておきたい」というニーズにもぴったりです。まずはアカウントを作成して、審査に申し込んでみてはいかがでしょうか。

以上、カード決済を手軽・無料で導入できるSquare(スクエア)のメリットや手数料、注意点についてまとめてみました。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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