ゆうパックの料金と割引を比較するアイキャッチ

ゆうパックを安く送るコツは、割引を探す前に「3辺合計を1段階下げられないか」「ゆうパックより小さい配送方法に替えられないか」を確認することです。1サイズ下げるだけで、アプリ決済の180円引きを上回る差が出ることがあります。

さらに、2026年10月1日からゆうパックの基本運賃が改定されます。9月30日までの料金と10月1日以後の料金を混ぜず、発送日を基準に比較してください。

この記事の結論
  • 最初に縦・横・高さを測り、箱を切る、緩衝材を見直す、丈夫な袋へ替える方法で1サイズ下げられるか確認します。
  • 郵便局アプリで事前にクレジットカード決済する「ゆうパックスマホ割」は、基本運賃から180円引きです。
  • 使わない切手がある人は、郵便局窓口へ持ち込んで運賃に充てる方法もあります。取扱コンビニでは切手払いができません。
  • 2026年10月1日から基本運賃は平均約10%改定され、特に大型・遠距離の上昇額が大きくなります。
  • 薄い荷物はゆうパケットやクリックポストも比較します。ただし同日から、ゆうパケットは一律360円、クリックポストは240円へ変わります。

料金の基準日

この記事は2026年9月4日に確認しています。現行料金は2026年9月30日発送分まで、新料金は2026年10月1日発送分からです。将来予定される郵便局アプリのキャンペーンは内容未発表のため、節約額へ含めていません。

ゆうパックを安くする順番

送料は「基本運賃から何円引けるか」だけで比べると失敗します。箱が81cmなら80サイズではなく100サイズです。反対に、緩衝材の入れ方を見直して79cmへ収められれば、割引を使わなくても料金区分が下がります。

図解:発送前の5段階チェック
3辺と重量を測る
縦+横+高さ、25kg以内か確認
1サイズ下げる
安全性を保てる範囲で箱を調整
小型配送を比較
追跡・補償・信書の条件も確認
割引体系を選ぶ
スマホ割か通常持込かを選択
他社も最終比較
発送場所と受取条件まで含める

割引を全部足すのではなく、併用できる組み合わせだけで計算します。

2026年10月1日に何が変わる?

日本郵便は、2026年10月1日からゆうパック、ゆうパケット、クリックポストなどの運賃・条件を改定します。ゆうパックの平均改定率は約10%ですが、どの荷物も一律10%上がるわけではありません。

東京から東京へ送る60サイズは820円から840円へ20円上がる一方、東京から沖縄へ送る170サイズは4,350円から5,870円へ1,520円上がります。大型・遠距離ほど、箱の縮小や他社比較の効果が大きくなります。

サービス2026年9月30日まで2026年10月1日から
ゆうパック現行の地域・サイズ別運賃基本運賃を平均約10%改定
重量ゆうパック現行の加算額改定後の基本運賃+620円
ゆうパケット厚さ1cm 250円
2cm 310円
3cm 360円
厚さにかかわらず360円
クリックポスト185円、1kgまで
34×25×3cm以内
240円、2kgまで
3辺計60cm・長辺34cm・ポストへ投函可能
郵便局の60サイズ箱100円110円
郵便局の80サイズ箱140円160円
郵便局の100サイズ箱220円250円
郵便局の120サイズ箱380円420円

クリックポストは値上げだけではありません

重量上限は1kgから2kgへ広がり、寸法も「ポストへ投函できること」を含む新条件へ変わります。ただし、ポストの投函口に入らなければ原則として差し出せません。窓口受付はポストの満杯・故障などの例外に限られ、その場合も厚さ3cm以下です。

新運賃とサービス条件の原文は、日本郵便の2026年10月1日運賃改定のお知らせで確認できます。

関東発のゆうパック新料金表

次の表は、2026年10月1日からの関東発の基本運賃です。持込割引やスマホ割を引く前の税込額で、発送元・届け先によって地域区分が変わります。

サイズ同一都県内東北・関東・信越・北陸・東海近畿中国・四国北海道・九州沖縄
60840円970円1,090円1,270円1,550円1,600円
801,150円1,320円1,440円1,580円1,880円1,990円
1001,480円1,650円1,780円1,960円2,220円2,480円
1201,810円2,010円2,130円2,290円2,570円2,860円
1402,160円2,600円2,760円2,930円3,220円3,430円
1602,500円3,000円3,130円3,300円3,610円3,820円
1703,060円3,680円4,500円4,670円4,970円5,870円

ゆうパックのサイズは、荷物の縦・横・高さの合計です。通常のゆうパックは170サイズ、25kgまで。25kgを超え30kgまでなら重量ゆうパックとなり、10月1日以後は該当する基本運賃へ620円が加算されます。

攻略1:箱を1サイズ下げる

一番効果が大きいのは、発送前にメジャーで3辺を測ることです。60cm、80cm、100cmなどの境界を1cmでも超えると次の区分になるため、箱の中に不要な空間があるなら調整余地があります。

再利用した段ボールの高さだけが余っている場合は、四隅へ同じ深さの切り込みを入れ、折り目を作り直して高さを下げます。底面を無理に切り詰めるより形を保ちやすい方法ですが、重量物では底抜け防止の補強を優先してください。

衣類など壊れにくい物なら、丈夫な配送袋へ替える方法もあります。瓶、精密機器、割れ物では、送料差のために緩衝材を削りすぎると破損損失の方が大きくなります。安全に1段階下げられる時だけ実行するのがコツです。

箱を買い替える損益分岐
  1. 現在の箱の3辺合計と料金区分を確認します。
  2. 中身を守ったまま下のサイズへ収まる箱を探します。
  3. 「元の送料-小さい箱の送料」を計算します。
  4. 送料差が新しい箱・緩衝材の費用を上回れば、買い替える金銭的な意味があります。

東京から近畿へ送る場合、10月1日以後の80サイズは1,440円、60サイズは1,090円で、差は350円です。60サイズ箱を110円で買って安全に縮小できるなら、差し引き240円を節約できます。既に使える箱があるなら、節約幅はさらに大きくなります。

攻略2:小型配送へ切り替える

60サイズ未満の荷物を、必ずゆうパックで送る必要はありません。薄い書籍、衣類、小物なら、ゆうパケット、クリックポスト、レターパックなども候補です。

候補向く荷物確認する点
クリックポスト追跡が必要な小型品10月1日から240円・2kgまで。ポストへ入る形か
ゆうパケット厚さ3cm以内の小物10月1日から厚さにかかわらず360円
レターパックライトA4サイズ・厚さ3cm以内郵便受け配達、損害賠償なし
レターパックプラスA4封筒に入る少し厚い物対面配達、損害賠償なし
ゆうパック厚い物、割れ物、補償を重視する荷物サイズ・地域別、30万円までの損害賠償

安さだけでなく、追跡、対面受取、損害賠償の有無を揃えて比較します。レターパックの購入方法と使い分けは、レターパックを安く買う方法、規格内・規格外の違いは定形外郵便のサイズと料金で整理しています。

攻略3:スマホ割と通常持込を使い分ける

ゆうパックの割引には、アプリで事前決済する体系と、紙の送り状を使う通常体系があります。スマホ割に通常の持込割引、同一あて先割引、複数口割引を全部重ねることはできません。

図解:割引ルートは最初に二択
アプリ決済ルート
基本運賃から180円引き
郵便局受取ならさらに100円引き
過去1年10個以上で継続10%引き
通常持込ルート
持込で120円引き
同一あて先または複数口で60円引き
窓口なら切手払いも選べる
集荷ルート
持込割引は使わない
移動時間と交通費を節約
大きい・重い荷物に向く

継続利用割引は、前月までの1年間にスマホ割を10個以上使った人が対象です。郵便局受取割引とは併用できます。

ゆうパックスマホ割

郵便局アプリで宛先を作成し、クレジットカードで事前決済すると、基本運賃から1個180円引きになります。受取人が対応できるなら、受取場所を郵便局にして100円引きを追加できます。

前月までの1年間にスマホ割で10個以上発送すると、翌月以降は継続利用割引の10%も対象になります。定期的に実家へ荷物を送る人や、小規模な発送を繰り返す人は、利用履歴を一つのアカウントへまとめると条件へ到達しやすくなります。

一方、切手を消化したい人、アプリ登録をしたくない人、同じ宛先へ紙の控えを使って送る人は通常持込が分かりやすい選択です。

通常の持込・同一あて先・複数口割引

郵便局、取扱所、対応コンビニへ自分で持ち込むと、1個120円引きです。1年以内に同じ宛先へ同じ種類のゆうパックを送った依頼主控があれば、同一あて先割引として1個60円引きになります。

同時に同じ宛先へ2個以上送る複数口割引も、1個60円引きです。同一あて先割引と複数口割引は同時には使えないため、いずれか一方を選びます。

2箱を無理に1箱へまとめるとサイズが大きくなり、持ちにくさや破損リスクも上がります。「1箱にした運賃」と「2箱にして複数口割引を受けた合計」を比べてから梱包してください。

攻略4:余った切手を送料へ変える

郵便局窓口では、ゆうパックの運賃を郵便切手で支払えます。切手だけで足りなければ現金と組み合わせることもできます。古い額面の切手も、表示額の合計として使えるため、引き出しに眠る切手を生活費へ戻す方法として有効です。

ただし、ゆうパックを扱うコンビニでは切手を運賃の支払いに使えません。切手消化が目的なら、最初から郵便局窓口へ持ち込みます。金券ショップで切手を買う場合は、割引額が移動費や手間を上回るかも計算してください。

ローソンでのゆうパック受付は、ローソン公式のゆうパック案内に支払方法と取扱条件が掲載されています。利用可能な決済は店舗やサービスの条件が変わる可能性があるため、発送時にもレジで確認します。

攻略5:フリマの荷物は提携配送を先に見る

メルカリ、Yahoo!フリマ、Yahoo!オークションなどで売れた品物は、一般のゆうパック運賃をそのまま払う前に、サービス内の提携配送を確認します。全国一律料金、匿名配送、取引画面と連動した追跡が付くことがあり、通常運賃より有利になりやすいためです。

2026年10月の一般運賃改定について、Yahoo!オークションの「おてがる配送(日本郵便)」は送料を変更しないと案内されています。ただし、提携料金は一般運賃と別に改定されることがあるため、発送時の取引画面を正本としてください。案内はYahoo!オークションのお知らせで確認できます。

ゆうパックが向く荷物、他社を比べたい荷物

ゆうパックは25kgまでなら原則として重量による区分が増えないため、小さくて重い本、食器、瓶類などで有利になることがあります。また、全国の郵便局や取扱コンビニへ持ち込みやすい点もメリットです。

一方、170サイズを超える荷物、発送場所の近さ、会員決済、集荷時間などを重視するなら、ヤマト運輸や佐川急便も候補です。会社別の上限と割引を同じ条件で比べる場合は、宅配便3社の料金・サービス比較へ進んでください。

100円安い遠い窓口より、近い集荷が得なこともある

往復30分と交通費をかけて持込割引を得るより、自宅集荷で時間を残した方が家計全体では合理的な場合があります。送料だけでなく、移動費、梱包資材、作業時間、破損リスクまで含めて選びます。

ゴルフ・スキー・空港ゆうパックも10月に変更

専用のゆうパックを使う人は、通常便の料金表だけで計算できません。2026年10月1日以後、重量ゆうパックは新しい基本運賃へ620円、空港ゆうパックは新しい基本運賃へ880円を加えます。

ゴルフゆうパックは、荷物が120サイズ以下なら120サイズ運賃、120サイズを超えると160サイズ運賃です。スキーゆうパックは140サイズ以下なら140サイズ運賃、140サイズを超えると170サイズ運賃になります。ゴルフ・スキー・空港ゆうパックは1個30kg以下です。

スキー板やスノーボードは、合わせて2組まで同梱できる条件もあります。2個に分けた料金と、サイズが上がっても1個へまとめた料金を比較し、ケースの強度と持ち運びやすさを含めて決めます。

9月中に早送りする時は保管条件も確認

値上げを避けるためだけに早く送ると、ホテルや空港が長期間の荷物を受け取れない場合があります。到着希望日、保管可能日、前後配送の日数を確認し、送料差より再送リスクを優先してください。

よくある質問

2026年9月に買った切手は10月以後も使えますか?

切手は表示された額面として使えます。郵便局窓口でゆうパック運賃へ充てる場合は、新料金との差額を別の切手や現金で補います。

10月1日の値上げは受付日と配達日のどちらで決まりますか?

運賃は荷物を差し出す日で考えます。9月中に梱包しても、受付が10月1日以後なら新料金を前提にしてください。

スマホ割の180円引きと持込割引120円を併用できますか?

併用できません。スマホ割はアプリで事前決済する別体系です。郵便局受取割引や、条件を満たした継続利用割引との組み合わせを検討します。

ゆうパックをコンビニへ持ち込めば切手で払えますか?

切手払いはできません。切手を使うなら郵便局窓口へ持ち込みます。コンビニごとに取扱サービスと支払方法が異なるため、店頭案内も確認してください。

着払いでもスマホ割を使えますか?

スマホ割は差出人がアプリで事前決済する仕組みなので、着払いの代わりにはなりません。着払いは適用できる割引条件が異なるため、発送窓口で最終金額を確認してください。

25kgを超える荷物は送れますか?

30kgまでは重量ゆうパックの対象です。2026年10月1日以後は、該当する基本運賃へ620円を加えます。30kgを超える場合は荷物を分けるか、他社の大型配送を比較します。

箱が料金区分の境界ちょうどなら、そのまま出してよいですか?

箱のふくらみや突起も外寸へ含まれるため、60cmや80cmちょうどでは受付時に上の区分になる可能性があります。中身を守ったまま1〜2cmの余裕を作り、完成状態でもう一度3辺を測ってください。

まとめ:測る、配送方法を替える、割引を選ぶ

ゆうパックの節約は、最初に3辺と重量を測り、安全に1サイズ下げられるかを確認するところから始まります。その次にクリックポストやレターパックなどの小型配送を比べ、ゆうパックを使うと決めた後でスマホ割または通常持込を選びます。

2026年10月1日以後は、大型・遠距離の値上げ幅が大きくなります。古い料金表を信じず、発送日、発着地、サイズを揃えて計算し、受取人の都合や破損リスクを犠牲にしない範囲で送料を減らしてください。

ABOUT ME
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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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