引越し難民にならないための対策とは?2024年問題や繁忙期の高騰事情、見積もりのコツを徹底解説
3月、4月は進学、就職、あるいは転勤などによって一年を通じて引越しをする方が多い時期です。そんなタイミングで必要になるのが「引越」です。
そんな引っ越しが多い3月、4月はもともと「繁忙期」と呼ばれる時期であり引越し料金が高騰しやすい時期です。
昨今、そんな状況がさらに進んでおり、料金の高騰はもちろん、そもそも引越しの引き受けすらしてもらえない人も出てきています。そんな“引越し難民”と呼ばれる方が急増しています。
そうならないための方法、あるいはそんな状況でも賢く引越しをする方法や、引越し業界を取り巻く最新の事情について紹介していきたいと思います。
なぜ、引越し難民という言葉が生まれたのか?
引越し難民という言葉は、2018年3月、4月ごろにかけて問題が顕在化してインターネットや報道などでも大きく取り上げられました。その背景には、主に以下の3つの要因があります。
- 働き方改革による労働環境の正常化
- 深刻な人手不足
- 大手宅配業者の引越し子会社による引き受け停止
2019年施行の働き方改革関連法によって長時間労働の削減が強化された結果、引越し業界全体で引き受け可能な件数が減少しました。また、2018年にはヤマトホールディングス傘下の引越し子会社が料金過大請求の問題で国土交通省から行政処分を受け、引越しの引き受けを停止したことも、難民急増の直接的な引き金となりました。
かつて、引越し料金は叩けば叩くほど安くなるといわれていた時期もありましたが、引越し需要はさほど変わらない中で、供給量が不足している状況もすぐに変えることは難しいのが実情です。
「2024年問題」で引越し難民化はさらに深刻に
引越し費用の高額化や予約の取りにくさは、現在も継続・悪化しています。その最大の要因が物流業界の「2024年問題」です。
2024年4月より、トラックドライバーの時間外労働に年960時間の上限規制が適用され、輸送能力が構造的に低下しています。国土交通省の推計では、何も対策を行わなかった場合、2024年に14.2%、2030年には34.1%もの輸送能力不足が生じるとされています。これに燃料費の高騰も加わり、引越し業者もこれ以上仕事を請けられないという状況が慢性化しています。
引越し費用はそもそも繁忙期は高額になりやすい
引越し難民という言葉が生まれる前から、そもそも引越し代金というのは3月、4月の繁忙期は大変高額化しやすいといわれてきました。
引越し業者の仕事の大部分は人の手によるマンパワーに依存する割合が多いです。だからといって、人手というものは、簡単に増やしたり減らしたりすることはできません。そのため、忙しい繁忙期に十分な人手を確保すると、閑散期に人が余ってしまうという問題が生じます。
引越し業者はある一定の基準をベースに人手確保をしていますが、年間引越しの約3割〜4割がこの時期に集中し、3月・4月の取扱件数は通常月の約2倍に達します。そのため、繁忙期にはどうしても人手不足になってしまうわけです。
人手不足で引越し需要を業者の供給量が上回るため、引越し費用も高額化していきます。閑散期と繁忙期を比較すると、引越し代金(見積り)はおよそ1.2倍〜2倍程度になるのが一般的です。
ピーク前倒しの「2月化」と国交省による「分散引越し」の呼びかけ
このような料金高騰や予約困難を避けるため、消費者の行動にも変化が起きています。引越しのピークが従来の3月・4月から2月に前倒しされる現象(2月化)が見られるようになりました。
また、国土交通省および全日本トラック協会などの行政や業界団体も、繁忙期の混雑を避けるよう公式に「分散引越し」を呼びかけています。時期をずらせる場合は、混雑のピークを避けることが最も効果的な対策となります。
引越し難民とならないためにできること
引越し代金の基本的な割引テクニックについては以下の記事も参考にしてみてください。
- 繁忙期を避ける
- 日程を平日等にする
- 早めに見積りを取る
といった基本テクニックを紹介しています。
いや、そんなの分かってるけど、どうしても今、引越しをしないといけないんだ!という方も多いかと思います。
引越し業者が見つからない、引越し見積もり代金が高すぎてとてもじゃないけど払えないという方はどんな対策をとればよいのでしょうか?
自分や友達で軽トラ等を借りて運ぶ
近所への引越しなら業者をつかわずに自分や家族、あるいは友人などにお願いして自分で運ぶという手もあるでしょう。
レンタカー屋さんで軽トラなどを借りて、自分たちで運べばお安く済む可能性があります。特に、近距離の場合はこうした方法で劇的に引越し費用を抑えることができる場合もあります。
ただ、手伝ってくれた友人への謝礼などが必要になるでしょうし、引越し中の事故や破損などのトラブルが発生する可能性があります。
引越しの荷物を減らして依頼する
引越しの荷物が大きいと、業者はそれだけ大きなトラックを用意する必要がありますし、人員も多く必要です。
そのため、不用品はできる限り処分した上で、本当に必要最小限のものだけを引越しの荷物として送るという手もあります。
引越し業者を使わず宅配便を使って引越しをする
また、送る荷物を減らせるのであれば、それを徹底して引越し業者自体を使わないという方法もあります。引越しを専門とする事業者ではなく、宅配便として引越しをするわけです。
宅配便の料金は、繁忙期・閑散期を問わず料金はさほど変わりありません。引越しの荷物が段ボールなどで十分に収まる場合は、宅配便や○○単身パックのようなサービスを使うというのも手です。
じゃあ、ベッドや洗濯機、冷蔵庫などの大型家具家電はどうするんだ?という話になりますよね?
引越し難民に関する調査などでは、引越し費用として繁忙期には50万円から80万円が相場となり、場合によっては100万円を超える請求・見積りが来たという事例も実際にあります。
そうしたケースであれば、家具家電は現地で処分をした上で、新天地(引越し先)で新しいものを購入するほうが安くつくケースもあるかと思います。廃棄するという選択肢以外にも、リサイクルショップなどを使って現金化することだってできるでしょう。
レンタルスペース等に預けて、後から引越しをする
引越し業者が忙しいのは3月~4月です。このタイミングが終わる5月以降は、引越し業者にとって閑散期となり需要が落ち着きます。
ゴールデンウィーク明けの5月中旬くらいに本引越しをするイメージで、それまでの期間中はレンタルスペース等に荷物を預けておけば、引越し費用を節約することができるはずです。
もっとも、レンタルスペースまで荷物を運ぶ必要があるわけなので、大型の家具家電をどうしても引越ししたいという場合、レンタルスペースまでの配送費+正式な引越し費用という事で2重にコストがかかる場合もありますので、その点はご注意ください。
引越し難民、後からできることは少ないけど……
引越し難民になって困ってしまった。という場合、そうなってからできることは多くありません。
今の状況で見積りを取ろうと思っても、見積り自体を受け付けていない業者もあると聞きます。あったとしても金額が100万円、200万円というように、突然提示をされたらボッタクリとしか思えないような金額になることも少なくありません。ただ、それは需給の関係から仕方ない金額になっているわけです。
安くする方法は限られていて、でも必ず引越しをしなければならない場合、
- 高額な料金でも呑む
- 宅配便で配送可能な範囲で送り後は現地調達
このくらいしか選択肢は無いように思われます。そして、時間が経てば経つほどより状況は悪化します。
よくある引越しのテクニックとして「相見積もり」を取って安い業者に決めるというものがありますが、ご自身で一社ずつ電話をしていては時間ばかりがかかってしまいます。そのため、一括見積もりサービスを上手に活用し、効率よく対応可能な業者を探すことが重要です。
また、その他の引越代を節約する方法については「引越代・引越費用を節約するためのコツと業者の選び方」でもまとめていますので、こちらもぜひご参照ください。
いずれにせよ、引越しが決まったら、一日でも早く行動を開始する早め早めの対応をお勧めいたします。
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