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意外と知らない?ピン札・新札を用意する方法のまとめ

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結婚式などのお祝いの席などへのご祝儀やお祝い、御礼などにはピン札・新札(シワや折り目、汚れのついていないお札)を使うのがマナーです。こうしたピン札(新札)は、通常いつでも財布に入っているわけではないですよね。

結婚式や出産祝い、入学祝、お年玉、あるいはちょっとした御礼のタイミングなどでピン札が必要になった時の手に入れ方や、急に必要になった時や土日祝日にピン札を用意する方法を紹介していきます。

新札(ピン札)と旧札と冠婚葬祭での使い分け

日本の冠婚葬祭において、お金を包むときは大きく、ご祝儀と不祝儀に分けられます。

ご祝儀・・・結婚祝い、出産祝い、入学祝い、お年玉 など
不祝儀・・・香典、お見舞い など

このご祝儀の際は新札(ピン札)を、そして不祝儀の際は旧札(すでに使用されているお札)を包むのが一般的なマナーとなっています。

これはお祝い事の大部分が前もってわかっていることなので、「あなたのお祝い事のために前もって準備しておきました」という気持ちを示すために新札を使うもの。

そして不祝儀は大抵が突然の出来事なので、事前に用意しておきましたという意味がある新札を使うのはマナー違反で旧札を使うべきという理由になっています。

 

銀行でピン札・新札として出金する・両替する

一番手っ取り早いうえに手数料などもかからない方法です。

口座を持っており、預金を預けている銀行に行って出金(払い戻し)を依頼し、その時に新札(ピン札)でお願いしますといえばOKです。払い戻し用紙によっては専用のチェック欄が設けられているものもあります。

ちなみに、出金ではなく、両替をお願いするという方法もありますが、この場合枚数が多くなると手数料が発生することがありますのでご注意ください。
大きな銀行だと両替用のATMが設置されているケースもあります。

この方法が最も確実なのですが、問題は銀行窓口の営業時間です。銀行窓口は原則として平日の15時(午後3時)までしか開いていないので、それ以外の時間帯や土日祝日の場合は利用できません。

 

郵便局(ゆうちょ銀行)はどう?

郵便局でも現在は一部の局を除いて、新札への交換が可能です。ゆうちょ銀行(郵便局)は場所によっては夕方まで窓口が開いているところもありますので、銀行の営業時間が過ぎた場合などは郵便局を活用するのもよいですね。

ただし、土日祝日や夜間などは同様にNGです。

 

コンビニATMで頑張ってみる

土日などで窓口は開いていないけど、新札(ピン札)がどうしてもほしいという場合は、ATMをつかって新札が出るまで頑張るという方法もあります。

中でもコンビニATMは通常の銀行ATMよりもコンパクトに設計されていることもあって、場所を取りにくい新札が使われるケースが多いといわれています。そのため、コンビニATMで限界(50万円)を一度に出金してピン札が出てくるまで何度も頑張るというのも一つの手かもしれません。

ただし、コンビニATMの場合は出金手数料がかかることもありますのでご注意ください。コンビニATMの入出金手数料については「コンビニATMで入出金の手数料を無料にする方法」の記事でも詳しくまとめています。

 

アイロンがけで疑似的なピン札を作る

コンビニATMや財布の中に新札ではないけど、比較的キレイなお札があるのであれば、アイロンがけをして疑似的にピン札にするという方法もあります。

深いシワや汚れがないものをえらびましょう。アイロンをかけるときはスチームが有効と思うかもしれませんが、スチームをあてると水分の影響で形が変化するのでNGです。ドライでアイロンをかけます。

お札のホログラム部分はアイロンをかけると変色する恐れがるのでその部分には熱を加えないようにしてください。

 

結婚式ならホテルのフロントで両替してくれるところが多い

結婚式などのご祝儀という場合はホテルのフロントに確認してみるのも一つです。お祝いごとの多いホテルではこうした新札の需要が高いため、顧客サービスの一環として両替用の新札を用意してくれているケースもあります。

もちろん、あくまでもサービスなので、当たり前にそれがあるとは思ってはいけませんが、急に必要となった場合は電話などで一度確認してみるのも手かもしれません。

 

まとめ。早めに用意しておくのが基本だけど何とかなる

ご祝儀やお祝いのための新札・ピン札については平日であればほぼ確実に手に入れることができます。そのため、必要な数日前に気づきさえすればなんとかなります。

一方で土日祝日のようなタイミングだと新札を入手できるかどうかは運任せになります。