お金に関するマナー・常識 PR

お金を渡すときのマナー。包み方や封筒への入れ方など

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syugiご祝儀や不祝儀、あるはちょっとしたお金のやり取りなどで現金を渡すという機会は少なくないと思います。そんなときに恥をかかないためのお金の包み方や封筒への入れ方、渡し方などを紹介していきます。

お金を渡す時もちょっとした気遣いや心遣いをすることで相手の心証や感じ方は変わってくるはずです。ちょっとしたところで損をしないようにしましょう。

ご祝儀でお金を渡す時のご祝儀袋の使い方、マナー

まずは、お祝いの席でのお金の渡し方です。結婚式や発表会などえご祝儀をお渡しする機会ってありますよね。そういう時のマナーです。

 

ご祝儀は新札(を用意しよう

ご祝儀の時は新札(ピン札)を用意します。ご祝儀はお祝いの席に招待されていくわけですから、招待されて心待ちにしていましたという気持ちを含めるためにもピン札を用意しましょう。銀行や郵便局でご祝儀用に新札が欲しいのですが……といえば用意してくれます。

 

内袋は表面にお札の顔が来るようにする

ご祝儀袋はお札を入れる内袋とそれを包む外装(上包み)で構成されます。内袋には表面に金額を記載し、裏面にあなたの氏名、住所を書くのが一般的です。その際、お札は表面にお札の顔が来るようにそろえておきましょう。

 

外装(上包み)はご祝儀袋の折り目は上が下

内袋を包む外装(上包み)の折り目は上の部分を下に入れます(袋の上の折り返し部分を下の折り返しで重ねる)。おめでたい事なので顔を上げると覚えておくとよいかもしれませんね。

後述しますが、不祝儀袋の場合は逆になります。

 

ご祝儀袋は袱紗(ふくさ)に入れていく

ご祝儀は直接鞄やバッグなどに入れないのが基本です。袱紗(ふくさ)に包んで持っていくようにしましょう。

袱紗が無い場合は大きめのハンカチなどで代用しても構いません。袱紗で包む場合は右側を重ねるように包みます。

最近では使いやすい金封タイプもあります。ちなみに慶事用は右開きとなります。

 

不祝儀でお金を渡す時の不祝儀袋の使い方、マナー

不祝儀袋は通夜やお葬式、法事などの際に現金を包む水引きがついた袋です。お悔やみ袋、香典袋とも呼ばれますね。

 

新札はできるだけ避ける。新札なら自分で折り目を入れておく

不祝儀でお金を渡す時のマナーとしては新札(ピン札)については使わない方が無難です。新札の場合は自分で折り目を入れおけばOKです。なお、香典等の金額などについては「お通夜や告別式に参列するときの香典のルールやマナー、包む金額の相場」でもまとめています。

 

外包みは祝儀袋とは逆に折り目の上を下にする

ご祝儀のケースとは逆の折り目とするのがマナーです。
お悔みは頭を下げていると覚えておくと間違いがないでしょう。

 

不祝儀袋も袱紗に入れるけど入れ方が逆

不祝儀袋も、袱紗に入れて持っていきましょう。このときの折り方は祝儀袋の場合と反対で左側を重ねるようにして包みます。
金封タイプの場合も不祝儀用に左開きの物があります。

 

ちょっとした時にお金を渡す時のマナー

慶弔ではなく、立て替えてもらったお金をお返しする時や、ちょっとしたお礼をお渡しする時、代金を支払う時のように仰々しくお金を渡すのではないケースでの渡し方はどうでしょうか?

 

基本は封筒で渡すのが基本

金額が少ないから、あるいは仲が良いからといって肌銭(現金そのまま)で渡すのはどうかと思いますので、封筒に入れて渡しましょう。その時はその場で金額を確認できるように封はしないようにしておきましょう。
また、そういう時でも封筒の表面にお札の顔が向くようにそろえておきましょう。

一言「○○の件で立て替えてもらいましたお金です。○○円入っておりますが、念のため確かめてもらえますか?」と一言おかけしましょう。

このほか封筒にあらかじめ「○○の代金  ×××円」といったように内容と金額を記載しておくとより丁寧かもしれません。

 

お釣りがないように事前に用意しておく

また、立て替えてもらった時、会費などの支払いがあるというようにあらかじめ金額がわかっている場合はお釣りがでないようにあらかじめ必要な分のお金を用意しておくとよいでしょう。

 

裸のお金を渡すとき

封筒がない、急に渡す必要ができたときなどは一言「裸で失礼しますが…」添えてお渡しするとよいでしょう。

 

以上、いろいろな場面別にお金の渡し方をまとめてみました。参考になれば幸いです。