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車両保険の必要性。メリット、デメリットと保険料の節約術

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car-accident-1446905自動車保険(任意保険)については自動車を運転する人ならだれもが加入しておきたい保険です。その一方で自動車保険に加入する人が悩むのが、保険に「車両保険を付けるか付けないか?」「つけるとしても免責金額や補償内容をどうするか?」というところだと思います。

今回はそんな自動車保険の「車両保険」について、その必要性や加入するメリットやデメリットのほか、加入するのであれば考えておきたい上手な加入方法や保険料節約方法をまとめます。

車両保険の必要性は相対的に低い

正直いって、自動車保険の中でも車両保険はその他の補償と比較して必要性は薄い保険です。保険性質から考えて車両保険の補償内容が必要不可欠ではないからです。

 

対人賠償・対物賠償は超高額な支払い責任が生じるので保険は必要

たとえば、自動車事故を起こして人を死傷させた場合には1億円にも上る賠償責任が生じる可能性があります。物を壊した場合も場合におっては数千万円単位の賠償が生じることもあります。

こうした賠償責任が生じたとき、普通の人はその補償ができないため、対人賠償保険や対物賠償保険などの自動車保険に加入する必要があります。

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車両保険の補償範囲は最大でも車の買い替え代金程度

一方で、自分自身が運転する自動車に傷が入ったり破損したりした場合はどうでしょうか?
超高級車出ない限り、自動車の価格は100万円~300万円くらいの範囲でしょう。

全損したとしてもこの程度の負担です。また、全損となるような自動車対自動車の事故であれば、過失割合分は相手の対物賠償保険から支払われますので、全額自己負担になるわけでではありません。

修理範囲が限定された破損であれば修理費用は数万円から数十万円で済むはずです。

こう考えると、車両保険で補償される範囲が仮に補償されなかったとしても、人生において大きな問題になるようなことはなさそうです。

 

保険は基本的には損をする商品

保険の基本ともいえますが、保険は加入しなくていいなら加入しないほうが経済的にはお得な金融商品です。

保険会社は事故の発生確率と損害額を計算したうえで、それに保険会社の儲け分を上乗せしたものを、保険加入者全体で割って保険料を算出しています。

つまり、期待値ベースで考えると自動車保険は損をします。一方で保険の持つ価値というのは、「災いが起こる確率は低くてもいざ実現してしまったとき。自分一人ではどうしようもないの損害を軽減する」というところにあります。自動車保険でいえば、人身事故を起こしたときの高額な賠償金がこれにあたります。

こうした意味で保険には価値があるわけです。これは自動車保険に限らず、生命保険や医療保険などのあらゆる保険に言えることです。

話を車両保険に戻すと、事故などによって自分自身の自動車が被害を受けたときの損害を自分の貯金等を含めてカバーできるかできないかを考えるとよいでしょう。

 

以上が、車両保険を考えるうえでの原理原則となります。ただし、ここまでで説明したことはあくまでも理屈的な話にすぎません。

たとえば、自動車をローンで買っている方は、期間中に車両事故で全損となって買い替えが必要になると、古い自動車のローンを払いながら、新しい自動車のローンも払うことになるなど家計的なダメージが大きくなります。こうしたタイミングではやはり車両保険に加入しておいたほうが安心といえるでしょう。

また、新車だから事故に遭ったときは完全に修理したいというかたも車両保険に加入しておいたほうがいいかもしれません。

 

車両保険に加入するメリット、デメリット

メリットは補償です。自動車の傷や損傷は修理に出すと意外と高額になることが多いです。
ちょっとした凹みと思ったら意外と修理が大変で10万円以上も修理費用が掛かったということも珍しくありません。

また、車両対車両や追突のように破損規模が大きな事故の場合には数十万~百万円単位の修理費用になる可能性もあるでしょう。

このほかにも、風水害、いたずら、飛び石、盗難などの被害に対しても車両保険はカバーしているのでこうした修理費用をカバーできるというのがメリットです。

 

車両保険に加入するデメリット

デメリットとしてはやはり「自動車保険料のアップ」が大きいです。保険料アップは車種によって変わりリスクが高い自動車と判断された場合はかなり高額な保険料になってしまいます。車両保険は補償される範囲が広いというのも保険料が高い要因の一つといえます。

もう一つのデメリットは保険事故が発生したときに「保険を使うべきかどうか?を悩まなければならない」ということです。

火災保険などの保険と違い、自動車保険には「等級(ノンフリート等級)」というものが設定されています。保険を使うと等級が下がってしまい、翌年以降の保険料の割引率が下がり、保険料がアップしてしまうのです。さらに、2012年ごろからスタートした「事故あり係数(事故あり等級)」の導入によって、保険を使ったときの翌年以降の保険料の上昇率がさらに拡大しています。

こうしたことから、現実的には10万円~20万円くらいまでの自損事故であれば結局保険を使わずに自腹で直したほうが安い……。ということもあり得るわけです。

せっかく車両保険に入っているのに保険を使わないほうがお得だなんておかしな話ですが……。

なお、上記は3等級ダウン事故のケースであり、盗難や風水害による被害、いたずらや窓ガラス破損などの1等級ダウン事故のケースはこの限りではありません。

 

車両保険を節約するためのポイント

以上を踏まえて、車両保険の保険料を節約するための加入のポイントをまとめたいと思います。

 

1)車両保険の補償範囲を狭くする

車両保険には下記の4種類の補償範囲が異なる保険があります。全補償の「一般」と比べて車両事故に限定した「エコノミー」、あるいは自然災害や盗難のような被害の実を補償する「限定A」、組み合わせの「エコノミー+限定A」などがあります。

一般 エコノミー 限定A エコノミー+限定A
単独事故 × × ×
車との事故 ×
当て逃げ × × ×
台風・洪水 ×
火災・爆発 ×
盗難 ×
落書き ×
いたずら ×

事故の種類によっては補償されない場合があるというのはリスクですが、こうした方法もあります。

 

2)自損事故には免責金額を高めに設定する

免責金額というのは、この金額までは保険を使ったとしても自己負担にしますよというものです。どうせ10万円くらいまでの事故なら保険は使わないなら、車両保険の免責金額を10万円にしておきましょう。こうすれば車両保険料を大きく抑えることができます。
ちなみに、修理費用が高額になりがちな自動車同士の事故のケースで、相手にも過失割合があると、相手に車両損害の賠償請求ができます。この賠償分はまず免責部分に充当されることになっているので、車両事故の場合は逆に免責金額はあまり重要視する必要はないかもしれません

また、免責金額を設定しても「車対車免ゼロ特約(自動車同士の事故の場合は免責金額ゼロ)」などの特約もつけられることがあります。

自損事故は保険は使わないというのであればこうした免責金額を設定することで保険料を抑えられます。

 

ちなみに(1)と(2)は組み合わせても効果的ですが、片方だけでも効果があります。

たとえば、保険の種類は「一般」にするけど免責金額を10万円に設定するという方法にするだけでもかなりの効果を生みます。そもそも、10万円以下の事故なら保険を使わないほうがお得なケースが多いということを考えると免責10万円を設定しておけばあきらめもつくでしょう。

このケースの注意点としては、なんだかんだで修理費用が20万円とかになった場合ですね。
この場合保険を使っても自己負担額+翌年以降の保険料値上がりを考えると損になるので結局自己負担になってしまうという話になります。

こう考えると車両保険の価値としては修理費用が50万円とか100万円といったように高額になる事故の場合だけ使える保険というように割り切って考える必要がありそうです。

 

ちなみに、車両保険を設定する場合は保険会社によって保険料にかなりの差が生じる可能性が高いです。加入するのであれば保険会社をしっかりと比較したうえで、どこで加入するかを決めましょう。

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以上、車両保険の必要性。メリット、デメリットと保険料の節約術を紹介しました。