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クレジットカードの利用限度額・枠を増やすための方法

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okクレジットカードの利用限度額はカード会社があなたに対して後払いを認めている上限額となります。限度額が高いほどいいというわけではありませんが、枠が小さすぎると買い物に困ることもありますね。

今回はそんなクレジットカードの利用限度額を増やしたい枠をアップさせたいという人のために、利用限度額の決まり方や増やし方などを紹介していきます。

クレジットカードの利用限度額のしくみ

利用限度額というのは冒頭にも書きましたが「あなたに対して後払いを認めている上限金額」です。毎月の限度額などと書かれることもあるので、1か月あたりのお買い物可能な金額と考えている方もいますが、こちらは厳密には間違いです。

あくまでも、与信の総枠となりますので、月が変わったとしても、カード会社への支払い(引き落とし)がまだの場合、枠は回復しません。

たとえば、枠が50万円という場合で毎月末締めの翌月10日払いだとしましょう。
末日までに40万円のお買い物をしている場合、翌月の1日になっても、まだ40万円が支払われていないので、50万円-40万円=10万円までしか利用することはできません。

10日になって前月分の40万円の支払いが完了したら枠が40万円分増えるという形になります。

ですから、クレジットカードの利用限度額は「1か月+締め切りから支払日までの期間」に対する限度額ということになります。上記のケースの場合は40日くらいということになりますね。

 

クレジットカードの利用限度額の決まり方

利用限度額は人それぞれで変わります。
基本的にはカード会社があなたに対してこれくらいなら後払いにしていてもリスク上問題ないかな、という金額が設定されています。この設定金額はトータル的には「信用力の高さ」によって決まりますが、個別には下記のような様々な要因によって決定されます。

・勤務先や年収などの個人属性
・クレジットカードの利用状況(利用額や返済状況)
・クレジットカードのグレード(一般カード、ゴールドカードなど)
・他社の利用状況

こうした点をカード会社が総合的に判断して利用限度額というものが決まるわけですね。

 

カードの利用限度額を高めるにはどうしたら良いのか?

それではクレジットカードの利用限度額(枠)を広げるにはどうしたらよいのでしょうか?

 

1)カード会社に増枠をお願いしてみる

単純に利用限度額をアップさせたいと連絡してみるのも手です。カード裏面の電話やインターネット上の管理画面などから増額申請が可能です。増枠依頼をして、カード会社が審査をしてOKなら増額となります。

ただし、下記のような状況に該当する方はそもそも増枠自体をお願いしない方がいいかもしれません。

・他のカードや消費者金融、カードローンで支払いの遅延をしている
・お金が必要でカードローンや消費者金融に多数申し込みをしている

こうしたケースでは「個人信用情報機関」にそのような記録が残っている場合があります。増枠依頼をされたカード会社は審査を行います。この審査時には信用情報機関の情報も利用することがあります。

この時に上記のような問題がわかることで、「この人は危険だ」と判断されて増枠どころかカードが召し上げられてしまう……なんてことになるかもしれません。

特に審査が緩いとされているクレジットカードにはこうした傾向が強いです。詳しくは「クレジットカードが強制解約される4つの原因と対策」でも紹介していますのでご一読ください。

 

2)一時増額(一時増枠)の申し込みをする

一時増額・一時増枠というのは、利用限度額を一時的にアップさせるという方法です。利用方法はカード裏面に書かれている電話番号に電話をして、一時的な利用限度額の増額をお願いしたいと伝えれば手続きしてくれるはずです。

また、管理サイトにログインして申し込みをすることができるようになっているカード会社もあります。

一時増額の可否や金額については、これまでのクレジットカードの利用状況や利用年数などによっても変わってきます。なので、作ったばかりのカードなどでは一時増額が利用できないというケースもあるようです。

注意点として、一時増額による利用限度額拡大では換金性が高い商品(商品券や新幹線の回数券など)の購入が制限されることがあります。これは「クレジットカードのショッピング枠現金化がおすすめできない当たり前すぎる理由」でも紹介したようなショッピング枠の現金化といった問題行動を予防するための措置となっているようです。

 

3)クレジットカードのランク(グレード)をアップさせる

カード会社によってはクレジットカードのグレードに応じて一定の利用限度額の幅を持たせているところもあります。クレジットカードは「一般カード」→「ゴールドカード」→「プラチナカード(プレミアムカード)」といったように同じカードでも異なるランクのカードを発行していることがあります。

一般カードよりはゴールドカードの方が利用限度額(枠)が高く設定されていることが多いので、枠を手っ取り早く高めたいという場合は、カードをランクアップさせるというのも手ですね。

ただし、一般カードよりもゴールドカードの方が年会費が高い、属性等の審査が一般カードよりも厳しいといった問題もあります。

 

4)新しく別のクレジットカードを作る

信用力に不安がある……という人は今保有するカードの枠を増やすというよりは新しくクレジットカードを作る方がおすすめです。この方法であれば、仮にクレジットカードの審査に落ちてしまったとしても、今保有しているクレジットカードに対する影響はありません。

クレジットカードの増枠申請で逆に強制解約なんていう問題を回避することができます。

 

5)デポジット(保証金)を入れる、デビットカードを使う

これはアメリカンエキスプレスのクレジットカード限定となりますが、デポジット(保証金)をあらかじめ入れておけば、その範囲であれば利用限度額をアップさせることができます。たとえば、まとまった支払いをカード払いしたいという場合は、その分だけ事前にお金を入れておけば、カード会社もリスクなくカード決済できるわけですね。

同じように、クレジットカードではなありませんが、最近はクレジットカードの決済システムを利用したブランドデビットカードというものも登場しています。VISAやJCBなどが使えるお店なら該当する銀行のキャッシュカードで預金残高の範囲ならお買い物が可能です。
参考:ブランドデビットカードとJ-Debitの違いを比較。デビットカードの特徴を理解しよう。

後払いという性質は無くなってしまいますが、結婚式の費用や高額医療費の支払いなどでカード払いをしてぽいんとを貯めたい!というような場合には有効ですね。

 

6)そのカードを毎月使って毎月しっかりと支払う

いわゆるクレヒス(クレジットヒストリー)と呼ばれるクレジットカードの利用履歴を積み上げるというのはもっとも基本的かつ効果的な方法です。1年、2年と長く使い続けていけばカードの枠も次第に高くなっていくはずです。

・利用頻度を増やす
・利用金額を増やす
・毎月期限までに必ず支払いをする

これを忘れなければ次第にカード会社からも高く評価されるようになるはずです。速効性があるわけではないですが、中長期的にはこれが一番有効です。

 

7)他のクレジットカードをリストラする

何枚もクレジットカードを持っているという人は使っていないクレジットカードをリストラ(解約)することで利用限度額をアップさせることができるケースがあります。カード会社は途中でも書きましたが「個人信用情報機関」を通じてあなたの利用しているカード会社などの情報を見ることができるようになっています。

他にもたくさんのカードを持っているということもわかりますので、たくさんのカードを持っている人はなかなか利用限度額がアップしにくいというケースもあるようです。

使っていないクレジットカードがあるというのであればカードのリストラも一つの手かもしれません。使っていないカードの解約については「クレジットカードをリストラ(解約)すべき3つの理由と方法」も参考にしてみてください。

 

以上、クレジットカードの利用限度額・枠を増やすための方法をまとめてみました。