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航空会社の上級会員になれるクレジットカードを徹底比較

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plane-sailing-1528195飛行機に乗る機会が多い方にとって魅力的なもののひとつが航空会社(エアアライアンス)の上級会員ではないでしょうか?サービスが充実した航空会社のラウンジの利用や、優先予約や優先搭乗、エアラインによっては座席のアップグレードなどのサービスもあります。

基本的にこうしたエアラインの上級会員は、当該航空会社をよく利用している人向けのサービスであって、年に数回飛行機に乗ります、程度ではなることができません。ただし、一部のクレジットカードを保有すれば、それだけで航空会社の上級会員となることができます。

今回はそんな航空会社の上級会員権利が付帯したプレミアムなクレジットカードを紹介していきます。

世界三大アライアンスと上級会員

2016年現在、世界三大アライアンスとされるのは「スターアライアンス(ANAなど)」「ワンワールド(JALなど)「スカイチーム(デルタ航空など)」の3つがあります。近年ではLCC(ローコストキャリア)の台頭によって、こうした三大アライアンスに属さない航空会社も増えていますが、○○

 

航空会社の上級会員とアライアンスの仕組み

基本的には各航空会社で会員制度・上級会員制度を用意しています。たとえば、ANAでは「プレミアムメンバーサービス」という会員制度があります。これはANAの会員制度なのですが、同時にANAで上級会員の資格を満たすと、対応したスターアライアンスとして共通の会員ステータスが与えられることになり、加盟航空会社でも上級会員として扱ってくれます。

たとえば、ANAのプラチナメンバーとなると「スターアライアンスゴールドメンバー」としてスターアライアンスに加入している航空会社(たとえばユナイテッド航空)でも上級会員として扱ってくれます。

 

スターアライアンス

スターアライアンスでは国内航空会社ではANAも所属する航空連合です。上級会員として「スターアライアンスシルバーメンバー」「スターアライアンスゴールドメンバー」の2つのランクがあります。
ANAの場合、プレミアムメンバーサーのブロンズで「シルバーメンバー」、プラチナ、ダイヤモンド、SFC会員が「ゴールドメンバー」となります。

 

ワンワールド

JALが加盟する航空連合。エリートステータスという上級会員制度があります。下から「ルビー」「サファイア」「エメラルド」の3ランクが用意されています。JALの会員においてはJMBクリスタルで「ルビー」、JGC会員、JMBサファイアで「サファイア」、JMBダイヤモンド、JGCプレミアで「エメラルド」の扱いとなります。

 

スカイチーム

日系の航空会社は所属していませんので、国際線を利用する方くらいしかご存じないかもしれません。代表的なところだとデルタ航空などがあります。アライアンスとしては「スカイチームエリート」「スカイチームエリートプラス」の二段階の上級会員制度となっています。

 

上級会員をクレジットカード作成で達成する方法

前述の航空会社の上級会員になるには、各社で基準こそ異なりますが、それぞれの航空会社の飛行機に乗って上級会員判定用の基準を満たす必要があります。各プログラムは1年ごとの更新なので、たとえばANAで毎年プラチナ会員をキープするには5万プレミアムポイント(羽田-伊丹なら年25往復くらい※)の実績を積む必要があります。

「毎年」というのは相当しんどいです。よほど出張などが多い方や海外に頻繁に行くという方は別として一般の人がこれを満たすのはかなり難しいでしょう。

そこで活用したいのが冒頭にも書いた上級会員資格が付帯するクレジットカードです。
2016年現在、ANA,JAL,デルタ航空の3社がクレジットカードを持つだけで上級会員資格が付帯するカードを発行しており、ANAなら「スターアライアンスゴールドメンバー」、JALなら「ワンワールド サファイア」、デルタ航空なら「スカイチームエリート」としての会員資格を得ることができます。

 

ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)

ANAプレミアムメンバーサービスで「プラチナ」以上の方だけが申込みできるクレジットカードです。
1回だけ、プラチナメンバーになる必要がありますが、そこでSFCに申込みをしてカードをゲットできれば、年会費を払い続ける限り永久に、ANA SFC会員としてスターアライアンスゴールドメンバーとなることができます。

ANAの上級会員となれるので国際線はもちろんですが、国内線の利用においてもANAラウンジが使えるなどのメリットがあります。一方の入手難易度は今回紹介する3枚の中では最も高いでしょう。SFCを取得するために、修行と称して必要もない飛行機に乗るということをする方もいらっしゃいます。

年会費:10,250円(税別)~
入手難易度:高い

>>ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)は半永久的にANA上級会員になれるクレジットカード

 

JAL JGC(JAL グローバルクラブ)

こちらもANA SFCと同様です。JALの会員制度であるJMB(JALマイレージバンク)において年間5万FOP(Fly Onポイント)をためることでなれるサファイアとなることで、JGCカードの申し込みが可能となります。以降、年会費を払えばJGC会員として、ワンワールドエリートステータスである「サファイア」の資格を取ることが可能です。

ANA SFCと同様に入手難易度は高めですが、JALはFOPポイント倍増キャンペーンなどを行うこともあるのでタイミングを狙って長距離路線に乗るなどすれば意外と楽な場合もあります。

年会費:10,000円(税別)~
入手難易度:やや高い

>>JALカードの最高峰JGC(JALグローバルクラブ)はJAL上級会員資格が半永久的に得られるクレジットカード

 

デルタスカイマイル・アメックスゴールドカード

デルタスカイマイル・アメックスゴールドカードは航空会社の上級会員資格が取れるクレジットカードの中では唯一、すでにどこどこの上級会員であることといった資格要件がありません。
直接申込みが可能なので、年会費とアメックス(クレジットカード)の審査にさえ通過すればいつでも入手が可能です。

カード会員になるとデルタ航空の「ゴールドメダリオン会員」という上級会員資格を得ることができます。同時にスカイチームエリートというスカイチームの上級会員としての資格も有することになります。

入手難易度は今回紹介する3枚の中では最も楽です。常時募集されているので「こちら」の公式サイトから申し込みがいつでも可能です。

一方で国内線が中心の方にはメリットが少ないという点や、ほか2枚と比較すると年会費がやや高めというのもデメリットといえそうです。

年会費:26000円(税別)
入手難易度:低い

>>デルタ航空上級会員になれるデルタスカイマイル・アメックスゴールドカードの魅力

 

飛行機に乗らないなら価値はないけど…

正直、あまり飛行機には乗らないけど上級会員という響きだけでほしい、という方はやめておいた方がいいと思います。それぞれ維持費があまり馬鹿にならないからです。

たとえば、国内線に年1回、2回乗るかどうか?という方であれば、SFCやJGC取得のために修行したり、高い年会費を払うよりも、素直にプレミアムクラス(ANA)や国内線ファーストクラス(JAL)に追加料金を払って乗る方がよっぽど経済的です(座席もいいし、機内食や機内でお酒も飲めるし)。

一方で、日ごろから出張や旅行などで日常的に飛行機を利用する機会があるという方にとっては魅力的といえるかもしれません。また、マイルをクレジットカードなどで貯めて特典航空券(無料航空券)で飛行機に乗ることが多いという人も、お勧めといえるでしょう。

いずれにしても、使う人を選ぶクレジットカードではありますが、ベネフィットを感じることができる方には魅力的なカードといえます。

 

以上、航空会社の上級会員になれるクレジットカードを紹介しました。