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クレジットカードの暗証番号の決め方とルール

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password最近ではほとんどのクレジットカードがICチップ化されており、お店でカード決済をするときもサインではなく暗証番号の入力を求められうことが多いことかと思います。そんな暗証番号、サインをするより手軽で、かつセキュリティ性も高い一方で注意点もあります。

それは番号の漏洩です。クレジットカードの不正利用は盗難保険でカバーされますが、暗証番号決済の場合、利用者の重大な過失として補償されないのです。

クレジットカードの暗証番号は超重要!

クレジットカードで決済をするとき、一昔前は“サイン(署名)”が一般的でいたが、ICクレジットカードが普及したことで、直近では暗証番号の入力が一般的です。

この暗証番号はクレジットカード決済において超重要なセキュリティ情報となっています。絶対に他人に漏らしてはいけませんし、知られないようにしないといけません。

 

暗証番号が漏えいしたら盗難保険が効かない

クレジットカードが不正に利用された場合、盗難保険が適用されますので不正利用された金額をカード利用者が負担する必要はありません。

しかしながら、「暗証番号」を用いて決済された場合、暗証番号を知られたという過失がカード会員にあるとみなされるため、盗難保険の適用対象外になる場合があります。

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そのため、クレジットカードの暗証番号については「他人に類推されにくい番号」にすることが鉄則です。

クレジットカードの暗証番号は4ケタの数字です。

この暗証番号、多くの人は「覚えやすい数字」を使う傾向があります。この覚えやすい番号をどう決めるかが大切です。

 

暗証番号が類推された場合もNG?

2017年3月にカード会社のJCBが暗証番号に関する利用規約を改訂しました。下記のような内容が追加されています。

会員は、暗証番号を新規登録または変更する場合、生年月日・電話番号等の他人に推測されやすい番号利用を避けるものとします。推測されやすい番号等を利用したことにより生じた損害に対し、両社は一切の責任を負わないものとします。

会員は、暗証番号を他人に知られないように善良なる管理者の注意をもって管理するものとします。カード利用の際、登録された暗証番号が使用されたときは、その利用はすべて当該カードを貸与されている会員本人が利用したものと推定し、その利用代金はすべて本会員の負担とします。ただし、登録された暗証番号の管理につき、会員に故意または過失が存在しない場合には、この限りではありません。

少なくとも、誕生日、生年月日をクレジットカードの暗証番号にしている人は今すぐ別の番号に変更するようにしてください。

 

よくある推測されやすい暗証番号の例

以下はダメな例です。こうした番号を設定している場合は変更を検討しましょう。

  • 誕生日、生年月日
  • 携帯電話番号の下四桁
  • 固定電話番号の下四桁
  • 車のナンバー
  • 住所の番地、部屋番号
  • 連続した数字(※)

※4桁の暗証番号で付けられることが多いのが「1234」「1111」「0000」「1212」「7777」などの数字です。

 

財布は個人情報の宝庫

クレジットカードが紛失・盗難されたという場合「財布ごと」というケースも多いことでしょう。
そうした時に注意すべきことは、財布の中に入っている情報で類推できる暗証番号にしないことです。

たとえば、免許証が入っていれば、「生年月日」「住所」などの情報が分かります。5月5日生まれだから0505を暗証番号にしているといったようなケースは非常に危険と言えるでしょう。

仮に、自分が第三者に番号を教えていなくてもこのように類推できる環境を作ったということ自体が過失とみなされる可能性があるわけです。

中には暗証番号を忘れるからといった理由でカードの裏に暗証番号をメモっている人もいるという話を聞きますが、こんなのは論外です。

ちなみに、分かり易い分かりにくいは別として、クレジットカードの不正利用(盗難など)において「暗証番号入力」で決済が行われた場合には盗難保険の対象にならないので、暗証番号は超重要だと理解しておきましょう

 

暗証番号の決め方

基本的にはクレジットカードの暗証番号は複数回間違えるとロックがかかって使えなくなるようになっているので、類推できにくい番号であれば問題ないです。

あまりにも分かりにくい番号にして自分自身が忘れてしまったというのは論外です。自分ならではのルールを作って数字を足したり引いたりするほか、今は使っていないけど思い出深い番号をヒントに暗証番号をつくるという方もいらっしゃるようです。

  • 親族・配偶者の電話番号
  • 親族・配偶者の誕生日
  • 覚えやすい数字を特定の計算式で変換したもの
  • 自分が好きな年号
  • かつて住んでいた場所の電話番号や地番

これらは類推しやすいとは言えないはずです。

 

複数のクレジットカードの暗証番号は統一しても大丈夫?

大丈夫だとはいえません。やはり一枚の暗証番号が何らかの形で漏洩した場合、他のカードでも不正に利用されてしまうためです。

とはいっても、一つ一つのカードにそれぞれ別の固有の番号を振って全部覚えるというのは現実的ではないというのもわかります。

対応方法としては数字の内2桁または3桁は共通にしておいて残り二つをクレジットカードのブランドやカード名などでルールをつけて番号を振るというような方法もあります。

 

暗証番号を忘れたら買い物できないの?

普通のお店での買い物であれば、暗証番号の入力を要求されても、「サインでいいですか?」といえば従来のサインタイプの本人認証に変えてもらうことができます。

なので、暗証番号が必ず必要というわけではありませんが、暗証番号がないとお買い物できないようなケースもありますので、忘れないようにしましょう。

忘れた場合はカード裏面の電話番号に連絡をして再設定の方法をお尋ねください。

 

以上、クレジットカードの暗証番号の決め方とルールについてまとめてみました。